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【詳細レビュー】オーディオテクニカAT335i

このページでは、iPod/iPhoneのリモコン・マイク機能を搭載したヘッドホンアダプタ“AT335i”をご紹介します。

概要

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“AT335i”は、iPodとiPhone用のヘッドホンアダプタです。
搭載されたボタンで、音楽のリモコン操作ができます。
iPhoneではヘッドセットとして機能し、iPodではボイスメモの録音が可能ができます。
ブラックとホワイトの2色のカラーバリエーションが用意されています。
オーディオテクニカから、2008年12月に発売された製品です。

メーカーの製品詳細:株式会社オーディオテクニカ|一般製品|AT335i

対応するiPod/iPhone

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“AT335i”は、以下のiPod/iPhoneに対応しています。

  • 第4世代iPod nano
  • iPod classic 120GB
  • 第2世代iPod touch
  • iPhone 3G

iPodはいずれも、2008年9月に発売されたモデルです。
使用するには、iPodソフトウェアを最新のものにアップデートしておく必要があります。

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Apple純正の“Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic”は、iPhoneでも使用できますが、公式にはiPhone対応として発売されておらず、実際ボリューム調整ボタンが機能しません。
しかしこの“AT335i”は、iPhone対応として発売されていて、ボリューム調節もできます。
そのワケは、“AT335i”のボリュームが、iPod/iPhone側の音量レベルを操作するものではなく、スライダでイヤホンへの出力を抑えるものだからです。
iPod本体のボリュームレベルを操作できる、“Apple In-Ear〜”のボリュームボタンとは全く別ものです。

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上記の理由で、対応機種以外のiPodで使用した場合も、ボリュームスライダは使用できます。
リモコンやマイク機能は動作しません。
「ソフトウェアアップデートで対応しないだろうか」と思われるかもしれませんが、ヘッドホンジャックが4コンダクタ(4極)対応である必要があります。
ハードウェア上の設計の違いがあるので、まず対応することはないでしょう。

写真は“AT335i”のプラグです。
接続端子がひとつ多いことがわかります。

iPod/iPhoneの機種と、使える機能を表にしました。

機種 \ 機能 音楽を聴く 再生・一時停止 曲のスキップ・戻る ボリューム調節 マイク
第4世代iPod nano ボイスメモの録音
iPod classic 120GB ボイスメモの録音
第2世代iPod touch 別途App Storeアプリ必要
iPhone 3G 通話が可能
その他のiPod

製品解説

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イヤホンの延長コード型の製品です。
長さは60cm。

このページではブラック(AT335i BK)を使用していますが、iPodに似合うホワイト(AT335i WH)も発売されています。

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本体側面にボリュームコントローラー、
背面にはクリップがあります。

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反対側の側面にはマイク用の穴と、コントロールスイッチがあります。
スイッチは、押す回数により異なった動作をします。

  • 1クリック:音楽・ビデオの再生・一時停止
  • 2クリック:曲のスキップ
  • 3クリック:曲を戻す

iPhone 3Gの、電話への応答・終話にも利用できます。

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クリップは360度回転できます。
大きめで使いやすいです。
取り外すことはできません。

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長さが60cmあり、普通の長さのイヤホンと接続すると、すごい長さになってしまいます。
オーディオプレーヤのリモコンとの併用を想定した、ケーブルを途中で分割できるイヤホンと併用するのがいいでしょう。

私は“SHURE SE310”と使用しています。

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“SE310”を接続したところ。

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Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic”のコントローラーと比べると、かなり大きいです。

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ボリュームスライダは、iPod/iPhone本体の音量設定をコントロールするものではありません。
出力を抑えるだけのものです。
iPod/iPhone本体の設定以上にボリュームを大きくすることはできません。
小さなスライダなので、微調整も難しいです。

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ボリュームスライダとコントロールスイッチは、背中合わせに設置されています。
ボリュームを調節するために指でつまんだ時に、あやまってスイッチを押してしまうという誤操作を誘発しやすいです。
もうすこし使い勝手に配慮した設計をしてほしかったと思います。

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“Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic”を使わなくても、手持ちのイヤホンにリモコン機能を付加できるのはうれしいです。
ボリュームスライダの使い勝手がよくないですが、「緊急時の消音用」と割り切ってしまえば不自由はありません。
価格が安いので、導入しやすいです。
すでに高価なイヤホンを使っていて、“Apple In-Ear 〜”の音質に満足できそうにない方にもおすすめです。

この“AT335i”とカナル型(耳栓型)イヤホンをセットにした、“ATH-CK300i”も発売されています。

ボイスメモ機能で録音する

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iPod classic 120GBと第4世代iPod nanoに“AT335i”を接続すると、ボイスメモ機能を利用できます。
利用方法は、製品紹介/Apple In-Ear Headphones with Remote and Micページの、ボイスメモの項を参照してください。

第2世代iPod touchでも、ボイスレコーダー等の、マイクを使うアプリケーションを利用できます。

“AT335i”の購入は

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“AT335i”は、以下のショップで購入できます。
ブラックとホワイトの2色のカラーバリエーションで、価格は税込1,101円〜1,452円。


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