【編集後記】アイブはホーム画面のアイコンを丸くしたがっている

iOS 7のホーム画面

次のiPhoneの発売までには(つまりもう間もなく)正式公開されるはずの、iOS 7。
アップルのプロダクトデザイナー、ジョナサン・アイブの主導のもと、これまでのiOSから大幅にデザインが変更されています。
ホーム画面のアイコンはすべて新しくなり、アイコンの角丸も、従来より自然なカーブになったといわれています。
しかし私はこの新しいホーム画面を見ると、彼は本当は、アイコンを丸くしたいのではないかと感じます。

丸いアイコンのホーム画面イメージ図
(丸いアイコンのイメージ図)

新しいアイコンのデザインに用いられたとされるグリッドには、円のガイドラインが引かれています。
iOS 7のアイコン

「iTunes」や「App Store」など以前からそうだったものもありますが、きれいに丸の中に収まったアイコンを見ると、四角い枠は不要に感じます。
Safariや新しくなった「iPhoneを探す」のアイコンは顕著で、円の周りが白い余白です。
本当はこの余白部分を、透明にしたいのではないでしょうか。
iPhoneを探す

実はすでに丸いアイコンのホーム画面を採用した製品があり、それは2012年に発売された第7世代iPod nanoです。
iPod nanoのアイコンは2階調で表現されたピクトグラム風で、これまでのiOSのアイコンよりもシンプルです。
私はこのインターフェースのデザインにも、アイブの意志が反映されていると思っていて、ホームボタンにはアイコンに合わせた円形のマークが描かれています。
iPod nano

iMacのマウス、iMac G4、UFO型のAirMac Extreme、新型Mac Proなど、アイブのデザインには円形がよく見られます。
iMacマウス iMac G4 AirMac Extreme Mac Pro
禅の思想に影響を受けていたジョブズが円形を好んだといわれていますが、実際にデザインを手がけたアイブも丸形が好きなはずです。

本当に丸いアイコンにしたいのなら、大幅にデザインを変えたiOS 7ですればいいと思われるかもしれません。
私は彼には別の計画があって、将来のiOSで、ホーム画面のグリッド状の整列もやめてしまうのではないかと思っています。
ホーム画面のブラウズ方法を変えるタイミングで、アイコンを丸くするのではないでしょうか。
完全に私の想像でしかありませんが、あなたはどう思われますか?

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