【詳細レビュー】Bioserie Bioplastic Case for iPhone 4
このページでは、植物由来のバイオプラスティック製iPhone 4ケース「Bioserie Bioplastic Case for iPhone 4」をご紹介します。
概要
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「Bioserie Bioplastic Case for iPhone 4」(バイオセリエ バイオプラスティックケース)は、iPhone 4用のプラスチック製ハードケースです。
石油由来ではなく、植物を原料とするバイオプラスティック素材が使われています。
背面に、植物をイメージしたラインがデザインされています。
6色のカラーバリエーションが用意されています。
香港Dandelion Researchの製品で、日本ではプレアデスシステムデザインから、2010年12月に発売された製品です。
輸入販売元の製品詳細:Bioserie Bioplastic Case for iPhone 4 | Pleiades
このページで使用しているのは、2011年4月に発売された、新バージョン「v.2」です。
「v.2」は、デザインが一部改良され、フィット感が向上しています。
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使用方法と使用感
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iPhone 4の側面を保護する、プラスチック製のハードケースです。
石油が原料の通常のプラスチックとは異なり、植物が原料のバイオプラスチックが使用されています。
原料も生産方法も、環境に配慮した製品とのこと。
なじみのある通常のプラスチックとは、明らかに違った質感です。
素焼きの陶器のような、不思議な手触りです。
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液晶側にツメが飛び出た、特徴のある構造のため、装着には手順があります。
まずiPhoneの頭の方から、ケースに差し込みます。
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つぎに、底部の左右に設けられたツメを指で開きながら、iPhoneに被せていきます。
外すときは逆の手順です。
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iPhoneに装着したところ。
背面全体に、植物をイメージしたデザインパターンが施されています。
カラーバリエーションは、このページで使用しているオレンジのほかに、レッド、ホワイト、ブラック、グリーン、ブルーの、全6色です。
素焼きの陶器のような質感で、表面がツルツルのプラスチック製ケースよりも握りやすいです。
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前面は大きく開けられていて、タッチスクリーンの操作を妨げません。
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四つ角に設けられたツメにより、iPhoneをうつ伏せに置いても、画面がデスクなどに接触することがありません。
ツメといっても、手に当たるように突起が出ているのではなく、iPhoneを抱き込むように内側に丸め込まれています。
カドがないために、手に握っても痛くありません。
ケースを外れにくくする役割も果たしています。
ただし、側面だけで固定されるケースとは異なり、液晶保護フィルムと干渉しそうではあります。
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上部の開口部。
ケースのエッジは、iPhone本体とほぼ同じ高さに揃えられています。
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Dockコネクタ側の開口部。
こちらも、エッジがiPhone本体と揃えられています。
コネクタが大きめの、FMトランスミッタなども接続できそうです。
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消音スイッチとボリュームボタン部分。
素材が薄いので、ケースを装着していないときと全く同じように操作できます。
薄さが売りのiPhone用ケースを多数試しましたが、ここまでボタン操作・スイッチ操作がしやすいものはありませんでした。
ケースの端が、できるだけiPhone本体に沿うように設計され、エッジのどこを触っても痛くありません。
植物由来という点がプッシュされている製品ですが、造形が非常によくできている点に、個人的に感心しました。
厚みを測ってみたところ、0.5〜0.6ミリで、「最薄」を標榜しているプラスチックケースに匹敵する薄さでした。
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カメラレンズとLEDフラッシュライトの開口部。
現在流通している新バージョン「v.2」は、旧モデルよりも開口部が広くとられ、木の葉のようなフォルムにデザインされています。
v.2はそのほか、フィット感も向上しているとのこと。
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植物をイメージしているという背面のデザイン柄は、表面処理の違いと段差で描かれています。
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販売元の説明には、「バイオプラスティック素材はUV光線に強い樹脂のひとつで、色褪せたり輝きを失うことがない非常に優れた特性」とあります。
しかし、このケースを1ヶ月以上の継続使用してみたところ、明らかに色あせてきました。
触れる部分が白っぽく変色し、凹面と凸面で、色が違ってきています。
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しばらく継続して装着したあとで、ケースを外してみたところ、iPhone本体に色がうつっていました。
塗料がうつったのではなく、ケースの素材が削れて付着したようです。
付着したものは、拭けば簡単に取れました。
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まとめ
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材料、製造方法、パッケージに至るまで、環境に配慮された製品です。
植物が原料というめずらしいプラスチックで、素焼きの陶器のような、独特の手触りです。
植物由来のプラスチック製という点がプッシュされている製品ですが、他社製ケースと比較しても造形がよくできている点に、個人的に感心しました。
非常に薄く、各ボタンやスイッチの操作の妨げには、いっさいなりません。
うつ伏せに置いても画面がデスクに触れないように設けられたツメは、ケースを外れにくくする役割も果たしています。
できるだけ薄いケースを探している人にもおすすめです。
環境に優しいばかりか、造形も手を抜かずにしっかりしている、設計思想の高さが伺える製品です。
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ここが良い!
- 植物由来のバイオプラスチックを使用した、環境に優しいケース。
- 製造方法やパッケージも、環境に配慮。
- 素焼きの陶器のような、独特の手触り。ツルツルではなく握りやすい。
- 薄く、精度の高い設計。各ボタンの操作をいっさい妨げない。
- 前面にでたツメで、うつ伏せに置いても液晶ガラスが下に触れない。ケースを外れにくくする役割も。
- 選べる6色のカラーバリエーション。
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ここはいまひとつ
- 「色あせない」と説明されているが、実際には色落ちがある。
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「Bioserie Bioplastic Case for iPhone 4」の購入は
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「Bioserie Bioplastic Case for iPhone 4」は、以下のショップで販売されています。
6色のカラーバリエーションで、価格は税込各2,680円です。
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