【詳細レビュー】Apple Digital AVアダプタ

このページでは、iPhone/iPod touch/iPad対応のHDMI出力アダプタ「Apple Digital AVアダプタ」をご紹介します。

概要

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「Apple Digital AVアダプタ」は、iPhone/iPod touch/iPadのDockコネクタに接続する、HDMI出力アダプタです。
HDMI対応のテレビやディスプレイ、プロジェクターで、ビデオや写真のスライドショーを再生できます。
対応モデルでは、ホーム画面やアプリケーションの画面を、そのままミラーリング出力できます。

Lightnig接続の「Lightning - Digital AVアダプタ」と、Dockコネクタ接続の「Apple 30ピンDigital AVアダプタ」の2種類がラインナップされています。

使用方法と使用感

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ここではDockコネクタ接続の「Apple 30ピンDigital AVアダプタ」で説明しています。
Dockコネクタに取り付ける、短いケーブル型のアダプタです。

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「Lightning - Digital AVアダプタ」はDockコネクタがLightning端子に変わっただけで、仕様は同じです。

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HDMI端子の隣りには、Dockコネクタのメス端子も搭載されています。

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Apple VGAアダプタ」(写真上)と比較すると、ケーブルの部分がかなり短くなっています。
短くなったぶん、ケーブルに柔軟性がなく、取り回しの自由度も少なくなっています。

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iPadなどのDockコネクタに接続し、HDMIケーブルを使って、テレビとつなぎます。
HDMIケーブルは付属していません。

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USB-Dockコネクタケーブル(またはLightningケーブル)を併用すると、iPad/iPhone/iPod touchを充電しながら使用できます。

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このアダプタは、以下のモデルに対応しています。

  • Lightning - Digital AVアダプタ
    • iPhone 5
    • iPhone 5s
    • iPhone 5c
    • 第4世代iPad Retinaディスプレイモデル
    • iPad mini
    • 第5世代iPod touch
  • Apple 30ピンDigital AVアダプタ
    • iPhone 4(ミラーリング非対応)
    • iPhone 4S
    • 第4世代iPod touch(ミラーリング非対応)
    • 初代iPad(ミラーリング非対応)
    • iPad 2
    • 第3世代iPad
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ミラーリングでは、ホーム画面もそのまま投影されます。
iPadを横方向から縦方向に回転すると、出力する画面に合わせて縮小表示されます。
表示に遅延はなく、リアルタイムで処理されます。

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カメラを使うアプリ「カメラ」「FaceTime」「Photo Booth」にも対応しています。
楽しいカメラ機能が、大きなディスプレイに表示できるので、いろいろな使い方が考えられそうです。

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表示に遅延がないので、ゲームなども楽しめます。
迫力の大画面でゲームをプレイするのもおすすめです。

音声も、HDMI経由で出力され、テレビから再生されます。
このとき、デバイス側が消音モードになっていると、音が出ないことがあります。

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ピンボールゲームなどでは、手元のデバイスがコントロールパッドのように動作するものもあります。
テレビ側はゲーム画面で、iPhone/iPadの本体側はコントローラーになります。
手元の画面にコースが表示されるレースゲームもあります。

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ただし「iMovie」と「GarageBand」は、画面をミラーリングしても、音声がテレビ側に出力されません。
これは両アプリに搭載されている録音機能が、HDMIを経由させると不都合が生じるための、仕様らしいです。

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VGAアダプタなど従来のアクセサリでの映像出力に対応している、「Keynote」などのアプリは、挙動が若干異なります。
操作や編集作業時の画面はミラーリング出力されますが、プレゼンテーションの再生モードでは、iPad側の画面は操作パネルが表示されます。

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YouTubeや映画などのビデオ再生時も、iPad側の画面は、操作パネルになります。

iPad 2での、ミラーリングのデモ映像もご覧ください。

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「Apple 30ピンDigital AVアダプタ」は、iPhone 4と第4世代iPod touch、初代iPadにも対応しています。
ただしミラーリングはできず、出力できる機能は限定されています。
iPhone 4と第4世代iPod touch、初代iPadでは、ビデオ、写真のスライドショー、「Keynote」のプレゼンテーション、iPodのオーディオを出力できます。
動作は、従来のVGAアダプタと同じです。
「GoodReader」などの、サードパーティ製の対応アプリケーションもあります。
ミラーリングに対応していない上記の機種でも、ソフトウェアアップデートで対応してくれないかと期待してしまいますが、望みは薄そうです。

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「Apple 30ピンDigital AVアダプタ」は、「Apple iPad Dock」「iPad 2 Dock」を経由させても機能します。
「Lightning - Digital AVアダプタ」も同様に、「iPhone 5s Dock」「iPhone 5c Dock」を経由させることができます。

