【コラム】iPhone 6/6 Plusに液晶保護フィルムや強化ガラスを貼ると、これまでのiPhoneよりも目立ちます

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2014年9月17日2014年9月23日

これまでのiPhoneは、前面のガラス全体が平面だったために、液晶保護フィルムや強化ガラス製カバーを貼っても、あまり違和感がありませんでした。
しかし新しいiPhone 6とiPhone 6 Plusは、前面ガラスのフチが滑らかに湾曲しています。
湾曲した部分にはフィルムやガラスを貼れないので、中央の平坦な部分にだけを保護することになります。
ガラス面全体に貼り付けることができた、これまでのiPhoneとは異なり、ガラスのフチが露出してしまいます。

以下にPATCHWORKS社の「ITG PRO Plus」を例に紹介します。

▲ iPhone 5/5s/5c用の強化ガラス「ITG PRO Plus」の貼り付けイメージ。
iPhoneのガラス面とぴったり同じ大きさで、違和感が無い。

▲ 同じ「ITG PRO Plus」の、iPhone 6用の貼り付けイメージ。
ガラスのフチの湾曲部分を覆うことはできない。

フィルムの横幅が、液晶表示面よりも小さくなっている製品もあります。
液晶全面がカバーされるように大きくすると、フィルムのフチが浮きやすくなるためです。
iPhoneの曲面ギリギリまでカバーされるようなサイズのフィルムは、完璧にまっすぐに貼らなければならず、貼り付け作業も困難になります。

iPhone 6/6 Plusに貼り付けたフィルムやガラスは、見た目が目立つだけではなく、エッジが手に触れて、貼ってあることが気になるかもしれません。
さらにiPhone 6/6 Plus用の保護フィルム・保護ガラスは、ホームボタン部分を丸形ではなく、U字型に抜いた製品が多いです。

これはホームボタンのすぐ下からガラスの湾曲が始まるために、ホームボタンを丸く囲うのが難しいためです。
ホームボタンと同じく、上部の照度センサー部分も、U字型にカットされた製品があります。

（▲ Apple – iPhone 6より）

このようにiPhone 6とiPhone 6 Plusは、保護フィルムのメーカーにとっても、画面を保護したいユーザにとっても、美しくも悩ましい形状になっています。

iPhone 6/iPhone 6 Plusの液晶保護フィルムやガラスフィルムの一覧カタログはこちら

ところでこの曲面ガラスに合わせて、保護フィルム・ガラスを立体的に成形することに挑戦しているメーカーがあります。
SHELTER（シェルター）ブランドのSTEALTH（ステレス）シリーズとして発売される、「3D曲面PETスクリーンプロテクター」と「3D曲面ガラススクリーンプロテクター」です。
iPhoneの形状に沿って立体的に成形されて、前面ガラスの全体を保護できるとされています。
そのような精度の高い製品が作れるのか疑問ではありますが、ユーザにとってはうれしいニュースです。
iPhone 6用は9月下旬、iPhone 6 Plus用は10月初旬出荷予定で、現在予約受付中です。
今後ほかのメーカーからも、同じように立体成形されたものがリリースされるかもしれません。

【iPhone 6用】