iPhoneの衝撃

iPhoneが新しい世界を開き始めた。
世界の形を変え始めた。
リアルの世界とインターネットの世界を完全に融合する、究極のマシンだ。
ケータイの電波さえ繋がれば、インターネット上にあるあらゆる情報がすぐに手に入る。

Windows95が登場した当時、インターネットというものが広く知られるようにはなったが、まだまだそこから得られる情報には限りがあった。
しかし使っていること自体に「優越感」や「高揚感」が強く感じられた時代でもあった。
それから十数年の間に、インターネット上の情報は指数的に増加した。
AppleはiMacやMac OS X、iPod、iTunes Music Storeなどコンピューターやインターネットを軸に人々の生活や概念を変える製品を出し続けてきた。
IT業界全体としては、ハードウェアやソフトウェアのレベルを着実に上げてきた。
携帯電話業界は、iモードに代表されるようにインターネットを取り込み始めた。

それらのバックグラウンドによってiPhoneが誕生したのだろう。
あの吸い付くような反応を見せるマルチタッチ技術には誰もが驚き、SFのような近未来がついに現実のものになったと感じただろう。
そしてインターネット上の情報がほぼ完全な形でどこでも入手できるようになる。
近未来の代表選手だった「テレビ電話が出来る携帯電話」なんかよりもずっと大きな衝撃だったはずだ。
しかもそんなデバイスが皆が使える形で提供される。
iPhoneは代を重ねるごとに性能を上げ、ますます人とインターネットを近づけてくれている。
そしてiCloudがまもなく登場するが、これによって「データの保管=PCの役割」という図式は完全に崩れるだろう。
これからの人々とコンピューティングの形がどう進化していくか、それはiPhoneにかかっているだろう。

私の生活はiPhoneでいつでもどこでもインターネットが出来る環境になってから、とにかく便利になっている。
そしてあらゆる知が手元に集まることが何より楽しい。
iPhoneの販売台数は累計1億台超。
これは確実に世界を動かすムーブメントであるし、これからもその地位は揺るがないだろう。

作者紹介
	お名前	しょうじ
	ウェブサイト	—
	自己紹介	Appleの世界に魅了されてる大学院生です。MacやiPodにも驚きましたが、iPhoneの登場はそれ以上の驚きだったので、投稿してみました。
	所有するiPod	iPhone 4、iPod nano

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