【詳細レビュー】Bluetooth iPodオーディオアダプタBluetribe SBT01
このページではiPod/iPhoneの音楽をワイヤレスで楽しめるBluetoothオーディオアダプタ「Bluetribe SBT01」をご紹介します。
概要
「Bluetribe SBT01」は、iPod/iPhoneのドックコネクタに接続する、Bluetoothオーディオアダプタです。 |
2009年7月に新モデル「SBT01R」発売
「SBT01」のリニューアル版「SBT01R」が、2009年7月に発売されています。
詳細は、製品紹介/Bluetooth iPodオーディオアダプタBluetribe SBT01Rをご覧ください。 |
すこし解説
Bluetooth(ブルートゥース)、A2DP、AVRCP、など、あまり一般的でない用語について、すこし解説します。
この製品は「Bluetooth」という電波の規格に準じて、音楽をワイヤレス(無線)で飛ばすものです。 「A2DP」は、音楽データを送受信するための規格です。 このふたつの規格に準じたヘッドホンと組み合わせて使うと、ワイヤレスで音楽を聴けるほか、ヘッドホンに搭載された操作ボタンで、iPodの再生・一時停止や早送りなどができます。 |
今回はプリンストンテクノロジーの「PTM-BAH2S」と合わせて使ってみました。 「PTM-BAH2S」は好きなイヤホン・ヘッドホンを接続して、ワイヤレスヘッドホンとして使用できます。 ふたつの機器は「ペアリング」することで、はじめて使用できるようになります。 一度組んだペアは、解消できないわけではありません。 |
iPodで使う
Dockコネクタに接続する同じような形状のアクセサリと比較して、かなり薄く小さいです。 |
「SBT01」は、iPodのドックコネクタに接続するだけで使用できます。
使用可能な状態にする「ペアリング」の操作は、iPodの再生ボタンを押して音楽を流しながら、ヘッドホンなどの受信機側で行います。 ペアリングの設定方法は受信機により異なります。 |
ヘッドホン側のボタンで、再生・一時停止、曲送り・曲戻し、ボリューム調整の操作ができます。
ボリューム調整はiPod側の音量設定が変わるわけではありません。 |
iPod classicと接続した様子。
iPodとの接続時には、iPodの電源オン/オフの状態に関係なく、LEDが常時チカチカ点滅しています。 |
第4世代iPod nanoとの接続。 iPod nanoはDockコネクタが片側に寄っているので、見た目がすこしズレてしまいます。 アダプタのサイズが小さいので、はみ出す部分はわずかです。 |
薄さが売りのiPod nanoと、ほぼ同じ厚みです。 第4世代iPod nanoは通常、加速度センサーを利用したCoverFlow表示のために、本体をヨコ向きにした状態でボリューム調整ができません。この仕様は、ポケットの中で手探りで操作したいときに、とても不便です。 |
iPod touchとの接続。 iPod touchは通常、音楽の操作にも画面のロックを解除しなればなりません。 AVRCP対応のワイヤレスヘッドホンを併用すると、手探りでも操作ができて便利です。 画面のロックを解除せずに再生・一時停止、ボリューム調整ができて快適です。 |
第3世代iPod nanoとの接続。 サイズ的に、この組み合わせが一番しっくり来ます。 |
アダプタはiPodのドックコネクタと同じくらい薄いので、ケースを装着したまま接続できる場合があります。 |
併用するBluetoothヘッドホンを選ぶ時に、「A2DPプロファイル」「AVRCPプロファイル」といった、ややこしい用語にぶつかるので、初心者には敷居が高く感じます。 「全ての機器との接続動作を保証したものではない」というメーカーサイトの注意書きも、人を不安にさせます。 この製品は、Bluetooth製品専門の新ブランド「Bluetribe」(ブルートライブ)の第1弾製品として発売されています。 初心者も安心して手が出せるように、同じブランドでヘッドホンや受信アダプタが発売されるのが待たれます。 (※ 2009年1月に、同ブランドのヘッドセット「SBT02」が発売されました) |
写真奥は、2004年に発表されたiPod用Bluetoothキット“TEN Technology naviPlay”と、iPod mini 4GBモデル。 Bluetooth 1.2を搭載していて、今回使った手前の組み合わせと、ほぼ同じことができます。 “naviPlay”発売時に、とうとうワイヤレスの時代が来た! と喜んで買ったものの、サイズが大きく充電の手間もかかり、一度も使ったことがありませんでした。(日本での販売価格は、27,800円…!) ずいぶん小型化され、手軽に扱えるようになったなあと感慨深いです。 |
iPhone 3Gで使う
このような外付けアダプタを使わなくとも、iPhoneにはBluetoothが内蔵されているじゃないか、と思われるかもしれません。 しかしiPhoneのBluetoothは、A2DP/AVRCPプロファイルに対応していません。 つまり、ワイヤレスで音楽を聴いたり、リモコン操作をしたりできません。 データ同期にも対応しておらず、ヘッドセットでの通話専用のものです。 ワイヤレスで音楽を楽しむためには、この「SBT01」などが必要です。 |
iPod touchと同様にiPhoneも通常、音楽の操作にも画面のロックを解除しなればなりません。 「SBT01」を使ってAVRCP対応のワイヤレスヘッドホンを併用すると、手探りでも操作ができるようになり便利です。 画面のロックを解除せずに再生・一時停止、ボリューム調整ができて快適です。 |
「SBT01」で音楽を聴いているときにも、ハンズフリー通話対応のヘッドセットで、着信への応答もできます。 「SBT01」をiPhoneに接続する前に、iPhoneとヘッドセットをBluetooth接続しておきます。 そのあと、「SBT01」をiPhoneに接続して、ヘッドセットで音楽を楽しみます。 この設定をしておけば、音楽を聴いているときに着信があると、音楽がフェードアウトし、ヘッドセットで応答できます。 |
「全ての受信機(ヘッドセット等)に動作を保証するものではない」とのことで、メーカーサイトに「通話(音楽再生中、割り込み電話受信)確認済受信機」が記載されています。
「PTM-BAH2S」でも動作しました。 |
“Bluetribe SBT01”の購入は
“Bluetribe SBT01”は、以下のショップで購入できます。 |
詳細レビューのインデックスページに戻る