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【詳細レビュー】Bluetoothスピーカー Formyself FMS2009005

このページではセレクション越後屋「Formyself」ブランドのBluetoothワイヤレススピーカー「FMS2009005」をご紹介します。

概要

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「FMS2009005」は、Bluetooth方式のワイヤレススピーカーです。
リテールコム社のポータブルBluetoothスピーカー「BIT-STB2819」のスピーカーをチューンナップしたものです。
セレクション越後屋のオリジナルブランド「Formyself」の製品です。
2009年12月中旬発売予定で、今回発売前の試作機をお借りしてレビューする機会をいただきました。

メーカーの製品詳細

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Bluetoothワイヤレススピーカーとして評価の高い、リテールコム社製の「BIT-STB2819」(左の写真)を、アップル関連製品を扱うショップ「セレクション越後屋」が大胆にチューンナップしたものです。
元になった製品の左右に向いたスピーカーをカットし、5cmコーンユニットスピーカーが取り付けられ、中央下部にはバスレフが設けられています。
リテールコム社の協力で、このカスタマイズ製品の発売が実現したとのことです。

使用方法と使用感

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ワイヤレスで音楽を聞ける、Bluetooth方式のスピーカーです。
大きさは、ティシュペーパーの箱くらい。
オーディオ製品らしい、オールブラックのどっしりとした外観です。

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元になった製品「BIT-STB2819」との比較。
もともと底面にある電池ボックスがバスレフで隠れないように、本体を前方に90度回転させた状態で組み込まれています。
そのため、上面にあった操作ボタンは前面に、底面にあった電池ボックスは背面に配置されています。

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前面の操作ボタンは、タッチセンサー式です。
内蔵されたLEDが青く光ります。

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本体上部には、電源端子、オーディオ入力端子、電源ボタンが搭載されています。
元の製品「BIT-STB2819」では、これらの端子は背面にあったものです。
スピーカーの前から見ると、各端子・ボタンの説明は逆さまになります。

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本体背面には、電池ボックスがあります。
単3電池4本でも駆動できます。
フタの開閉にはドライバーやコインが必要です。

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スピーカーにはUSB-ACアダプタが付属します。
パソコンに接続して、USBバスパワーでも使用できます。

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iPhoneと第2世代iPod touchでは、内蔵されたBluetoothでスピーカーと接続できます。
元になった製品「BIT-STB2819」の型番で認識されます。

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スピーカーは据え置きのままで、手元のiPod/iPhoneの音楽を聞くことができます。

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前面のタッチパネルで、再生・一時停止、音量調節ができます。
音量調節ボタンは長押しで曲送り・曲戻し操作になります。

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ただしiPhoneとiPod touchの内蔵Bluetoothで接続している場合は、曲送り・曲戻しの操作はできません (OS 3.1で検証)。
「AVRCP」という再生・一時停止・早送りなどのリモコン操作の命令を伝える規格への対応が、iPhoneとiPod touchが完全ではないためです。
後述するBluetooth送信機「SBT01R」などをiPod/iPhoneに取り付けることで、曲送り・曲戻しも可能になります。

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iPod nanoとiPod classicには、無線機能がありません。
Bluetoothワイヤレスで音楽を聞くには、音楽を飛ばす「送信機」をiPodに取り付ける必要があります。
Bluetribe SBT01R」など、多数の製品が販売されています。
「SBT01R」で接続した場合は、スピーカーのタッチパネルで、曲送り・曲戻しの操作も可能になります。

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元になった製品「BIT-STB2819」(写真の赤い方)と聞き比べてみると、足りなかった中音域・低音域がしっかり出力されるようになっています。
厚みのある中音、締まりのある低音で、より原音に近い音となり、パワフルで明るく抜けの良い音質に進化しています。
最大音量までは試していませんが、かなりボリュームを上げても音割れせずに安定して鳴ります。

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本体がコンパクトなので場所を取らず、気軽にデスクトップに置いておくことができます。

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スピーカーの電源は、パソコンのUSBポートからも取ることができます。

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スピーカー上部にはオーディオ入力端子が搭載されています。
Bluetoothのないオーディオプレーヤなども接続できます。

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iPod/iPhone用のドックを使えば、据え置きのホームオーディオとしても使用できます。
Bluetoothを使わず、ドックもスピーカーもコンセントに接続すると、写真のような配線になります。

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有線接続・無線接続に、iPod・iPhoneと、様々なスタイルを切り替えて使用してみましたが、元の製品がシンプルなので、戸惑うことなくすぐに音楽を楽しめました。
使い勝手に定評のあるコンパクトなBluetoothスピーカーを、こだわりのオーディオ機器に改造した面白い製品です。
高音質でありながら、家の中・屋外を問わずどこにでも持ち歩けて手軽に使える贅沢な逸品です。

購入は

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「FMS2009005」は12月18日発売開始、12月22日出荷開始予定です。
価格は税込29,800円です。
なお12月の生産台数は10台限定で、当面は毎月10台ペースで増産していく予定とのこと。
製品詳細


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