【電子書籍ニュース】村上春樹のエッセイ「走ることについて語るときに僕の語ること」が電子書籍化。iBooksやKindleストアで予約受付開始

村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」カバー

村上春樹のエッセイ「走ることについて語るときに僕の語ること」が電子書籍化されます。
著者が趣味としている、マラソンなど「走ること」に関するエッセイ集です。
株式会社文藝春秋から刊行されています。

8月28日(金)に配信開始されます。
本日7月31日から、各電子書籍ストアで予約受付が開始されています。
価格は560円です。

以下の電子書籍ストアで予約受付中です。

電子版発売に当たっての著者のコメントが、プレスリリースで伝えられています。

「これまで世界中のいろんな国を訪れてきたけれど、そこでだいたい必ず「村上さん、あなたの『走ることについて語るときに僕が語ること』を愛読書にしています」という読者に出会うことができた。もちろんみんな熱心なランナーだ。そういう人たちに巡り会うたびに、「走る」というのは本当に世界の共通語なのだなと実感する。世界のどこに行ったって、道路は道路だし、42キロは42キロなのだ。そういう部分で、この本は僕にとって、少し特別な意味を持つ本になっているかもしれない。今回電子書籍化されることで、より多くの読者=ランナーに出会うことができれば嬉しい。」(村上春樹)

2007年のインタビュー記事
「走る」ことを軸にした僕の個人史(メモワール) 『走ることについて語るときに僕の語ること』 (村上春樹 著)|インタビュー・対談|五十嵐 文生(朝日新聞社ジャーナリスト学校主任研究員)|本の話WEB

ニュース解説

楽天KoboやBookLive!、Reader Storeなどでも配信予定ですが、まだ予約は受け付けていません。
価格は文庫版(税込562円)と同等に設定されています。

村上春樹の電子書籍は、先日リリースされた「村上さんのところ コンプリート版 – 村上春樹 & フジモトマサル」に続く2作目です。
「村上さんのところ」はもともとがウェブコンテンツで、電子書籍版は紙の書籍版よりも内容が充実しています。
既刊としては、この「走ること〜」が初の電子書籍化です。
既刊小説も今後、電子化が進められるかもしれません。

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