【編集後記】飛行機内でのiPhoneを使ったタイムラプス撮影が密かなブーム。発熱には要注意

2014年9月から航空法の規制が緩和され、飛行機の離着陸時にも、電子機器が使えるようになりました。
以前のようにiPhoneやデジカメの電源を落とす必要がなくなりました。
離着陸時にも、デジカメや携帯電話で写真・動画を撮影できるようになりました。
(電波を発しない状態、iPhoneでいう機内モードは必要)

詳しくはこちら:機内での電子機器の使用について/手荷物について│航空券│ANA国内線

その規制緩和とほぼ同じタイミングで、2014年9月にリリースされたiOS 8では、標準の「カメラ」アプリに「タイムラプスモード」が搭載されました。
それ以来、離着陸時も含めたフライトの様子をタイムラプス撮影(低速度撮影)するのが、密かなブームになっています。
以前よりも、窓側の席の人気が高まったと聞いたことがあります。
私の撮影した動画はこちら(49秒)。

(機体に防除雪氷液がかけられているため、冒頭の景色はドロドロしています)

90分ほどのフライトなら、iPhone 6/6 Plusの内蔵バッテリーだけで、離陸から着陸まで撮影できました。
フライト中にもiPhoneを使いたいなら、iPadなどもう1台のデバイスを持ち込むといいでしょう。

撮影中ずっとiPhoneを手にもっているのはツラいので、何らかの方法で固定しなければなりません。
私が利用したのは、昨日レビュー記事を公開した「Gooey 吸着型ハードケース」です。
ガラスや鏡などの平面に、iPhoneをぴったり貼り付けることができるケースです。
剥がれ落ちることがあるので、貼り付けたあとは窓のシェードを閉じてください。

アップルのウェブサイト

機体の種類によっては、シェードの溝の部分にiPhone 6/6 Plusを立てることができます。
この方法でも、落下防止のためにシェードを途中まで閉じておきましょう。

アップルのウェブサイト

フライト中の撮影で注意していただきたいのが、直射日光によりiPhoneが温まることです。
雲のない上空での日差しの強さに、動画撮影による本体からの発熱も手伝い、iPhoneが非常に熱くなります。
高温になるとiPhoneは自動でシャットダウンします。
撮影中にシャットダウンした場合は、そこまでの撮影された動画が保存されていました。
故障の原因になる恐れもあるので、日向側では長時間撮影しないようにしてください。

アップルのウェブサイト

下の動画(70秒)を撮影した際に、日差しが強すぎて高温によるシャットダウンを経験しました。
映像はiMovieでフィルタ加工しています。

電子機器の扱いやシェードの開閉については、航空会社や国によってルールが異なる場合があります。

LINEMO