【詳細レビュー】SwitchEasy CANVAS for iPad 2
このページでは、フリップ開閉による自動オン/オフ機能を搭載したiPad 2用ケース「SwitchEasy CANVAS for iPad 2」をご紹介します。
概要
|
「SwitchEasy CANVAS for iPad 2」はiPad 2用の、フリップ式のケースです。
ポリカーボネート製のハードケースに、キャンバス素材を貼ったカバーが取り付けられています。
「Smart Cover」同様に、カバーの開閉でスリープ/スリープ解除する機能が搭載されています。
3段階に角度調節できる、横置きスタンドとしても使用できます。
Dockコネクタとヘッドホンジャックを保護するカバーが2個ずつと、液晶保護フィルム、クリーニングクロスが付属します。 8色のカラーバリエーションが用意されています。
香港SwitchEasyの製品で、日本ではプレアデスシステムデザインから2011年4月に発売されました。
輸入販売元の製品詳細:SwitchEasy Canvas for iPad 2 | Pleiades
|
使用方法と使用感
|
ケース本体のほかに、液晶保護フィルム、クリーニングクロス、Dockコネクタカバー、ヘッドホンジャックカバーが付属しています。
液晶保護フィルムの貼り付け作業用のヘラも同梱されています。
|
|
プラスチック製のハードケースを、二つ折りのカバーで挟んだ構造です。
|
|
普通のハードケースと同じように、iPadに装着します。
iPadはパチンとハマり、意図せず勝手に外れることはなさそうです。
|
|
カバーを閉じたところ。
手帳のカバーのような外観です。
全部で8色のカラーバリエーションが用意されています。
このページで使用しているのは、グレーです。
|
|
裏側のカバーは、iPadの背面に合わせた大きさです。
表側よりも若干小さめで、プラスチック製のケースが見えています。
|
|
カバーに貼られているキャンバス地には、傷のつきにくいコーティングが施されています。
テントの生地に似ています。
すべすべとした手触りで、布地ではあるものの、汚れが付く心配はなさそうです。
カバーの片隅に、メーカーのロゴが入ったゴム製のタグが取り付けられています。
|
|
カバーの内側には磁石が組み込まれていて、 Apple純正の「Smart Cover」同様に、カバーの開閉でスリープ/スリープ解除します。
カバーを開けるとiPadのセンサーが反応して、自動的にスリープから復帰します。
スリープボタンかホームボタンを押して、スリープ解除スライダを操作するという、ふたつの手間が省けます。
また、カバーを閉じたときも、自動でスリープ状態になります。
|
|
ただしこのケースのカバーは「Smart Cover」とは違い、マグネットで画面に吸着する方式ではありません。
カバーの端のフックを、プラスチック製ケースに引っ掛けて固定します。
個体差があると思いますが、私の購入したものはフックが引っかかりにくく、手で広げてやると使いやすくなりました。
|
|
フックが引っ掛けにくいときには、写真のようにカバーを左から押し出すようにすると、閉じやすくなります。
|
|
iPadを使うときは、カバーを背面に回しておけます。
内側のプラスチックケースは、画面側へのはみ出しがなく、タッチスクリーンの操作を妨げません。
|
|
プラスチックケースを、布地を貼った板で挟んだ構造なので、厚みが結構あります。
せっかくのスリムなiPad 2が、大振りになってしまいますが、保護性能は高そうです。
|
|
Smart Coverを装着したiPad 2と、厚みを比較してみました。
Smart Coverだけを装着したiPad 2は、厚さ約11ミリです。
対するSwitchEasy CANVASは、約21ミリにもなります。
薄いSmart Coverと比べると、かなり大きくなる印象です。
しかしSmart Coverでは保護できない背面も、しっかりカバーしてくれます。
また、マグネットで固定されているSmart Coverと違い、カバーが外れて本体を落とすような事故の心配もありません。
|
|
