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【詳細レビュー】AppleコンポジットAVケーブル

このページではiPod/iPhone/iPadとテレビを接続できるケーブル「AppleコンポジットAVケーブル」をご紹介します。

概要

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「AppleコンポジットAVケーブル」は、iPod/iPhone/iPad用のAVケーブルです。
ビデオと、写真のスライドショーをテレビに出力できます。

ケーブルにはUSB端子も用意されています。パソコンと同期したり、ACアダプタで充電もできます。

アップルから2007年9月に発売された純正オプションです。メーカーの製品詳細

※ 2010年12月から発売されている3,800円のパッケージ(型番MC917ZM/A)には、ACアダプタは付属していません。

“AppleコンポーネントAVケーブル”もある

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このページで紹介している“コンポジットAVケーブル”は、左の写真のように黄/白/赤(映像/左/右)の「コンポジット端子」に接続するものです。

映像端子が緑/青/赤(Y/Pb/Pr)の3つにわかれた「コンポーネントビデオ端子」に接続する“コンポーネントAVケーブル”も併売されています。メーカーの製品詳細

映像端子が黄色のみなら「コンポジット」、緑青赤の3色なら「コンポーネント」です。間違わないようにご注意ください。

製品構成

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複雑なケーブル形状です。長さはおよそ1.8メートル。Dockコネクタからのケーブルが中央付近で3本に分岐し、そのうちオーディオケーブルがさらに2本に分岐します。5つのプラグは左から時計回りに、

  • ドックコネクタ(iPodか、Dockへ接続)
  • USB(ACアダプタか、パソコンへ接続)
  • 音声 右・左(テレビか、ステレオ等へ接続)
  • 映像(テレビへ接続)
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テレビに接続するRCAピンプラグは、デザインは格好いいですが、抜くときに苦労する形状です。

音声用プラグ(白・赤)は、コンポやステレオに接続することもできます。

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小型のACアダプタ“iPod USB 電源アダプタ (2006)”が付属します。
※ 2010年12月から発売されている3,800円のパッケージ(型番MC917ZM/A)には、ACアダプタは付属していません。

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昔の大きなACアダプタ(写真奥)しか持っていなかったので、小ささにビックリしました。

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Dockコネクタは、他のものよりも1.5倍くらい厚くなっています。
iPodをケースに入れたままでの利用を考えている方は、ご注意ください。

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第5世代iPodなどで利用できる“iPod AV ケーブル”(写真左)との比較。

線が増えた分、持ち運びがしづらくなりました。

準備

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映像・オーディオを、テレビの入力端子へ。

繰り返しになりますが、オーディオ端子はコンポやステレオに接続することもできます。iPod内の音楽をスピーカーで聞くために、このケーブルを導入してもいいでしょう。映像出力は、必ずしも使う必要はありません。

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USB端子はACアダプタへ。

パソコンと接続してバスパワーで給電したり、データ同期したりすることもできます。

電源を接続していなくても、テレビへの出力は可能です。

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Dockコネクタは、iPodか、iPod用ドックへ。

Apple Universal Dock”を利用すれば、一部の操作をワイヤレスリモコン“Apple Remote”でできるようになります。
AVケーブル接続時でも、DockのLINE OUT端子は有効です。2組のスピーカーから同時に音を出せます。

iPodの操作

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映像を出力できるのは、iPod内の以下の項目です。

  • ビデオ
  • 写真のスライドショー
  • YouTube(iPod touchのみ)

iPodの画面をそのままテレビに表示する「外部ディスプレイ」のような使い方ができるわけではありません。「操作」はiPodの画面、「鑑賞」はテレビ画面、が基本です。

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iPod classicやiPod nanoなどのクリックホイール付きのiPodでは、TV出力に関する設定項目は、「設定」の中にはありません。「写真」「ビデオ」の中にあります。

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iPod touchでは、AVケーブルが表示された状態でビデオの再生・写真のスライドショーの再生をはじめると、「テレビに表示しますか?」の選択肢が現れます。

聞かれるのは最初の1回のみです。設定を変更したいときには、一旦ケーブルを外して、接続しなおします。

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iPod touchのTV出力の設定は、「設定」>「ビデオ」の中にあります。

設定では、テレビ信号を「NTSC」と「PAL」で切り替えられます。「NTSC」は日本と米国、「PAL」は欧州で普及している方式です。

ホームオーディオには最適、持ち運びには工夫が必要

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ゆったりした長さで、映像とオーディオのプラグも余裕を持って分岐されています。ACアダプタも接続しておけるので、据え置きのホームオーディオでの利用には最適です。

しかし持ち運びには適しません。

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古い“iPod AVケーブル”を仕事のプレゼンなどに利用していた方は、新しいこのケーブルの取り回しの悪さにがっかりすると思います。これしかないので、あきらめてください。

左の写真のように「ケーブルタートル」(miniじゃないほう)を使って、余分なコードとUSB端子を巻き取ってしまえば、少しはスマートに持ち運べるようになります。

古いドックとケーブルでテレビ出力

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S-Video端子付きの古いユニバーサルドック“Apple iPod Universal Dock”と、第4・第5世代iPod用“iPod AV ケーブル”を組み合わせれば、iPod touchと第3世代iPod nanoでテレビ出力できることを確認しました。おそらく、iPod classicもいけると思います。

公式サイトの情報「iPod and iPhone: TV 出力のサポート」では、この組み合わせは有効ではないことになっています。

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古いユニバーサルドックは発売が中止されていますし、公式に対応が表明されていないアクセサリなので、保証はできません。ソフトウェアアップデートで突然使えなくなることもあるかもしれません。

上記公式サイトの情報では、古いユニバーサルドックとS-Videoケーブルの組み合わせで、iPod classicと第3世代iPod nanoのTV出力ができることになっています。

AppleコンポジットAVケーブル、AppleコンポーネントAVケーブルの購入は

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AppleコンポジットAVケーブル、AppleコンポーネントAVケーブルは、以下のショップで購入できます。
価格は3,800円です。

AVケーブル・TV出力に関する公式サポート情報・ヘルプ


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