「Lim Phone Sleeve」は、iPhone 4/4Sに対応するスリーブ式のレザーケースです。
必要最低限のシンプルなデザインで、独自の操作性を実現しています。
ブラック、ブラウン、グレージュの3色のカラーバリエーションが用意されています。

2010年8月に、rethink（リシンク）から発売された製品です。
メーカーの製品詳細：Lim Phone Sleeve - rethink

※ この製品は、iPhone 3G/3GS用として発売された「Lim Phone Sleeve for iPhone 3G/3GS」の、iPhone 4/4S版です。
　 このページの内容は、iPhone 3G/3GS用「Lim Phone Sleeve」のレビューと重複する部分があります。

スッキリとしたデザインの収納ケースです。
このページで使用している「グレージュ」は、グレーとベージュの中間色です。
ほかにブラックとブラウンの2色が発売中です。
革製品らしいトラディショナルなブラック、ブラウンと比較し、このグレージュはモダンな印象を与えてくれます。

一枚の革をふたつに折って、端を縫い付けただけの、シンプルな構造です。
滑らかな曲線とシャープなラインの調和が奇麗です。
iPhoneを収める「さや」のようなイメージです。
ボタンや金具等は一切使われていません。

革は非常に薄く仕上げられています。
薄くて柔かですが、パリッとした張りがあり、形状を保っています。

iPhoneを滑り込ませて収納します。
iPhoneにピッタリのサイズなので、クリアケースなどのジャケット型ケースとは併用できません。
液晶保護フィルム程度のものなら、貼ったままで使用できます。

iPhoneがぴったりと収まります。
逆さまにした程度では、iPhoneがケースから抜け落ちてくることはありません。

こちらはiPhoneの背面側。
角にブランド名が型押しされています。
革の表面に施されたシボ加工が、独特の風合いを生んでいます。

横のスリットで、収納したままボリューム調整ができます。
消音スイッチの状態も、ケースから取り出さずに確認できます。

ケースのラインがiPhone本体と一致していて美しく見えます。

ふたつに折り曲げただけの一枚革が、立体的なiPhoneにぴったりとフィットします。
精妙な設計は見事としか言いようがありません。

コバと縫製の処理も非常に丁寧で、隙のない仕上がりです。

ケース底部には、iPhoneを取り出すときに使う窓が開いています。
窓はスピーカー側にあるので、収納しているときの着信音も、音がこもらずに再生されます。

底部の穴から指を入れて押し出すことで、iPhoneを簡単に取り出せるようになっています。

右手の親指で押し出したiPhoneを、左手で引き抜きます。
親指を入れた右手で、そのままケースを保持できます。
ただシンプルなだけではなく、使い勝手も絶妙です。
収納も取り出しもスムーズにでき、ストレスを感じさせません。

底の穴を使わずに、上からつまんで引き出すこともできます。

メーカーのrethinkは、初代のiPodが発売された当時からレザーケースを作り続けています。
使い勝手の良さ、デザインの美しさが、シンプルな構造に凝縮されています。
試行錯誤、取捨選択の末にたどり着いた形状であることが伺えます。
長年ケース製作に携わってきた同社だからできた、マエストロの仕事と呼ぶにふさわしい品質と完成度の高さです。

一枚の革をふたつに折って、角のひとつをL字形に縫っただけの、非常にシンプルな構造です。
しかしながら、使い勝手が良く、合理的な設計になっています。
薄くなめされた革と、細部まで配慮の行き届いた作りで、質感も高いです。
使いやすさとデザインの美しさが、シンプルな構造に凝縮された、「洗練の極み」と言えます。
スマートに磨き上げられたiPhoneに似つかわしい逸品です。

ここが良い！

1. スマートに出し入れできる、計算された設計。
2. iPhoneの薄さを損なわない。
3. 収納したままボリューム調整、マナーモードの確認が可能。
4. シンプルで上品なデザイン。
5. 洗練された3色のカラーバリエーション。

ここはいまひとつ

1. ベルトクリップやフック等の、身につけて持ち歩く機構がない。

「Lim Phone Sleeve for iPhone 4/4S」は、以下のショップで販売されています。
ブラック、ブラウン、グレージュの3色のカラーバリエーションが用意されています。
価格は税込各6,930円です。

• rethink store（メーカー直販）
• AssistOn