iPhoneアプリレビュー【Loopy Laboratory】謎解きを楽しめる正統派脱出パズル

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2008年10月30日

「Loopy Laboratory」は、App Storeで販売されているiPhone/iPod touch用パズルゲームです。
様々な罠・仕掛けが施された研究所から脱出するのが目的です。
シンプルな操作で、「あっ、わかった！」という謎解きの快感が味わえます。

「iPhoneならでは」というゲームではありませんが、良質な正統派パズルです。
あまり知られていないようなので、次回作を期待し「もっと売れてほしい」という願いを込めて紹介させていただきます。

ゲームの基本

主人公は「ララ」という名の女の子。
彼女を操作して、あやしい研究所から脱出するのが目的です。
操作は、4方向への移動だけです。
押すだけで木箱は動き、所有アイテムは自動的に使われます。
2本指で画面をタップすると、「操作モード」と、ステージを見渡す「ビューモード」を切り替えられます。

出口の電気バリアを解除するために、マップ上の電池をすべて取り除くのが、ステージ（レベル）クリアの基本です。
先のステージに進むたびに、新しい仕掛けが登場します。
序盤はチュートリアルを兼ねたような易しさなので、遊びながら操作・解き方を覚えられます。

時間制限や、失敗によるペナルティはありません。
何度も試行錯誤しながら、じっくりと謎解きに専念できます。

全50ステージ

多くのパズルゲームのように、攻略済みのステージを選んで遊ぶ事はできません。
先のステージへの一方通行で、全50ステージ用意されています。
どうしても解けないステージは、メニュー画面の「cheat」で、スキップできます。
飛ばしたステージに戻って再チャレンジすることはできません。

セーブデータは6つ作ることができます。
セーブはステージクリア時に、自動的に行われます。

ララちゃん

ミニスカートの女の子がマッドサイエンティストに囚われているという、ちょっと悪趣味な設定です。
水に落ちたり、ベルトコンベアで運ばれた先が火の海だったり、自分で発射したレーザーが跳ね返って直撃したり…
ララちゃんの受難は尽きません。
ミスしたときの「うおぉ、」という断末魔の叫びが、妙に生々しいです。
あまり聞く事がないように、がんばって助けてあげましょう。

上記のようにゲームの背景となる状況設定はありますが、ステージの合間にストーリーが展開したり、ワールドマップを進んだりはしません。
ひたすらパズルが続きます。

楽しい謎解きにハマる

作業の大部分が、木箱を動かす「倉庫番」パズルです。
その他にも、消化器で火を消したり、レーザーで障害物を破壊したりと、仕掛けは様々。
前半は簡単で、ステージを見渡すだけですぐ解法がわかることがあります。
答えの分かっているパズルに取り組むのは、すこし退屈です。

先のステージに進むたびに、だんだんと難易度が上がり、やりごたえが増します。
答えがわかったときの快感は、「ゼルダの伝説」に通じるものがあります。
「しまった！アレが必要だったのか！」と、ミスに気づいてやりなおすのも、なぜか楽しい。
新しいステージを一旦はじめてしまうと、クリアするまで眠れなくなります。

パズル構成要素の一例

様々な仕掛けやアイテムが、ゲームに登場します。
公式サイト「Game Manual」ページを見ると、たくさんの要素が掲載されていて、難しそうに感じるかもしれません。
いきなり全部は登場しないので、安心して始めてください。
前述の通り、チュートリアルを兼ねたようなゲームバランスで進んでいくので、各要素の役割は遊びながら覚えられます。
あえてサイトの説明を読まずに、「手探り」で遊んだ方が楽しいかもしれません。

ここでは、要素の一部を紹介します。