iPad/iPhone対応のタッチペン(スタイラスペン)「Adonit Jot Pro 2.0」と「Adonit Jot Mini 2.0」をレビューします。
ペン先に透明ディスクを搭載し、細いペン先で正確に描くことができます。
上位モデルの「Jot Pro」と小型モデルの「Jot Mini」とも、2015年にリニューアルされ「2.0」として発売されています。
台湾のAdonitの製品です。
このページでは、メーカーから評価用に提供されたものを使っています。
▲ 「Jot Pro」と「Jot Mini」は大きさが異なるだけで、仕様はほぼ同じです。
上位モデルの「Pro」のみ、ペン先がバネのように沈む「ダンパー」を搭載しています。
それぞれシルバーとブラックの、2色のカラーバリエーションが用意されています。
このページでは、「Jot Pro」がシルバー、「Jot Mini」がブラックを使用しています。
▲ iPhone 6(写真左)、iPhone 6 Plus(写真右)との大きさの比較。
ProとMiniは、長さと太さが異なります。
▲ Proの方は、普通のペンと同等の大きさです。
一方のMiniは、手帳用の小型ボールペンのようなサイズです。
▲ アルミ製のペン軸を削ることで、円筒形を崩さずにクリップが設けられています。
胸ポケットやバッグ内のポケットにさしておけます。
溝がペン軸の内側にあるため、iPad Smart Coverなどの硬いものには取り付けられません。
▲ 円盤を搭載したペン先を守る、キャップが付属しています。
キャップは回して着脱するスクリュー式です。
▲ 外したキャップは、ペンの頭に装着できます。
▲ Jot Proを握ったイメージ。
Proのみ軸の先の方に、滑り止め用のパターンが刻まれています。
▲ Jot Miniを握ったイメージ。
キャップを頭に被せることで、扱いやすい長さが得られます。
▲ ペン先は小さなボール型で、プラスチック製の円盤が取り付けられています。
ボールジョイントのように円盤が自由に可動し、タッチスクリーンに密着します。
▲ Jot Proのみペン先に「ダンパー」を搭載しています。
筆圧を込めると、サスペンションのようにペン先が軸内に沈みます。
ダンパーの無いJot Miniと比較すると、画面にペンを当てたときの感触が柔らかく、使いやすいです。
▲ 透明な円盤を通して、画面が見えます。
ペン先がしっかり画面に吸着し、小さなペン先で正確に描けます。
たとえば丸を書くときに、ペン先の太いタッチペンだと、始まりとおわりを繋げられないことがあります。
Jotシリーズなら細い線でも、線がきれいに閉じた円や図形を描けます。
Apple Store店頭などで買い物した際に、画面上にサインを求められることがありますが、これなら自分のいつもの筆跡で書けます。
▲ メーカーからは、充電式のタッチペンJot Touch with Pixelpoint(レビュー)も発売中です。
タッチスクリーンに反応する静電気を発生させることで、正確に描ける細いペン先を実現しています。
対応アプリで利用できる、筆圧感知機能やショートカットボタン、手を置いて描けるパームリジェクション機能を搭載しています。
Jot Pro/Miniは充電の必要がなく、手軽に正確に描けます。
▲ パッケージで使われているプラスチックの梱包材は、ペンを置いてくトレーとして利用できます。
中央がV字型に凹んでいて、ペンを持ち上げやすいです。
円筒形のペンが転がるのを防げます。
まとめ
細いペン先により、ボールペンや鉛筆のように正確に描けます。
アルミを使ったクオリティの高い作りで、iPhone/iPadともマッチします。
握りやすいサイズのProと、コンパクトで持ち運びに便利なMiniから選べます。
Jot Proのペン先に搭載されたダンパーは、タッチスクリーンの硬いガラスの感触を和らげてくれます。
美しいデザインと正確に描ける性能を備えた、制作意欲を高めてくれそうな製品です。
「Adonit Jot Pro 2.0」は以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込各3,280円です。
「Adonit Jot Mini 2.0」は以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込各2,480円です。