スリープスイッチとカメラレンズ、消音スイッチ、ボリュームボタンの開口部。
それぞれゆとりを持って開けられていて、操作の邪魔になりません。
上部中央に設けられているマイクと、ヘッドホンジャックも開けられています。
大きめのプラグのヘッドホンも、問題なく接続できます。
|
|
ケースは、横置きのスタンドとしても使用できます。
スタンドとして使うには、プラスチックケースの背面から、カバーの半分を剥がして開放します。
プラスチックケースとカバーは、片側がベルクロで固定されています。
|
|
フリップの内側に刻まれたミゾを利用して、iPadを横向きに立てられます。
|
|
フリップの内側には3本のミゾがあり、3通りに角度調節ができます。
角度調節できないSmart Coverと違って、画面に光が当たって見えにくいときなどに、微調整ができて便利です。
また、設置面積の小さいSmart Coverよりも安定しているので、安心して立てたままにしておけます。
|
|
プラスチックケースの背面には、写真のような「ゲタ」が設けられています。
カバーの折り返し部分(本の背表紙にあたる部分)を四角い形状に保つのと、スタンドとして使用したときに、ミゾに安定して立てるためと思われます。
しかし、せっかくのスリムな形状のiPad 2を、箱のような形状に強制してしまうようで、もったいない気がします。
|
|
フリップを折り返して、ケースの背面に挟めば、Smart Coverのようにタイピングに適した低い傾斜で置くこともできます。
|
|
フリップの折り方を変えると、さらに低い傾斜にもなります。
|
|
フリップカバーは、写真撮影時には邪魔になります。
左の写真のようにフリップを挟めば、レンズを覆わずに写真撮影ができます。
このままタテ向きにiPadを立てることもできますが、前につんのめって画面側から倒れる可能性があるので、おすすめできません。
|
|
製品には、以下の付属品が同梱されています。
- Dockコネクタカバー x 2
- ヘッドホンジャックカバー x 2
- 液晶保護フィルム
- クリーニングクロス
- ヘラ(液晶保護フィルムの貼り付け作業用)
|
|
Dockコネクタ端子と、ヘッドホン端子を保護するカバーが、予備を含めて2個ずつ付属しています。
端子を使わないときにキャップをしておくことで、ホコリやゴミの侵入を防げます。
|
|
ヘッドホンジャックに、カバーを取り付けたところ。
プラスチック製ケースと同じ色・同じ素材で、一体感があります。
|
|
Dockコネクタ端子のカバーも、同様に一体感があります。
ホコリを防ぐことができ安心なだけではなく、見た目も美しくなります。
|
まとめ
|
iPadをがっちり保護できる、安心感のあるケースです。
Smart Coverと比べると、大きめ・重めですが、背面もしっかりカバーでき、マグネットが外れてiPadを落とす心配もありません。
スタンドとしても安定感があり、自動スリープ/スリープ解除機能も搭載されています。
プラスチックケースを板で挟んだ構造で、厚みがありますが、万が一の落下時なども衝撃も軽減してくれそうです。
Smart Coverでは不安の残る、大事にiPadを持ち歩きたい方におすすめのケースです。
|
|
ここが良い!
- 画面も背面も保護できる、フリップ式のケース。
- キャンバス素材を使った、独特の風合い。汚れにくいコーティングが施されている。
- 角度調節できるスタンド機能搭載。タイピングに適した低い傾斜も可能。
- カバー開閉でのスリープ/スリープ解除に対応。
- プラスチックケースと、板状カバーの組み合わせて、保護性能が高そう。
- Dockコネクタ端子とヘッドホン端子を保護するカバー付き。液晶フィルムも付属。
- 選べる8色のカラーバリエーション。
|
|
ここはいまひとつ
- スリムなiPad 2が、大きな箱状になる。厚みも大きい。
|
「SwitchEasy CANVAS for iPad 2」の購入は
|
「SwitchEasy CANVAS for iPad 2」は以下のショップで販売されています。
4色のカラーバリエーションが用意されています。
価格は税込各4,990円です。
|
詳細レビューのインデックスページに戻る