「SwitchEasy CARD for iPhone 4S/4」は、ICカードなどを収納できるスリットを搭載した、iPhone 4/4S用のハードケースです。
ケース背面のスリットに、非接触型ICカードなどを1枚収納できます。
カード取り出し用の、スライド式イジェクトボタンを搭載しています。
液晶保護フィルムと、Dockコネクタプロテクター、ヘッドホンジャックプロテクターが、それぞれ2点ずつ付属しています。
ブラック、ホワイト、パープルの、3色のカラーバリエーションが用意されています。

香港SwitchEasyの製品で、日本ではプレアデスシステムデザインから2011年11月に発売されました。
輸入販売元の製品詳細：SwitchEasy CARD for iPhone 4S/4 | Pleiades

製品には、 液晶保護フィルムと、Dockコネクタプロテクター、ヘッドホンジャックプロテクターが、それぞれ2点ずつ付属しています。
クリーニングクロスと、フィルム貼り付け作業用のヘラも同梱されています。

ケース本体は、スタンダードな形状のポリカーボネート製ハードケースです。
背面にカードを収納するスペースがあるために、厚みがあります。

普通のハードケースと同じように装着します。

iPhoneに装着したところ。
iPhone 4と4Sに対応しています。
表面処理は細かい梨地加工が施された、サラサラしたマットな質感です。

ケースは、iPhoneのフチの部分で固定されます。
前面へのはみ出しが無く、裸のiPhoneと同様にタッチスクリーンの操作ができます。
液晶保護フィルムを問題なく併用できます。

ホワイト、ブラック、パープルの、3色のカラーバリエーションが用意されています。
このページで使用しているのはホワイトです。
左の写真は、ブラックのiPhoneにホワイトのケースを装着したところ。

ケースの上側面は大きく開けられています。
スリープスイッチは快適に操作できます。
大きめのプラグのヘッドホンも接続できます。

付属のイヤホンジャックプロテクターを装着したところ。
ケースの形状に沿った、この「SwithEasy CARD」専用のものです。
予備も含め、2個付属しています。

Dockコネクタ側の開口部。
大きなコネクタを持つ「Apple Digital AVアダプタ」や、ワンセグチューナー 「ちょいテレi」も接続できます。

付属のDockコネクタプロテクターを装着したところ。
ケースの開口部にぴったり納まり、一体感があります。
こちらも予備を入れて2個付属しています。

消音スイッチとボリュームボタンの開口部。
ボタンまわりを皿状に掘り下げて、操作しやすくする工夫が施されています。

消音スイッチとボリュームボタンの位置が異なる、iPhone 4とiPhone 4Sの両方に対応しています。
どちらに装着しても、ケースの穴が若干ズレているように見えてしまいます。
左の写真は、上がiPhone 4、下が4Sです。

カメラレンズとLEDフラッシュライトの開口部。
フラッシュの乱反射を防ぐために、内側が黒くペイントされています。

ケースを装着すると、厚みが14.5ミリになります。
裸のiPhoneよりも5ミリほど厚みが増し、かなり分厚くなったように見えます。
実際に使ってみると、ポケットへの出し入れや操作性には、まったく支障のない厚みです。

厚みがあるものの、Dockアダプタを外した「Apple Universal Dock」に接続して、充電・同期ができました。

肝心のカードの収納機能について。
ボリュームボタンの無い方の側面に、カード収納用のスロットが設けられています。

クレジットカードや非接触型ICカードなどを、ぴったり収納できます。
文字がエンボス加工された、キャッシュカードやクレジットカードも収納できました。
入れられるのは1枚だけです。
iPhone本体とカードは密着せず、カードの出し入れ時にiPhoneに傷をつける心配がありません。

カードはピッタリと中に納まります。
内側でカードを抑えるように圧力がかけられていて、厚みのあるカードなら、自然に抜け落ちてくる心配はありません。
これまでにも、カードを収納できるプラスチック製ハードケースはありましたが、どれも外側からカードが見える設計のものでした。
この「SwitchEasy CARD」は、カードが入っているようには見えず、カードをねらった盗難などを防げそうです。

ICカード乗車券を収納したまま使用してみましたが、問題なく認識されました。
このタイプのケースでは、iPhoneから発生するノイズが、カードの認識を妨げる場合もあるようです。
もし、普段使用するICカードが上手く認識されないようなら、「干渉エラー防止シール」を試してみてください。
（ただしシールの厚みの分、ケースのフィット感が変わります）

ケース背面の角には、カード取り出し用のスライドスイッチが設けられています。
メーカーSwitchEasyのロゴがデザインされています。

スイッチをスライドさせると、カードが4ミリほど飛び出して、引き抜ける状態になります。
動かしたスイッチは、指を離すともとの位置に戻ります。

テレホンカードやQUOカードのような、薄いカードを収納しようとすると、途中で引っかかって、奥まで差し込めません。
ある程度の厚みのある、プラスチック製カード専用として考えた方が良さそうです。

SuicaなどのICカードを収納して「お財布」化できるiPhoneケースです。
これまでにもカードを収納できるプラスチック製ケースは発売されていましたが、外側からカードが見えるものばかりでした。
この「SwithEasy CARD」は、カードを完全に内部に収納でき、外側からはカードの存在がわかりにくくなります。
カードとiPhoneは密着せず、カード出し入れ時にiPhoneが傷つく心配がありません。
カード取り出しスイッチ付きで、必要なときには簡単にカードを取り出せます。
凝った仕掛けが施されているぶん、厚みは増していますが、普段の使用ではまったく気になりませんでした。
コネクタを保護する付属のキャップや、スイッチまわりの操作性など、SwithEasyらしい気配りもされています。
カード収納型ケースを探している方にはぜひ試していただきた製品です。

ここが良い！

1. iPhoneの見た目を損なわずにカードを収納できる。
2. カード取り出し用のスイッチ付きで、カードの出し入れがしやすい。
3. 収納したカードが外からは見えず、カードを装着していると気付かれにくい。
4. 金具やボタン等がなくてもカードが抜け落ちない仕掛け。
5. カードとiPhone本体は直接触れず、カードの出し入れによりiPhoneに傷をつける心配がない。
6. 梨地仕上げの手触りの良い表面処理。
7. ヘッドホンジャックとDockコネクタを保護するカバーが付属。
8. 選べる3色のカラーバリエーション。

ここはいまひとつ

1. ICカードは1枚しか収納できない。
2. iPhoneの厚みが1.5倍ほどになる。

「SwitchEasy CARD for iPhone 4S/4」は、以下のショップで販売されています。
ブラック、ホワイト、パープルの、3色のカラーバリエーションが用意されています。
価格は税込各2,980円です。

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