iをありがとう

メニュー

【詳細レビュー】DRiPRO iPhone/iPod用防水ケース

このページでは、防水規格「IPX8」を取得したiPod/iPhoneケース「DRiPRO iPhone/iPod用防水ケース」をご紹介します。

概要

写真

「DRiPRO iPhone/iPod用防水ケース」は、iPod/iPhone対応の防水収納ケースです。
継続的に水没しても内部に浸水することがない、防水規格「IPX8」の保護等級を取得しています。
クリア素材を通して、収納したままタッチスクリーンの操作ができます。
付属の防水イヤホンを接続して、iPod/iPhoneを収納したまま音楽が聞けます。
ネックストラップとアームバンドが付属しています。

DRiPROの製品で、日本ではフォーカルポイントコンピュータから2011年1月に発売されました。
販売元の製品詳細:DRiPRO iPhone/iPod用防水ケース:iPhoneアクセサリ:フォーカルポイントコンピュータ株式会社

使う前に防水性のテストをする

写真

製品の取扱説明書では、使用の前に必ず「バブルテスト」を行うよう促されています。
製品に不良があっては大変なので、事前に防水性能のテストをするものです。
中にハンカチなどの濡れてもいい物を入れて、実際に水に沈めてみます。
もしケースに穴が開いていれば、中の空気が漏れて、泡が見えるはずです。
テストしてみた結果、私の購入したものは問題ありませんでした。

使用方法と使用感

写真

製品には、アームバンドと、ネックストラップ、イヤホンが付属しています。

写真

札入れほどの大きさの、ビニール製の収納ケースです。
中央が、透明の窓になっています。
周囲は、スモーク調の半透明です。
右下が膨らんだ、いびつな形をしています。
この形には理由があり、のちほど紹介します。

写真

iPhone/iPodのヘッドホンジャックに接続するオーディオケーブルが、内側に見えています。
ケーブルは背面外側に突き抜けていて、デバイスを中に閉じ込めたまま、イヤホンで音楽を聴ける仕掛けになっています。
背面には、付属のアームバンドを通すスリットが設けられています。

写真

ケースの入り口は、浸水しないように厳重に閉じられています。

写真

入り口は、ビニール製のチャックが3列設けられています。
チャックのある部分を2回折り返して、ベルクロ付きの上蓋で閉じます。

写真

3列あるチャックは、台所用のビニール保存袋と比べると、開閉が硬めですが、そのぶん安心感があります。

写真

iPhone 4を収納してみたところ。
前面の透明部分の窓は、iPhoneに合わせた大きさに設計されているようです。
前面カメラを使うこともできます。
iPod touchにも対応しています。

写真

前面のビニール越しに、タッチスクリーンとホームボタンの操作ができます。
厚いビニールを通しても、操作性は快適です。
中に空気を入れてしまうと、画面とビニール素材が離れて、操作しにくくなります。

写真

裏面も透明で、カメラで撮影できるようになっています。
ただし、iPhoneが中でズレやすいので、ビニールのパーツを張り合わせている「つなぎ目」が、レンズにかかることがよくあります。
中にあるオーディオケーブルも、うまく逃がしておかないと、撮影の邪魔になります。

写真

iPhone上部のスリープスイッチと、側面のボリュームボタンも、ビニール越しになんとか押せます。
消音スイッチも、ケースの中でiPhoneの場所をずらしたりして切り替えられます。

写真

Apple iPhone 4 Bumper」などの、大きめのケースを装着していても収納できます。
ただし、穴の中に落ちくぼむことになる消音スイッチは、ビニール越しに外からは切り替えられなくなります。

写真

iPhone 4用のケース一体型の外部バッテリー「Juice Pack Air for iPhone 4」を装着していても、収納できました。
防水のために、ケースから長時間取り出せないときも安心です。
しかし、上部や側面のボタンが押しにくくなるので、「Juice Pack Air」の上蓋パーツは、あらかじめ外しておいた方がいいでしょう。

写真

iPod classicにもフィットするサイズです。
ビニール越しに、クリックホイールの操作ができます。

写真

付属のネックストラップを、ケース上部のリングに取り付けられます。
ストラップは長めで、ショルダーバッグのように斜め掛けもできました。
長さを調節する仕掛けはないので、途中で縛って短くするしかありません。
好みのストラップやカラビナなどに付け替えてもいいでしょう。

写真

腕に装着できる、アームバンドも付属しています。
ベルクロで長さ調節する方式ですが、全体がゴムバンドのように伸縮性があり、一旦長さを決めてしまえば、ベルクロを外す必要がありません。
簡単に腕への着脱ができます。

写真

ケースにはオーディオケーブルが組み込まれていて、収納したデバイスの防水性を保ちながら、ヘッドホン・イヤホンで音楽を聞けます。
デバイスの収納時に、中に搭載されているプラグを、ヘッドホンジャックに接続しておきます。

写真

オーディオケーブルの端が、裏側に飛び出ているので、付属の防水イヤホンを接続します。

写真

イヤホンには「3段キノコ」型の、イヤーキャップが搭載されています。
耳に入れるのをためらいそうな強烈な形ですが、Shureのイヤホンの同じ形ものと比べると、小さくて入れやすいです。
音質は、カナル型(耳栓型)イヤホンとは思えないほど、スカスカです。
あくまでも防水性がウリで、高音質の音楽を楽しむためのものではなさそうです。
実際に水の中で使ったわけではありませんが、3段キノコ型で「耳栓」としても機能してくれそうです。

写真

付属のイヤホンは、マイク付きの「ヘッドセット」ではないので、通話はできません。
搭載されたオーディオケーブルも、マイク・リモコン対応の「4極」のものではありません。
通話が必要になりそうなら、ワイヤレスのBluetoothヘッドセットを用意しておくといいでしょう。

写真

中のオーディオケーブルは長めで、ヘッドホンジャックが下にあるiPod touchでも使用できます。
ケースの形がいびつだったのは、右下にヘッドホンジャックがあるiPod touchに合わせた仕様のようです。

まとめ

継続的に水没しても内部に浸水することがない防水規格「IPX8」を取得しているとのことで、「ジップロック」などを使った簡易的な防水対策と比べて、安心感があります。
ケースのフタの構造は、これでもかというぐらい厳重に閉じられていて、頼もしいです。
ネックストラップとアームバンドが付属し、軽装になる水辺での持ち歩き方も提供してくれる点も、気が利いています。
水辺での遊びや、ウインタースポーツ時、雨天下でも、iPhoneと様々なアプリを活用できる製品です。

写真

ここが良い!

  1. 防水規格「IPX8」の保護等級を取得し、安心感がある。
  2. 大きな透明窓で、タッチスクリーンの操作がしやすい。
  3. オーディオケーブルを搭載し、防水性を保ったままイヤホンを使用できる。
  4. ネックストラップとアームバンドが付属し、軽装になる水辺でも持ち歩きやすい。
  5. iPod touchやiPod classicにも対応。
写真

ここはいまひとつ

  1. オーディオケーブルやパーツの張り合わせが、カメラレンズの邪魔になることがある。
  2. iPhoneに対してサイズが大きめで、中で動きやすい。オーディオケーブル無しで、iPhoneの大きさにフィットしたコンパクトなものが欲しい。

「DRiPRO iPhone/iPod用防水ケース」の購入は

写真

「DRiPRO iPhone/iPod用防水ケース」は、以下のショップで販売されています。
価格は税込3,980円です。

同等品がサンワサプライから「200-PDA055」として、同社直販サイト限定で販売されています。


詳細レビューのインデックスページに戻る