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【詳細レビュー】Juice Pack Air for iPhone 4

このページでは、iPhone 4用のケース一体型外部バッテリー「Juice Pack Air for iPhone 4」をご紹介します。

概要

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「Juice Pack Air for iPhone 4」は、iPhone 4用のケース一体型の外部バッテリーです。
容量1,500mAhのリチウムポリマー電池を搭載し、待ち受け時間を約270時間長できます。
付属のUSBケーブルで、装着したままパソコンとの同期もできます。
iPhoneの充電が必要ないときに給電を止められる、スイッチが搭載されています。
アップル認定の「Made for iPhone」マークを取得しています。

米mophieの製品で、日本ではフォーカルポイントコンピュータから2010年9月に発売されました。
輸入販売元の製品詳細:Juice Pack Air for iPhone 4:iPhoneアクセサリ:フォーカルポイントコンピュータ株式会社

2010年12月には、より容量の大きなバッテリーを搭載した新モデル「Juice Pack Plus for iPhone 4」も追加で発売されています。

使用方法と使用感

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製品には、充電用のUSBケーブルが付属しています。
コンセントから充電するためのACアダプタは付属していないので、iPhone本体に付属のものなどを使うことになります。

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上下2分割の、スライド装着式です。

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iPhone 4を上から差し込んで、Dockコネクタを接続します。

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上のパーツをカチッとはめ込んだら、装着完了です。

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背面全体のブラックの部分は、マットな質感のラバーコーティングが施されています。
サラサラして手触りがよいです。

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画面側は、iPhoneのガラス面とほぼ同じ高さに作られています。
タッチスクリーンの操作を妨げず、画面の端まで快適に操作できます。

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側面の帯の部分は、シルバーに塗装されています。
ブラックとシルバーのツートンカラーで、iPhone 4本体をイメージしたデザインに仕上げられています。
ケースを装着すると、かなり大振りになりますが、背面がなだらかな曲面を描いていて、手に握りやすいです。
ポケットへの出し入れもしやすく、それほど違和感を感じさせません。
大きなバッテリーを積んでいて安心できる、頼もしさを感じさせる大きさでもあります。

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スリープスイッチと、ヘッドホンジャックの開口部。
スリープスイッチは、指先を差し込むようにして操作する必要があります。

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消音スイッチとボリュームボタン部分。
こちらも穴が深く、親指のツメの先で操作することになります。

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カメラレンズ部分の開口部。
フラッシュライトと干渉しないように、大きめに開けられています。

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実際には、上側のパーツは取り付けなくてもバッテリーとして機能します。
電池を内蔵している大きな下側パーツにあわせて、上側のパーツも大げさに作られているのが残念。
本来は不要な部品にも関わらず、各ボタンの操作を妨げてしまっています。
保護ケースとしての堅牢さは感じさせますが、もっと操作性にもこだわって、設計を練ってほしかったところです。
左の写真のように、上側パーツを外した状態で使用すると、スリープスイッチやボリュームボタンの操作はしやすいですが、iPhoneが抜け落ちやすくもなるので注意してください。

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iPhone底部のスピーカーとマイク用の、穴が設けられています。
装着したままでも、通話などが問題なくできます。

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左下の角には、iPhoneへの給電をオン/オフするスイッチが搭載されています。

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給電スイッチの反対側には、充電用の接続ポートが設けられています。
付属のケーブルを使って、USB-ACアダプタやパソコンのUSBポートに接続します。
iTunesとiPhoneの同期にも対応しています。

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底の部分には、バッテリー残量の確認用のインジケーターがあります。
ボタンを押すと、バッテリー残量をあらわすLEDが点灯します。

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iPhone 4に付属する、Apple純正ACアダプタを使って、「Juice Pack Air」を充電できます。
4時間半あれば、残量ゼロの「Juice Pack Air」を満充電にできました。

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iPhoneに装着したままでも、「Juice Pack Air」の充電が可能です。
iPhone本体のバッテリーと、「Juice Pack Air」が同時に充電されます。
両方のバッテリーをカラにしてから充電すると、2時間20分くらいで、まず先にiPhoneが満充電になりました。
「Juice Pack Air」も満充電にするには、その後3時間を要しました。
両方を満充電にするのに、5時間20分かかることになります。
iPhoneと「Juice Pack Air」を同時に充電するときには、給電用スイッチの位置は関係ないようです。

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「Juice Pack Air」をつかって、iPhoneを充電してみます。
スイッチをグリーン側に切り替えると、iPhoneへの給電がスタートします。
給電をオン/オフにできるので、給電が不要なときにも、保護ケースとして装着したままにしておけます。

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バッテリーがカラになったiPhoneを、80%くらいまで充電できます。
充電している間も、待ち受け状態でバッテリーを消費しているので、使用状況によって変動します。
80%充電するのに、2時間20分ほどかかりました。
バッテリー残量ゼロで、電源が切れたiPhoneを起動するには、5分ほどかかります。
おすすめの使い方は、iPhoneのバッテリー残量がゼロになる前に、残り20%の警告が出た時点で、iPhoneへの給電をスタートすることです。
残り20%のiPhoneのバッテリーを満タンにして、すこし余力を残すぐらいのパワーがあります。

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iPhone 3G/3GSやiPod touchには、装着できませんでした。
第4世代のiPod touchは挿入できても、端子の接続が甘いようで、認識されませんでした。
左の写真のようにDockコネクタ延長ケーブルを使えば、ほかのiPhoneやiPodを充電できます。

まとめ

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大きなバッテリーと、堅牢な保護ケースの性能を兼ね備えた、頼もしい製品です。
iPhone 4本体のような、ブラックとシルバーのデザインも格好いい。
厚みはありますが、背面が手に馴染む曲面で、握りやすいです。
給電オン/オフスイッチがあるので、充電の必要ないときでも装着しておけます。
ボリュームボタンやスリープボタンは押しにくくなるので、もっと操作性にも気を使ってもらいたいところ。
iPhoneの電池が無くなったときに、ケーブルをぶらぶらさせずに充電できるケース一体型のバッテリーは、やはり便利。
バッテリー切れの心配から開放されるので、せっかくのiPhoneをバリバリ活用するためにも持っておきたい製品です。

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ここが良い!

  1. iPhoneのバッテリーを約80%充電できる、携帯充電器。
  2. 接続ケーブル不要で、充電しながらの操作がしやすいケース一体型。
  3. iPhone 4にマッチするデザイン。
  4. ラバーコーティングで手触りがよい。
  5. 必要なときに充電を開始できる、給電オン/オフスイッチ。
  6. 電池残量ゼロのiPhoneを起動可能。
  7. 堅牢な作りで、ケースとしての保護性能も期待できる。
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ここはいまひとつ

  1. サイズが大きくなる。
  2. iPhoneのスリープボタン、ボリュームボタン、消音スイッチの操作がしにくくなる。操作性を損なわないような工夫がない。

「Juice Pack Air for iPhone 4」の購入は

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「Juice Pack Air for iPhone 4」は、以下のショップで販売されています。
価格は税込8,980円です。

Apple Storeでは、設計の異なる同店限定モデルが販売されています。


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