【ニュース】Appleが温室効果ガス排出ゼロのアルミニウム精錬法への投資を発表。より環境に配慮した製品製造に向けて

アルミニウム精練法

Appleが、新しいアルミニウム精錬方法を有する企業への投資を発表しています。
温室効果ガスの直接排出なしで、アルミニウム生産する特許技術の、商業化を目的としたものです。

投資先は、アルミニウム大手のアルコア・コーポレーションとリオ・ティント・アルミニウムが設立したジョイントベンチャー「エリシス(Elysis)」です。
アルコア社、リオ・ティント社、カナダ政府、ケベック州政府とAppleでパートナーシップを組み、総額1億4,400万ドルを研究開発のために投資するとのこと。

アルミニウムは、1886年にアルコアの創業者が開発した製造方法で、今日まで大量生産されているとのこと。
新しい精錬方法を用いることで、これまでのような二酸化炭素を排出せずに、アルミニウムを生産可能になり、環境への影響を削減できるとされています。

ニュース解説

4月に発表された、世界の自社施設の電力を100%再生可能エネルギーで賄っているニュースに続くものです。
Appleは自社だけでなく、生産を協力するサプライヤーにも、クリーンエネルギーの使用を求めています。

Apple製品にはアルミが多く使われており、この精錬方法が確立されれば、より環境に配慮した製造ができるようになります。
Appleはこれまでもアルミニウム製造において、温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいることが、公式サイトの「環境」ページで解説されています。

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