「Miniot Cover for iPad 2」は、iPad 2の液晶画面を保護する、木製のカバーです。
iPadの画面に、マグネットで吸着します。
カバーの開閉に連動する、iPadのスリープ／スリープ解除機能を搭載しています。
丸めて側面に貼り付けることで、3種類のスタンドとして使用できます。
使用する材木の異なる、6種類が用意されています。

オランダMiniotの製品で、日本では株式会社KODAWARIから、2011年7月に発売されています。
輸入販売元の製品詳細

※ 2012年に「Miniot Cover」の後継モデル「Mk2」が発売されています。
「Mk2」はSmart Coverのようなヒンジを搭載し、使い勝手が向上しています。
レビューはこちら：【詳細レビュー】Miniot Cover for iPad 2

木の板をタテに分割して、柔軟性を持たせたカバーです。

分割された木の素材は、裏面の布地に貼ることで一体化しています。
硬い木の素材ですが、この布地のおかげで、画面を傷つける心配がありません。
ナチュラルな外観とは裏腹に、Smart Coverのようにマグネットを内蔵し、さまざまな機能を搭載しています。

Smart Coverと同様に、マグネットを使ってiPadに固定します。
Smart Coverと違うのは、横のヒンジが無いことです。

ヒンジのパーツが無くても、iPadの画面左側にピタッと吸着します。
あとはSmart Coverと同じように、画面右側でカバーを閉じられます。
木のパーツを繋げている布地のおかげで、画面を傷つけることなく、パタンと優しい音で画面に貼り付きます。

ヒンジのパーツが無いため、無造作に画面に載せただけでは、左の写真のようにズレが生じることがあります。
カバーを被せたままで、位置を微調整できます。

Smart Coverと同じく、カバーの開閉に連動して、iPadがスリープ／スリープ解除します。
カバーを開くだけで、すぐにiPadを使い始められます。

木のパーツが、縦方向にバラバラに分割されていますが、木目がきちんと合っています。
元は一枚の板だったことがわかります。
「Miniot Cover」は、使用する木材の異なる、以下の6種類がラインナップされています。
このページで使用しているのは、Walnut（クルミ）です。

• Oak（オーク）
• Cherry（チェリー）
• Maple（メイプル）
• Padouk（インドカリン）
• Smoked Oak（スモークオーク）
• Walnut（クルミ）

オモテ面を内側にして、くるっと丸めることができます。
丸めて筒状にすることで、3種類のスタンドとして使用できます。

一辺の端と、もう一辺の端から少し内側に入った位置が、やはりマグネットでくっつき、筒状に変形します。
垂直に立てるようにすると、マグネットが吸着しやすいです。
くっつきにくい時は、ミゾの部分にiPadを載せてから丸めると、不思議とぴったり固定されました。

ミゾの部分に、iPadをヨコ向きに立てられます。
iPadとカバーは、マグネットで軽く、くっついています。

Smart Coverよりも急角度で、垂直に近い角度です。
iPadをタテ向きに立てることもできますが、ヨコ向きよりも不安定になります。

そのまま寝かせると、ソフトウェアキーボードでのタイピングに適した角度にもなります。
Smart Coverの低い角度よりも高さがあり、見やすく扱いやすい傾斜です。

3つめのスタンド形態として、タテ向き画面で垂直に立てられることになっています。
しかしこの方法は、前につんのめって画面から倒れる危険性があります。
デリケートなiPadのガラスに衝撃を加える恐れがあり、あまりおすすめできません。

Smart Coverと違い、この「Miniot Cover」にはヒンジのパーツがありません。
そのためiPad使用時に、付けたままにしておくことができません。
iPadから外して、どこかに置いておく必要があります。
外したカバーを180度回して上下を逆にすれば、左の写真のように、左側面のマグネットで背面に貼り付けることができます。

前面にパーツが飛び出していない、背面保護用のハードケースと併用できます。
ただしスタンドとして使用するときに、ケースの厚みが加わるために、支障があるかもしれません。

Smart Coverの上に重ねて被せることもできます。
木の風合いを楽しみたいが、スタンド機能はSmart Coverを使いたいという場合には、2枚を重ねて持ち運びできます。

Apple純正のSmart Coverと同等の機能を持たせた、天然木製のカバーです。
iPadに被せた状態の見た目は、木の板そのもの。
実際に使ってみると、木製の家具やテーブルとマッチして、Smart Coverや裸のiPadよりも、部屋の景観にとけ込みます。
ナチュラルな風合いとは裏腹に多機能で、スタンドにもなり、iPadのスリープ／スリープ解除にも対応しています。
スタンドとしての使い勝手は本家Smart Coverには劣りますが、木の板の厚みがあるため、画面の保護性能はこちらの方が高そう。
使っている人が多くありきたりなSmart Coverよりも、差をつけたい・個性を出したい人におすすめです。

ここが良い！

1. 天然木を使用した、ナチュラルな風合いのカバー。
2. 全面が木の素材で、インテリアに自然にとけ込む。
3. 木製ながらマグネットを内蔵し、さまざまな機能を実現している。
4. 3種類のスタンドとして使用可能。
5. カバーの開閉に連動する、iPadのスリープ／スリープ解除機能を搭載。
6. Smart Coverよりも硬く厚みのある木で、画面の保護性能が高そう。
7. パーツを繋げている布地が、画面が傷つくのも防ぐ。
8. 6種類の木材から選択できる。

ここはいまひとつ

1. 側面のヒンジで固定しているSmart Coverとは違い、iPad使用時には取り外す必要がある。
2. 高価な価格。

「Miniot Cover for iPad 2」は以下のショップで販売されています。
使用する木材の異なる、6種類が用意されています。
価格は税込各11,800円です。

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