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【詳細レビュー】BookBook for iPhone 4

このページでは、古い洋書のような外観のiPhone 4用レザーケース「BookBook for iPhone 4」をご紹介します。

概要

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「BookBook for iPhone 4」は、古書を模した外観の、iPhone 4用のフリップ式ケースです。
フリップの内側に、定期券やカード類を収納できる、3つのカードスロットを搭載しています。
札入れ備え、数枚の紙幣も同時に収納できます。
背面にカメラレンズ用の穴はなく、iPhoneをケースから押し上げることで、撮影ができます。

米Twelve Southの製品で、日本ではフォーカルポイントコンピュータから2011年8月に発売されています。
輸入販売元の製品詳細:BookBook for iPhone 4:iPhoneアクセサリ:フォーカルポイントコンピュータ株式会社

使用方法と使用感

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横開きのフリップ式レザーケースです。
内側は、スエード調の起毛素材が使われています。
右側にiPhoneを収納し、左側のフリップ内側には、カードなどを収納できるポケットが設けられています。

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上方から、iPhoneをスライドさせて収納します。

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iPhoneとケースの隙間に、飛び出し防止用のベロを差し込めば、装着完了です。

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iPhoneに装着したところ。

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古びた洋書のような外観が特徴です。
傷や剥落など、数十年の時を経たような加工が、はじめから施されています。
ネコが引っ掻いた爪痕のようなものもあり、芸が細かいです。
本物の古書のカバーを剥がして貼ったのではないかと感じさせるほど、リアルな質感です。

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カバーを閉じると、中にiPhoneが入っているとは、とても見えません。
iPhoneを固定するためのベロには、引き抜きやすいように赤いリボンが取り付けられています。
レトロな外観に、しおりのような赤いリボンが、ほどよいアクセントになっています。

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「BookBook」シリーズはiPhone用より先に、MacBook用とiPad用が発売されています。
シリーズに共通する書籍を模した作りですが、このiPhone用は、大きさが文庫本よりも小さいので、本というよりも手帳に見えます。
電車内などでこの「BookBook」を取り出してiPhoneを操作する姿は、手帳を広げているように見えると思います。

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画面まわりは大きく開けられていて、タッチスクリーンの操作を妨げません。
Safariなどで最上部までスクロールするために、画面上部をタッチする操作時に、上のフチが邪魔に感じることがあるかもしれません。

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画面操作時や電話の通話時には、フリップカバーを背面に回します。
背表紙の厚みの部分があるため、背面にぴったり閉じることはできません。
左の写真のように、三角形の隙間が生じます。
フリップカバーには、ボタンやマグネットなどの留め具はなく、閉じたままで固定しておくことはできません。

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本体上部。
イヤホンの接続も、スリープスイッチの操作も、問題なくできます。
中央のベロを差し込むだけで、iPhoneがしっかり固定され、ケースから抜け落ちる心配はありません。

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消音スイッチとボリュームボタン部分。
カバーの折り目の部分にあり、位置的に押しにくいです。
消音スイッチは開口部が小さく、切り替えにくいです。
写真のようにスイッチの一部が隠れ、現在のスイッチの方向(消音側か否か)も分かりにくくなってしまいます。

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Dockコネクタ側の開口部。
ケースの素材が薄いので、大きめのコネクタも素材の上から接続できます。

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フリップの内側には、3つのカードスリットと、ひとつの札入れが搭載されています。
もちろん札入れの部分にもカードを収納できます。
カードスリットのひとつは、透明の窓付きです。
クレジットカードやIC乗車券と、運転免許証、数枚のお札などを、iPhoneと合わせて持ち運ぶことができます。
これひとつで外出ができそうです。

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使い込んだ革のように仕上げられた質感は、独特の雰囲気があります。
味のある革の質感やプロダクトの面白さに、理解を得られれば良いのですが、場合によってはこの質感が汚く見えるかもしれません。
歴史的な雰囲気があり調光も暗めの、欧米の建物や町並みにはマッチしそうです。
しかし、明るく小奇麗な日本のお店などでは、浮いてしまう恐れがあります。

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この「BookBook」には、iPhone背面のカメラレンズ用の穴が開けられていません。
古書の雰囲気を重視して、あえて穴を開けなかったようです。
背面カメラで撮影をするには、iPhoneをケースからすこしズラす必要があります。
撮影するにはまず、赤いリボンを引っ張って、iPhoneの飛び出し防止用のベロを引き抜きます。

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レンズがケースから出る位置まで、Dockコネクタ側からiPhoneを押し出します。

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このように、レンズとフラッシュライトがケースから露出します。
手順は簡単ではあるものの、慌てているときほど作業にもたついて、大事なシャッターチャンスを逃すかもしれません。

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ケースからiPhoneをズラした状態では、画面にケースの素材が被ってしまいます。
死角ができ、写真のフレーミングが難しくなります。
あまり撮影向きのケースではなく、iPhoneカメラのヘビーユーザほど、使いにくいと感じるかもしれません。

まとめ

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古い洋書の外観をまとった、面白いレザーケースです。
内側のカード入れが充実し、見た目だけでなく、使い勝手もよい。
サイズが小さく、ダメージ加工も強いので、本よりもむしろ手帳に見えるかもしれません。
本革製で手触りがよく、使い込んでさらに味を深めることもできそうです。
最先端のガジェットにレトロな雰囲気をまとわせるミスマッチも面白く、話しのタネにもなりそうな製品です。

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ここが良い!

  1. 古書のような外観の保護ケース。
  2. リアルに施されたビンテージ調のダメージ加工。
  3. 内側にカードスリットと札入れを搭載。財布として利用できる。
  4. ベロを差し込むだけでiPhoneを固定できる。取り出しもしやすい。
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ここはいまひとつ

  1. カメラレンズ用の穴がなく、撮影がしにくい。
  2. 消音スイッチの確認・操作がしにくい。

「BookBook for iPhone 4」の購入は

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「BookBook for iPhone 4」は、以下のショップで購入できます。
価格は税込6,480円です。


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