【編集後記】iOSがバージョン10になる2016年、次期OS Xは「macOS」に変わる(予想)

改めまして、2016年もよろしくお願いいたします。
この「編集後記」は2012年7月から書いている、毎週日曜日に更新するコーナーです。
サイトの裏話や、アップル製品の感想、日記、妄想などを書き散らしています。

順当に行けば今年2016年に、iOSはバージョン10になります。
「iOS 10」(アイオーエス・テン)と聞くと、Mac用のOS「OS X」(オーエス・テン)と混同しそうです。
そこで私は、OS Xの次期バージョンは名称が「macOS」に変わるのではないかと予想しています。

Mac用OS

もともとMac用のOSは、バージョン9まで「Mac OS」という名前でした。
(日本語版は「漢字Talk」という名前も使われていました)
UNIXベースに刷新されたバージョン10以降に、「Mac OS X」がOSの正式名称になりました。
バージョン10.8となる「Mountain Lion」では「Mac」が外され、現在の「OS X」となります。
現在の最新版「El Capitan」は、バージョン10.11です。

ではなぜ「macOS」などという、あまり字面の美しくない名前に変わるのかというと、現在アップルが開発している他のOSが、すべてそのようにネーミングされているからです。

iOS

iPhone/iPad/iPod touchの「iデバイス」用は、おなじみの「iOS」です。
当初は「iPhone OS」と呼ばれていましたが、iPad発売後のバージョン4から、「iOS」の名前がつけられました。

watchOS

Apple Watchで動いているのは「watchOS」です。
当初は「Watch OS」という名前でしたが、昨年9月に公開されたバージョン2で、はやくも「watchOS」に変えられました。

tvOS

そして昨年10月に発売された、アプリケーションを追加できる第4世代Apple TVで、「tvOS」が登場しました。
現在のバージョンは「tvOS 9.1」です。

このようにOS X以外のOSは、途中で名前を変更して、「小文字+OS」というネーミングに統一されてきました。
OS Xもこのルールに従い、次期バージョンで「macOS」となる可能性が十分考えられます。
iOSが「10」を迎えるので、混同を避けるためにも丁度いいのではないでしょうか。
バージョン表記も「OS X 10.12」よりも、「macOS 12」の方がわかりやすく、すっきりしています。
「Mac OS」時代を知るひとには、懐かしくも感じますね。

macOS

「OS X」の名前は「X」のビジュアルもかっこよくて、私も気にいっているので、変わるとしたら寂しくもあります。
でも「macOS」も、ちょっとかわいいと思いませんか?
OS Xの場合は他のOSと違い、かつてはネコ科の動物が使われていたような、コードネームで呼ばれるという特徴があります。
この風習は続いて欲しいですね。

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