【高橋政明のマックTalk】連載第1回:WWDCは新製品発表会ではないよ

札幌でiOSアプリなどを作っている快技庵の高橋政明です。
これから『iをありがとう』でMac関連のコラムを掲載していただくことになりました。
よろしくお願いします。

今年はMacが登場して三十周年なのでいろいろと書いてみます。
このコラムではTipsなどもお伝えしたいと思っていますが、もうすぐWWDC 2014なので初回はWWDCの事を書きます。

WWDC2001の会場入り口
(▲ WWDC 2001の会場入り口)

私のAppleとの出会いは1985年の夏にMacintosh 512Kカナバージョンを購入した時です。
当時のことは私のサイト(高橋の「作るは地獄男」Macのプログラムをはじめた頃の話です)に書いています。
それからMac用のアプリを作るようになり、転職し1995年にはじめてWWDCに参加する機会を得ました。
当時の会場はカリフォルニア州のサンノゼ、5月に開催されていました。

「WWDC」って最初に聞いたときはプロレスの組織かと思ったものですが(笑)、正式名称は Apple Worldwide Developers Conference です。
開発者会議ってことで英語が苦手でビビっておりましたが、90年代のはじめから参加されていた石崎さんや藤本さんにいろいろ教えてもらいながら、あっと言う間に1週間が過ぎました。
(お二人ともベテランMac開発者です。石崎治さん:(株)アイシステムズ 代表取締役。藤本裕之さん:Mac用辞書ソフトrSTONEの作者、ザ・ビルゲイツ・ジョークブックの翻訳者。)

会議といってもAppleの技術者によるプレゼンテーションが中心で、その直後に参加者のQ&Aがありました。
分野別にAppleの開発者に質問や要望を伝えるフィードバックフォーラムもあり、これは会議らしいものでしたが英語のスキルが問題でした。
90年代半ばのWWDCはキーノートセッションも現在のようにCEOがプレゼンするのではなく、技術部門のトップが(アメリオがCEOの時には少し登場しましたが)しゃべっていました。
キーノートセッションが面白くなったのはやはりジョブズが戻ってからでした。

WWDCのセッションはOSの新機能などの技術的なものが中心でキーノートを除きNDA(機密保持契約)なので、参加者はその内容をAppleが公開するまでの間は守秘義務があります。
残念ながら機密でも関係者が多いとどこからか漏れてしまうので、新たに対応が必要なハードなどはキーノートで発表することがありました。
iPodが登場するまではWWDCもそれほど人気はなく、早期申し込みの割引もありました。
iPhoneが登場してからは、キーノートの日にはテレビ中継が複数入る加熱ぶりです。

WWDCは開発者が新しい技術に対応するために勉強する五日間です。
新製品の発表の場ではありません。
日本から参加すると、開発者仲間と合宿のような雰囲気でモチベーションも上がります。
会場がサンフランシスコになってからは、観光もかなり楽しめます。
かつては1年に二回MacWorldエキスポがあり、その場で新製品などが発表されていました。
現在はAppleが開く定期的なイベントはWWDCだけになったために、ちょっとしたものの発表はあるかもしれません(笑)。

WWDCでの予想がはやりですが、日本語でしりとりアプリが開発できる程度にSiriのAPIが利用可能になるとうれしいですね(笑)。
冗談はともかく、Siriで複数の声が選べるようになりましたが、これがVoiceOverでも使えるようになると良いですね。
漢字の読みなどテキスト読み上げ品質も向上する事を期待しています。
昔ばなしをはじめるときりがありません。

昨年のWWDCについて高橋の希望的観測

※ この記事は、ゲストライターの高橋政明氏(有限会社 快技庵)が執筆したものです。

【著者プロフィール】
〈高橋政明〉
快技庵でiOSアプリを開発する札幌在住の開発者。NPO法人MOSA理事。
1985年にMacintosh 512Kカナバージョンを入手、それからMacのプログラム開発をはじめ今日に至る。
68000からPower PC、PowerPCからインテルと二度のCPU変更を経験したMacプログラマ、現在はiOSの開発が中心です。
Macが登場して三十周年で昔話ネタならたくさんあります(笑)。

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