突然の販売開始
今年のiPadの新モデルである「iPad Air 2」と「iPad mini 3」のWi-Fi版が、10月22日(水)から家電量販店などで販売開始されました。
アップルのニュースリリースでは「週末から販売開始」、セルラー版を販売する各キャリアは「10月24日(金)発売」と発表している中で、突然の販売開始でした。
Apple Storeの店頭では家電量販店から1日遅れて、10月23日(木)からWi-Fi版とSIMフリーのWi-Fi + Cellularモデルが発売されました。
Apple公式サイトで注文した方には、同じ23日から届きはじめたようです。
iPhoneやiPadの新発売は「○月○日発売、午前8時販売開始」と日時がはっきりしているのが恒例だったので、今回の「来週末から販売が開始」という曖昧な発表は疑問に思っていました。
これはただ単に、店舗に入荷次第販売開始という、かつてのiPodの発売時と同じことだったのですね。
お祭り騒ぎになるiPhoneの発売とは異なり、iPadはユルい感じのリリースになりました。
私は昨年買ったiPad mini 2(Retinaディスプレイモデル)のWi-Fi + Cellularモデル 128GBを使っているので、Touch IDを搭載しただけのiPad mini 3への買い替えは見送り、iPad Air 2のWi-Fi版を買いました。
16GBではすぐいっぱいになるので、約12,000円プラスするだけで容量が4倍になる64GBモデルを選択しました。
(今年のiPadは、iPhoneと同じく32GBがありません)
色はiPadでは初めての登場となる、新色のゴールドにしてみました。
ファーストインプレッション
まずは「世界で最も薄いタブレット」とされるわずか6.1ミリの薄さと、「タブレットのディスプレイとして世界で最も低い反射率」とされる液晶画面に驚かされます。
重さは前モデルのiPad Airとは30gというわずかな差ですが、それでも持ち比べてみると軽量化を実感できます。
iPad 1〜4からの買い替えなら、驚愕するに違いありません。
ディスプレイは改良されて、より発色が良くなり、反射防止コーティングが施されたています。
いままで目にしたことの無い「低反射&高精細」の画面で、不思議な感覚を覚えます。
マットな質感は印刷された紙のようにも見えるので、電子書籍に適してそうです。
(ところでこの低反射の画面に、光沢仕様の液晶保護フィルムや保護ガラスを貼ると、せっかくの反射防止コーティングが無意味になってしまいます。
湾曲ガラスの採用でフィルムやガラスが貼りにくいiPhone 6に続いて、画面を保護したいユーザやアクセサリメーカーの頭を悩ませることになりそうです。)
新しいA8Xチップと倍増された内蔵メモリにより、処理性能も格段に向上しているらしいですが、そこまで重たい処理を必要としないので、まだ実感はありません。
新しく搭載されたTouch ID(指紋認証)の快適さは、iPhoneユーザの皆さんになら説明不要と思います。
軽量化で手にやさしく、低反射で目に優しくなったiPad Air 2を、ぜひ店頭で確かめてみてください。