【詳細レビュー】Apple Universal Dock
このページではアップルの純正ドック“Apple Universal Dock”をご紹介します。
※ 2014年現在、Universal Dockは販売終了になっています。
概要
“Apple Universal Dock”は、iPod用のドック(クレードル)です。 ドックがあれば、パソコンとの同期やACアダプタでの充電時に、ケーブルを接続するのが簡単になります。スピーカーに音楽を出力できるLINE OUT端子が搭載されています。ワイヤレスリモコン“Apple Remote”も付属します。コンポやステレオで音楽を楽しむのに快適な環境を提供してくれます。 アップルから2007年9月に発売された純正オプションです。メーカーの製品詳細 iPhone専用Dockについては、製品紹介/Apple iPhone 3G DockとUniversal Dockページをご覧ください。 |
“Universal Dock”・“Universal Dock アダプタ”とは
はじめてiPodを買った人が疑問に思うのが、付属の白いお皿の用途。これは“Apple Universal Dock アダプタ”というものです。 iPodにはいろんなサイズがありますが、どのiPodでも同じアクセサリが使えるように、“Universal Dock”という統一規格が制定されています。“Apple Universal Dock アダプタ”は“Universal Dock”対応製品にiPodをのせるためのアダプタです。 |
アダプタには、対応モデルごとにナンバーが刻印されています。別売りのアダプタ3個がセットになった、“Apple Universal Dock アダプタ(3 パック)”が、各モデルごとに発売されています。価格は一部例外を除いて、税込各1,000円です。
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“Apple Universal Dock”には、現行モデル(2008年2月現在)のiPodとiPhone(2Gモデル)に対応する、9・10・12・13・14番のアダプタが付属します。 もちろんiPodにはじめから付いているアダプタも利用できます。 |
ドックについて
自分のiPodに合う番号の“Universal Dock アダプタ”をはめ込んで使います。 |
アダプタは、溝にツメを入れて持ち上げるだけで簡単に外れます。 |
背面にはオーディオ出力用のLINE OUT端子と、Dockコネクタがあります。 接続用のケーブル類は付属しません。 |
iPod付属のUSBケーブルでパソコンと接続したり、別売りACアダプタで充電したりできます。 別途“Apple コンポジット AV ケーブル”か“Apple コンポーネント AV ケーブル”を用意すれば、テレビに映像を映せます(ドックが無くても、これらのケーブルは利用できます)。 |
置くだけで充電や同期ができるので、ケーブルを手で接続するよりもはるかに快適です。 底面には滑止めのラバーが貼られています。 |
リモコン“Apple Remote”について
“Apple Remote”という赤外線方式のワイヤレスリモコンが付属します。 再生・一時停止、ボリューム調整、早送り・巻き戻し、早送り、早戻しができます。音量調整は、Dockのラインアウトからの出力レベルを調整します。ヘッドホンで音楽を聴くときに、ボリュームを調節しなおす必要がありません。 iPodのプレイリストの選択やメニュー内の移動などの、複雑な操作はできません。 |
iPod shuffleや“iPod Radio Remote”と同じユーザインタフェースです。形状も手にとりやすく、手元を見なくてもサッとiPodの操作ができます。 この使いやすさは、ボタンがたくさん並んだテレビやビデオのリモコンとは一線を画します。テレビ・ビデオのリモコンで、手探りでボリューム調整や再生・停止をするのは不可能に近いですが、この“Apple Remote”なら操作に慣れるのに一日もかかりません。 |
“Apple Remote”は、“AppleTV”やMacの一部にも付属します。“Apple Remote”対応機器を複数持っている場合は、操作が干渉しないようにペアリングできます。方法は、後述の公式サポート情報を参照してください。 “Apple Remote”は、3,400円で単品でも販売されています。 |
実は最初、ペアリングが上手くいかず苦労しました。2台のドックと2つのリモコン、いったいどれが悪いのか判断できず、困ってしまいました。 そこで、アップルのサポート情報にあった、デジカメを使って赤外線の信号を見る方法を試してみました。すると、古いリモコンの早送りボタンが接触不良だとわかり、一件落着しました。 デジカメのLCDディスプレイを通せば、リモコンが出す赤外線を目視できます。 |
スピーカーにつなげて音楽を聴く
私はタイムドメイン方式のアクティブスピーカー“TIMEDOMAIN light”と接続して使っています。充電用に“モバイルクルーザー for iPod”も併用しています。iPod専用のDock接続スピーカーと変わらない使い勝手で、非常に快適です。iPod内の音楽を自宅のコンポ、ステレオでも楽しみたい方は、“Apple Universal Dock”の導入をオススメします。 タッチセンサーでのデリケートな操作を要求されるiPod touchも、Apple Remoteで簡単に操作できます。iPod touchの場合は、再生を続けている限り画面のスリープ状態にはならず、アルバムアートが表示されます。 |
ケースに入れたままドックにのせられる?
シリコーンケースなどの薄いケースなら、ドックのアダプタを外してしまえば接続できる場合があります。グラグラするのでおすすめはしません。 ケースの中には、被せたままドックに接続できるように、専用のDockアダプタが付属するものがあります。
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前モデル“Apple iPod Universal Dock”との違い
このページで紹介している“Apple Universal Dock”は、“2代目”のユニバーサルドック(型番:MC746LL/A)です。 旧ドックは2005年10月に、第5世代iPodと同時に発売されました。
その後発売されたiPhoneにも使えることから、2008年に製品名から「iPod」が取れて「Apple Universal Dock」(型番:MC746LL/A)になりました。 |
旧ドック(写真左)には、S-Video出力端子が付いていました。 また、旧ドックはリモコン“Apple Remote”が別売りでした。 |
Apple Universal Dockの購入は
Apple Universal Dockは、以下のショップで購入できます。価格は税込5,800円。 ※ 2014年現在、Apple Universal Dockおよびアダプタのシリーズは、販売終了になっています。 |
Apple Universal DockとApple Remoteに関する公式サポート情報・ヘルプ
- iPod Universal Dock について学びます
- Apple Remote(赤外線)を iPod Universal Dock で使用する
- Apple Remote のトラブルシューティング
- Apple Remote と iPod Universal Dock を登録する
- Apple Remote の電池を交換する方法
- iPod and iPhone: TV 出力のサポート
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