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Dockコネクタ/Lightningのオス端子とメス端子を備えた、珍しい製品です。
Dockコネクタ/Lightning延長ケーブルとして使えないかと試してみましたが、ケーブルが短すぎるので、特に使い道はありませんでした。

「Apple VGAアダプタ」「Appleコンポジット/コンポーネントAVケーブル」との違い

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アップルから発売されている、「Lightning - VGAアダプタ」「30ピン - VGAアダプタ」も、「Digital AVアダプタ」とほぼ同じ動作をします。
対応モデルでは画面のミラーリングができます。

違いを比較すると、「VGAアダプタ」には、音声を転送する機能がありません。
音声はiPad本体のスピーカーから直接か、ヘッドホンジャックから出力する必要があります。
また、Dockコネクタのメス端子が無いので、充電しながら使うことができません。

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再現される色の発色も異なります。
「Apple VGAアダプタ」で、テレビのアナログRGB端子につないでみたところ、色味が浅くぼんやりしていますが、細かい階調が表現されてる、優しい印象の画面になりました。
一方「Apple Digital AVアダプタ」でHDMI端子につないだ場合は、ギラギラした色作りの印象で、発色よく鮮やかに見えますが、濃い色がつぶれて見えました。
発色については、出力先のテレビやディスプレイの環境によって変わってくると思われます。

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iTunes Storeで購入した映画を再生しようとしたところ、「VGAアダプタ」では左の写真のような警告が出て、観られませんでした。
HDMI接続の「Digital AVアダプタ」では再生できます。

「Apple VGAアダプタ」は、以前は「Apple iPad Dock Connector - VGAアダプタ」という名称で販売されていました。

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アップルからは、Dockコネクタ接続の「AppleコンポジットAVケーブル」も発売されています。
テレビに搭載されている、黄白赤の「コンポジット端子」に接続できるものです。

こちらは映像だけではなく、オーディオの出力もできます。
またUSB端子を搭載していて、ACアダプタを併用することで、デバイスを充電しながら使用できます。
iPod classicや、Dockコネクタを搭載した古いiPod nanoにも対応しています。

緑青赤のコンポーネント端子に接続する「AppleコンポーネントAVケーブル」は、販売終了になりました。

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「コンポジットAVケーブル」「コンポーネントAVケーブル」は、画面のミラーリング出力はできません。
ビデオや写真のスライドショー、Keynoteのプレゼンテーションの再生などができるのみです。
「VGAアダプタ」での出力に対応しているサードパーティ製のアプリケーションを「コンポジットAVケーブル」試してみたところ、「GoodReader」のPDFは再生されましたが、表示できないアプリケーションもありました。

また「VGAアダプタ」では再生できなかった、著作権保護された映画の再生もできました。

アップル純正の出力ケーブル各種の、違いを表にしました。
それぞれの対応状況は、OSのバージョンやコンテンツの種類などにより、変わる可能性があります。

種類 \ 機能 接続端子 オーディオ出力 ミラーリング 著作権保護された映画 デバイスの充電
Digital AVアダプタ HDMI デジタル iPad 2以降
iPhone 4S以降
Lightning/Dockコネクタケーブルと
ACアダプタ使用
VGAアダプタ VGA
(15ピン)
iPad 2以降
iPhone 4S以降
コンポジットAVケーブル コンポジット
(黄)
アナログ
(赤/白)
ACアダプタ使用
コンポーネントAVケーブル コンポーネント
(緑/青/赤)
アナログ
(赤/白)
ACアダプタ使用

まとめ

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iPad/iPhone/iPadのコンテンツを、大型の液晶テレビで楽しむことができます。
このアダプタとHDMIケーブル1本だけで、気軽に利用できます。
画面のミラーリングに対応し、ゲームなどのあらゆる画面を転送できます。
iOSでバイスのの優れたグラフィック性能を活かしたゲームを、テレビの大きな画面でプレイすると、最新の家庭用ゲーム機と遜色ない迫力で驚かされます。
iPadを使ったプレゼンテーションなどもさらに便利になりそうで、さまざまな活用ができそうな製品です。

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ここが良い!

  1. iPad/iPhone/iPadのコンテンツを、HDMI対応のテレビやディスプレイに表示できる。
  2. HDMIケーブル1本で、映像とオーディオを気軽に転送可能。
  3. 画面をミラーリングできる。ゲームも大画面でプレイ可能。
  4. 充電しながら使える、Dockコネクタ/Lightningメス端子を搭載。
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ここはいまひとつ

  1. iPhone 4と第4世代iPod touch、初代iPadで転送できるコンテンツは、従来のAVケーブルと同様で、画面のミラーリングはできない(Apple 30ピンDigital AVアダプタ)。
  2. ケーブルが短く、柔軟性がない。
  3. 「iMovie」「GarageBand」は、音声が転送されない。

「Apple Digital AVアダプタ」の購入は

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「Apple Digital AVアダプタ」は、Apple Online Storeなどで販売されています。


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