【詳細レビュー】CAZE Zero 5(0.5mm)UltraThin Matte for iPhone 4
このページでは、マット加工が施されたiPhone 4用薄型クリアケース「CAZE Zero 5(0.5mm)UltraThin Matte for iPhone 4」をご紹介します。
概要
使用方法と使用感
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ケース本体のほかに、液晶用・背面用の保護フィルムと、クリーニングクロス、折りたたみ式のスタンドが付属しています。
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スタンダードな形状の、プラスチック製ハードケースです。
「ソフトマット加工」が施された表面は、つや消しのマットな質感です。
いわゆるラバーコーティングが施されているようです。
コーティングのない通常のプラスチック製クリアケースと異なり、磨りガラスを通したようにぼやけた状態で透けて見えます。
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ケースの内側にはコーティングが施されておらず、ツヤのあるプラスチックの質感が確認できます。
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iPhoneのボリュームボタンのある側面から、ケースを装着します。
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iPhoneに装着したところ。
背面のAppleマークと文字が、半透明のケースを通して透けて見えます。
ケースのカラーは「グレー」ですが、少し緑色がかって見えます。
カラーバリエーションは4種類です。
このページで使用している「グレー」のほかに、「ピンク」「ブルー」「クリア」の3色がラインナップされています。
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コーティングの効果で、サラサラした手触りです。
指紋や手の脂がつかず、傷も入りにくいです。
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画面側は大きく開いていて、タッチスクリーンとホームボタンの操作を妨げません。
画面側のフチは、よく見ると傾斜がつけられていて、手に触れるエッジが気にならないように設計されています。
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iPhone本体のフォルムをなぞったように、ガラスパーツとステンレス製パーツの段差がケースにも再現されています。
ほかのケースでは省略されることが多い部分ですが、丁寧に造形されています。
厚さ0.5ミリを売りにしていますが、ほかのプラスチック製ケースとくらべて、驚くほど薄いという印象は感じませんでした。
フィルムやセルロイドのように薄いわけではなく、しっかりとプラスチックの厚みがあります。
手にもった感じは、ケースを着けていることを忘れさせる薄さです。
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上部の開口部は、大きく開けられています。
スリープスイッチは、ケースを付けていないときと同じように操作できます。
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Dockコネクタ側の開口部。
コネクタの大きな「AppleコンポジットAVケーブル」を接続してみたところ、ケースのヘリとぶつかりましたが、ケース薄さが手伝い、問題なく認識されました。
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消音スイッチとボリュームボタンの開口部。
ケースが薄いので、ボリュームボタンも親指の腹で操作できます。
マナーモードスイッチも切り替えやすいです。
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ボリュームボタンとは反対側の側面には、メーカーのロゴがプリントされています。
マット加工がされていない「Zero 5」では、ケースの内側にロゴの刻印があるだけで、文字に色はついていません。
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カメラとLEDフラッシュライトの開口部。
フラッシュと干渉しないように、大きめに開けられています。
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ほかのクリアケースでも起こることですが、iPhone本体とケースが密着した部分が、左の写真のように「染み」になって、見苦しく見える場合があります。
この製品でも、かなり目立つように発生しました。
個体差のある現象で、ケースを軽く曲げると解消されたり、使っているうちに出なくなる場合もあるようです。
ケースに付属する背面用の保護フィルムを試しに併用してみましたが、「染み」には効果がありませんでした。
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そこで小麦粉を使うことにしました。
ケース内側に、小麦粉や片栗粉、ベビーパウダーなどをまぶしてから拭き取れば、「染み」現象が解消されます。
ぬぐい取ってしまうと、小麦粉の効果が現れないこともあります。
私は全体に小麦粉を撒いてから、ぬぐい取らずに吹き飛ばしました。
ケースが半透明なので、内側が少し汚れていても、外側からは見えません。
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製品には、iPhoneを立てられる折りたたみ式のスタンドが付属しています。
折りたたんだ状態なら、クレジットカードと同じ大きさ、同等の薄さです。
財布のカードスリットなどに入れて、いつでも携帯できます。
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カード状のものを組み立てると、角度調節もできるスタンドになります。
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ケースを装着したiPhoneも、裸のiPhoneも立てられます。
3種類の角度を選べますが、どれも垂直に近い角度で、ゆるやかな傾斜にはなりません。
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クリア版「CAZE Zero 5(0.5mm)UltraThin」との比較
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「Zero 5 UltraThin Matte」は、クリアケース「Zero 5 UltraThin」にマット加工を施した新モデルです。
マット加工が施されていない従来モデル(以下「クリア版」とします)も、併売されています。
写真左がマット版、右がクリア版です。
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マット版は半透明ですが、クリア版はガラスのように透き通っています。
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クリア版もマット版と同じく、4色のカラーバリエーションが用意されています。
このページで使用しているのは「グレー」で、ほかに「ピンク」「ブルー」「クリア」の3色があります。
クリア版のツヤは、独特の色気のようなものを感じさせますが、プラスチックのツヤを安っぽく感じる方もいると思います。
一方のマット版は、地味かもしれませんが落ち着いた印象です。
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マット版とクリア版は、比較すると以下のような特徴・違いがあります。
液晶保護フィルムのアンチグレア版と光沢版の違いと、通じるものがあります。
基本的な性能や価格は変わらないので、好みの方を選ぶといいでしょう。
- マット版
- 傷が付きにくい。
- 指紋汚れ・手の脂が目立ちにくい。
- マットな落ち着いた質感。
- ある程度のグリップ感が得られる。
- クリア版
- 細かい擦り傷がつきやすい。
- 指紋・手の脂が付く。
- 光沢があり、発色がよく見える。
- ツルツルで滑りやすい。
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まとめ
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設計精度の高い薄型ハードケースに、手触りのよいマットコーティングを施した製品です。
コーティングでマットな質感に仕上げられているものの、iPhone背面のAppleマークが透けて見えるのはうれしい点です。
サラサラした手触りが心地よく、通常のクリアケースとは異なり、手の脂や傷に煩わされることもありません。
むき出しのプラスチックよりも滑りにくく、iPhoneを握りやすくもなります。
よくある形状のプラスチック製ケースですが、ほかのものとは一線を画す、クオリティの高い製品です。
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ここが良い!
- 傷がつきにくく、指紋や手の脂も目立たないコーティング。
- クリアケースながら、マットなつや消しの質感で、落ち着いた印象。
- コーティングは滑りにくくする効果もある。手触りも良い。
- コーティングが施されているが、iPhone背面のロゴマークが透けて見える。
- 厚さ0.5ミリで、薄型の設計。設計精度が高く、作りも丁寧。
- カードサイズに折りたためる、持ち運びやすいスタンドが付属。
- 選べる4色のカラーバリエーション。
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ここはいまひとつ
- 素材が薄く、耐衝撃性は期待できない。
- 背面の密着部分に、「染み」のような跡が発生することがある。
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「CAZE Zero 5(0.5mm)UltraThin Matte」「CAZE Zero 5(0.5mm)UltraThin」の購入は
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「CAZE Zero 5(0.5mm)UltraThin Matte for iPhone 4」は、以下のショップで販売されています。
4色のカラーバリエーションで、価格は税込各1,980円です。
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マット加工が施されていない、クリア版「CAZE Zero 5(0.5mm)UltraThin for iPhone 4」は、以下のショップで販売されています。
4色のカラーバリエーションで、価格は税込各1,980円です。
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