「iGlaze kameleon」は、iPhone 3G/3GSの背面をカバーするハードケースです。
ハ虫類革のようなデザインの合皮が、ハードケースの表面に貼られています。
ブラック、ホワイト、レッドの3色のカラーバリエーションが用意されています。

米aevoeのmoshiブランドの製品で、日本では2010年4月にMJSOFT（関東金属鋼業株式会社）から販売されています。
販売元の製品詳細：moshi-shop.jp 商品ページ：moshi iGlaze kameleon [iPhone 3G/3GS 用ハードシェルカバー]

ケース本体のほかに、液晶保護フィルムが付属しています。
同社のほかのiPhoneケースに付属する、Appleマーク用保護フィルムとクリーニングクロスも同梱されていました。

スタンダードな形状の、背面カバー型のケースです。

ポリカーボネート製のハードケースの表面に、PU（ポリウレタン）素材の合成皮革が貼られています。
「カメレオン」の製品名が示す通り、ハ虫類革のような型押しで仕上げられています。
パターンが細かく、遠目に見るとヘビ革調であることがわからないかもしれません。

ケース内側には、ラバーコーティングが施されているようです。
はめ込むだけの簡単な装着方法ですが、このラバーコーティングが効いているのか、しっかりとiPhoneにホールドされます。

iPhoneに装着したところ。
表面のポリウレタン素材が適度なグリップ感を生んで、握りやすいです。
握ってみると、若干弾力性があるのがわかります。
デスクや車のダッシュボードに置いた時には、ある程度の滑り止め効果が得られます。
シリコンやラバーと違ってベトベトせず、ポケットへの出し入れもしやすいです。

これは推測ですが、ケースのコンセプトは「PUでの表面仕上げ」が第1で、その装飾としてレザー調の型押しを施したのだと思われます。

背面のみをカバーするタイプなので、タッチスクリーンやホームボタンの操作を妨げません。

ヘッドホンジャック、スリープスイッチの開口部分。
何もつけていない時と同じように操作できます。

マナーモードスイッチとボリュームボタン部分の開口部は、「穴状」ではなく、前面の開口部とつながっています。
マナーモードスイッチは、消音側から音を出す方への切り替えがしにくいです。
写真のように、スイッチとケースの間に隙間が無いためです。
斜め上のカドからツメの先をいれるようにすると、簡単に切り替えができます。
ボリュームボタンの操作は問題ありません。

iPhone底部のDockコネクタ部分。
さまざまなアクセサリを接続できるようになっています。
前面ガラス周囲のステンレス製フレームの部分は、中ほどまでしかカバーされません。

ここまで使用してきたレッドのほかに、ブラックとホワイトの全3色のカラーバリエーションが発売されています。

ホワイトは女性が持っても違和感がない、明るいイメージです。

黒光りするブラックは、本物の革製品のように見えます。

同じメーカーから、シンプルなポリカーボネート製のiPhoneケース「iGlaze 3G」も発売されています（写真右）。
「iGlaze 3G」にはAppleマーク用の窓が開いていますが、「iGlaze kameleon」にはありません。
また、底部のストラップを取り付けられそうな穴も、「iGlaze kameleon」では廃止されています。

ヘビ革のようなデザインが好みの分かれるところだと思いますが、ケースとしての性能はなかなかです。
表面のポリウレタン素材により、グリップ感が向上し、iPhoneが扱いやすくなります。
取り付け・取り外しがしやすく、気軽に「着せ替え」もできます。
わずかですが厚味と弾力があり、落下の際の衝撃にも強そうです。
本革と違いメンテナンスを気にせず使えます。
ハ虫類調のデザインが気に入るならおすすめできるケースです。

ここが良い！

1. ポリウレタン素材でグリップ感が向上し、扱いやすい。
2. デザインを引き締めるレザー調の型押し。
3. 取り付け・取り外しがしやすい構造。
4. 落ち着いた3色のカラーバリエーション。

ここはいまひとつ

1. マナーモードスイッチを消音側から切り替えにくい。

「moshi iGlaze kameleon」は以下のショップで購入できます。
カラーバリエーションは3種類で、価格は税込各3,150円です。

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