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【詳細レビュー】RT-PA1LC1(Apple iPad用フラップタイプレザージャケット)

このページでは、iPad用のヨコ開きのレザーケース「RT-PA1LC1」をご紹介します。

概要

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「RT-PA1LC1」(Apple iPad用フラップタイプレザージャケット)は、iPad用のレザーケースです。
横開きのフラップ式で、フラップの内側にカードホルダー、ペンホルダー、メモリーカード用ポケットが搭載されています。
ブラックとホワイトの2色のカラーバリエーションが用意されています。

レイ・アウトから2010年5月に発売された製品です。
メーカーの製品詳細:iPadシリーズ(2010年1月発表モデル)用フラップタイプレザージャケット 株式会社レイ・アウト

使用方法と使用感

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ゴムバンドで閉じるフラップを搭載した、手帳カバー型のレザーケースです。
素材は合成皮革です。
カラーバリエーションはこのページで使用しているホワイトのほか、ブラックが発売されています。

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ブックカバー型のフラップの中に、iPadを固定できるホルダーが収められています。
中面は、やわらかく手触りのいい起毛の生地が貼られています。

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iPadをスライドさせて収納します。
収納したiPadを固定しておくストッパーなどは搭載されていません。

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手帳の中にiPadを埋め込んだような外観になります。

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厚みのある、しっかりとした板状の素材が縫製されています。

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Dockコネクタとスピーカー部分は露出しています。
フラップを閉じた状態でも、充電・同期ができます。

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本体上部の、スリープスイッチとヘッドホンジャック部分。
フラップを閉じてもイヤホン・ヘッドホンを接続できるので、持ち運びながら音楽を聞けます。

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回転ロックスイッチとボリュームボタンも、フラップを閉じていてもアクセスできます。

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画面上部にある切り込みは、iPad本体の環境光センサーを覆い隠さないための窓です。
iPadを上下逆さまに収納できるわけではありません。

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iPad使用時にフラップが邪魔にならないように、背面に回しておくことができます。

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背面に回したフラップも、ゴムバンドで固定できます。

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ただしこの状態で使用していると、iPadがケースから抜け落ちる危険性があります。
フラップを閉じていれば抜け落ちることがないとはいえ、やはりiPadを枠内に固定しておくストッパーが欲しかったと思います。

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iPadを収納する部分の脇には、ペンホルダーがあります。
ボールペンやタッチペンなどを装着しておけます。

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フラップはさらに開けるようになっていて、中にはカードホルダーが8枚分搭載されています。
一番下のカードホルダーには、窓が開けられています。
定期券やSuicaなどのICカード、名刺などを収納しておけます。

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このカードホルダー部分は、フラップの内側に折り畳むようになっていますが、固定しておくことができません。
ケースのフラップを開いたときに、いっしょにカードホルダー部分も開いてしまいます。
スナップボタンやベルクロなどで固定しておく仕掛けが欲しかったところです。
100円ショップなどで売っている、両面テープ式のベルクロを自分で貼ってもいいでしょう。

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フラップにはさらに、メモリーカード用のポケットも設けられています。
ポケットのフタはベルクロで固定されます。
用途はメモリーカードの収納に限りませんが、ポケットのサイズが小さく、本当にメモリーカードぐらいしか収納できるものがなさそうです。

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このメモリーカード用ポケットや、8枚入るカードホルダーの実用性に関しては、どのような用途を想定しているのか疑問ではあります。
ほかにカバンを持たずに、iPadとこのケースだけを携えて出かけることを想定しているのかもしれませんが、それにしては機能が偏っているように感じます。
iPadを使うことを考えれば、画面を拭けるクリーニングクロスなどを装備してくれた方が有用だったように思えます。

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ケースの背表紙部分には、ネイビーカラーの革が貼られています。
フラップを開くときヒンジになる部分なので、補強されているのだと思われます。
手に持つときに触れる部分なので、濃い色のレザーを貼ることで、手あかが目立たなくもなります。
デザイン上のアクセントにもなっています。
2色のカラーバリエーションのうちブラック版は、外側全体が黒で統一されています。

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このケースはiPadが大振りになってしまうのが難点です。
スリムなiPadが大きな箱状になってしまいます。
厚みも倍ぐらいに感じます。

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2枚重ねの板状にした素材が何枚も使われているので、重みも増します。
そのぶん頑丈でもあり、カドから落下させたとしてもiPadへのダメージは防げそうです。
液晶のガラスも守ってくれそうです。
左の写真では、上側がiPadの液晶面です。
ガラスの前に、何枚もケースの素材が重なっています。

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二つ折りのフラップを利用して、スタンドとして使うこともできます。
3通りの立て方ができます。
ひとつめは、ビデオ鑑賞スタンドとして使えそうな立て方。

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ふたつ目は、手元での閲覧に適した傾斜。
フラップとの間にものを挟めば、タイピング用のスタンドにもなりそうです。
ただしこの立て方は、iPadがケースから滑り出て、画面の枠からズレたりすることがあります。

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三つ目は、垂直に立てる方法。
フォトスタンド、デジタルフォトフレームとして使えそうです。

まとめ

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他社からもリリースされているスタンダードなヨコ開きケースですが、この製品は8枚ものカードやメモリーカード、ペンを収納でき、さらにスタンドとしても使える、盛りだくさんの機能性を備えています。
ノートのような外観は、ほかの本や手帳などとカバンに入れておいても違和感がありません。
カードホルダーなどの実用性は疑問ではありますが、クリーニングクロスやメモ用紙を収納するなどして、自分だけの「カバンの中身」を作る楽しみも味わえそうです。
iPadが大振りになるのが難点ですが、そのぶん本体を守るケースとしての性能を発揮してくれそうです。

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ここが良い!

  1. 厚みのある丈夫な素材で、iPad本体・液晶を保護できる。
  2. フリップを使いスタンドとして利用可能。3通りの立て方ができる。
  3. カードホルダー、メモリーカードポケット、ペンホルダーを装備する多機能性。
  4. フラップは裏側に回すことができ、使用時に邪魔にならない。
  5. フラップを閉じておけるゴムバンド搭載。裏に回したフラップも固定可能。
  6. 手帳のようなスマートな外観。
  7. 選べる2色のカラーバリエーション。
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ここはいまひとつ

  1. 全体が大きく、裸のiPadより重み・厚みが増す。
  2. iPadを収納部分に固定できない。枠から滑り出てくることがある。
  3. カードホルダー部分をフラップに固定しておくことができない。
  4. カードホルダーやメモリーカードポケットの実用性は疑問。

「RT-PA1LC1」の購入は

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「RT-PA1LC1」は以下のショップで販売されています。
ブラック(RT-PA1LC1/B)とホワイト(RT-PA1LC1/W)の2色のカラーバリエーションが用意されています。
価格は税込3,980円です。


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