「Skyline」は、TPU（熱可塑性ポリウレタン）素材のiPhone 4用ケースです。
背面に、穴あけ加工によるデザインパターンが描かれています。
ブラック、ホワイト、ピンクの3色のカラーバリエーションが用意されています。
前面用と背面用の保護フィルムが付属しています。

ニューヨークのブランドid Americaの製品で、日本ではF.K.SOLUTIONSから2011年1月に発売されています。
輸入販売元の製品詳細：skyline rlgld-fles case｜id America

ケース本体に、液晶用と背面用の保護フィルム、クリーニングクロスが付属しています。
保護フィルムのタグとクリーニングクロスが、ブライドのイメージカラーなのか、パープルに統一されていて、洗練された印象です。

TPU製やシリコーン製のケースとしては、スタンダードな形状です。
背面には無数の穴があけられています。

前面の開口部から、iPhoneを挿入します。

iPhoneに装着したところ。
カラーバリエーションは、このページで使用している「ピンク」のほかに、「ブラック」「ホワイト」の2色が発売されています。

背面に開けられた穴が、流れるような面白いデザインパターンを描いています。
穴からiPhone本体がのぞいて見えます。

穴の配置から、蜂の巣のようなハニカム状のような印象を受けますが、穴の形は四角形です。
手触りはスベスベしていて、一見するとプラスチックのようです。
柔軟性がありますが、シリコーンケースとは異なり、ベトベトせずホコリも付きません。
表面はツヤツヤではなく、つや消しのマット仕上げです。

前面の外観。
開口部が大きく取られていて、タッチスクリーンとホームボタンの操作を妨げません。

iPhone 4のフォルムをなぞったような形状に設計されています。
iPhone 4本体の段差を、このように再現しているケースは少ないです。
細かいディテールまで、丁寧に仕上げられています。

スリープスイッチは、ケースの素材でカバーされています。
ケースの素材が固めで、スイッチの「クリック感」は得られませんが、操作性に問題はありません。

イヤホンジャックと上部マイクの開口部。
Apple純正のイヤホンが接続できる大きさに開けられています。

ボリュームボタンも、スリープスイッチ同様にカバーされています。
消音スイッチの開口部は小さめですが、ケースが薄いので、切り替えは難しくありません。

Dockコネクタ部分の開口部。
両脇のスピーカー・マイク部分とつながっています。
開口部まわりは柔軟性があり、大きめのコネクタのアクセサリも広げて接続できます。

カメラレンズとフラッシュライトの開口部は、大きく正方形に開けられています。
フラッシュライトとの干渉を防ぐためというよりは、ほかの細かい穴とデザインを合わせるために、この形にしたのだと思われます。

背面に開けられた穴を利用して、好きな位置にストラップを取り付けることができます。

この製品は、ケースの成型時にできるモールドラインが、目につく部分にはなく、とても奇麗に造形されています。
モールドラインは唯一、背面の穴の内側に残されていました。

最近増えはじめた、TPU（熱可塑性ポリウレタン）素材を使用したケースです。
このサイトでもTPU製のiPhone 4用ケースを何点か試しましたが、この「Skyline」は、ほかの製品よりも造形のクオリティが高いです。
背面の穴あきデザインパターンは、好みが分かれるかもしれませんが、単調なりがちな背面に面白い視覚効果を与え、独創的でもあります。
ニューヨーク生まれのブランド「id America」の製品として販売されています。
このメーカーの製品には初めて触れましたが、クオリティの高さに、ほかの製品も使ってみたいと期待を持たせられました。

ここが良い！

1. 穴あき加工による、独創的なデザインパターン。
2. iPhone本体のフォルムに沿った形状で、丁寧かつ精度の高い造形。
3. 成型時のモールドラインが見えず、クオリティが高い。
4. 表面はツルツルでホコリがつかない。適度なグリップ感で扱いやすい。
5. 各ボタン部分も操作しやすい。
6. 背面の穴を利用して、好きな位置にストラップを取り付けられる。
7. 選べる3色のカラーバリエーション。

ここはいまひとつ

1. 同じ素材のケースの中では、価格が高価。

「id America Skyline Rigid Flex Case for iPhone 4」は、以下のショップで販売されています。
3色のカラーバリエーションで、価格は税込各2,940円です。

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