【豆知識】iOS 8の新機能「ファミリー共有」で、家族が買ったアプリや音楽、電子書籍を共有できる。支払いも家族で一本化可能

ファミリー共有

iOS 8が、米国時間で9月17日(日本時間だとおそらく18日午前)に公開されます。
iOS 8の目玉機能のひとつである、「ファミリー共有」を紹介します。
「ファミリー共有」はiCloudの新機能で、有料で購入したアプリなどを家族で共有できるようになります。
家族で位置情報やカレンダーを簡単に共有するなどの機能も用意されています。

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利用開始方法
家族の中で大人ひとり(たとえばお父さん)が、代表者となる「ファミリーオーガナイザー」になります。
ファミリーオーガナイザーは、最大5人までの家族をグループに招待できます(家族合計6名まで)。
新たに13未満の子どもに対して、保護者がApple IDを作って与えられるようになっています。
(これまでは13歳未満はApple ID登録不可)
家族が買ったコンテンツを、ほかの家族が利用可能に
iTunes StoreやApp Store、iBooks Storeで、家族の誰かが購入したものは、ほかの家族もダウンロードして使えます。
お父さんが買った電子書籍をお母さんが読んだり、便利な有料アプリを家族全員で使ったりなどが、買いなおす必要なくできるようになります。
買ったことをほかの家族に知られたくないアイテムは、家族に共有されないように個別に設定できます。
支払いは一本化され、家族が有料コンテンツを購入するには承認が必要
有料コンテンツの支払いは、ファミリーオーガナイザーにまとめて請求されます。
子どもが有料のアプリなどを買おうとしたら、お父さんに許可を求める通知が届きます。
お父さんは購入の許可・不許可を、自分のデイバイス上でできます。
家族共有の写真アルバムとカレンダー
ファミリーのメンバーの「写真」アプリ内に、家族用の共有アルバムが自動で作られます。
家族の誰でも写真やビデオを追加したり、コメントを書き込めます。
「カレンダー」アプリにも、「家族」のカレンダーが作られます。イベントや予定を家族で共有できます。
写真や予定が追加されると、ほかの家族に通知が届きます。

家族の居場所を共有する、家族の無くしたデバイスを見つける
「友達を探す」アプリを使って、家族の居場所を確認できます。
居場所を知られたくないときには、iCloudの「設定」で「位置情報を共有」をオフにすることで回避できます。
また「iPhoneを探す」アプリを使って、家族の無くしたiPhoneやiPad、Macを見つけることもできます。

ファミリー共有は、iOS 8のデバイスのほかに、OS X Yosemiteでも利用できます。
家族の買った映画を、自分のMacで見ることなどができます。

iOS 8は、iPhone 4s以降、iPad 2以降、iPad mini、第5世代iPod touch以降に対応しています。
機種変更で不要になったiPhoneを家族に与えるなどして、「ファミリー共有」を利用すれば、これまで以上にデバイスやコンテンツを活用できそうです。

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