ベルキンがドコモショップ店頭で、「TrueClear Pro Advanced Screen Care」(TCP)サービスを開始しています。
購入されたiPhone用ガラスフィルムに、専用の装置を使い、貼り付けサービスを提供するものです。
手作業でガラスフィルムを貼るのは、非常に難しく、時間も要します。
「TCP」なら誰でも簡単に、正確に美しく貼ることができます。
昨年末から首都圏の店舗で、順次導入されていました。
20店舗に達したタイミングで、正式にサービス発表・開始となっています。
ベルキンの同様のシステムは、Apple Store店頭でも先行して導入されています(上の写真)。
Apple Store版「ScreenCare+ Application System」はiPhoneのモデル別に、貼り付け装置が専用設計されています。
今回の「TCP」は、クレードルを差し替えることで、様々なサイズ・種類のデバイスに対応できるようになっています。
利用できる店舗
2月18日現在、以下の19のドコモショップで提供されています。
- 自由が丘店(東京都 目黒区)
- 大井町店(東京都 品川区)
- Luz大森店(東京都 大田区)
- 中野駅前店(東京都 中野区)
- ココリア多摩センター店(東京都 多摩市)
- 横浜金沢店(神奈川県 横浜市)
- アピタ金沢文庫店(神奈川県 横浜市)
- 鷺沼店(神奈川県 川崎市)
- 海老名西口店(神奈川県 海老名市)
- ステラタウン店(埼玉県 さいたま市)
- 武蔵浦和店(埼玉県 さいたま市)
- ららぽーと富士見店(埼玉県 富士見市)
- 川越店(埼玉県 川越市)
- セブンパークアリオ柏店(千葉県 柏市)
- ららぽーと柏の葉店(千葉県 柏市)
- 柏駅西口店(千葉県 柏市)
- 千葉ニュータウン店(千葉県 印西市)
- 甲府石和店(山梨県 笛吹市)
- あすと長町店(宮城県 仙台市)
以下の3店舗は、まもなく開始予定です。
- アピタ新潟西店(新潟県 新潟市):2月21日~
- 厚別西店(北海道 札幌市):2月23日~
- 金山店(愛知県 名古屋市):2月下旬~3月上旬
4月末までに50店舗、年内には200店舗への展開が予定されています。
2018年には800店舗を目指すとのことで、いずれはドコモショップ以外にも、展開される可能性があります。
体験してみた
ベルキンの発表会に参加し、デモンストレーションとして実際にサービスを体験させていただきました。
ドコモショップで販売されているベルキンのガラスフィルムは、以下のモデルに対応しています。
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 6/6s
- iPhone 6 Plus/6s Plus
- iPhone 5/5s/SE
iPhone 7/7 Plus用は、「InvisiGlass Ultra」というタイプです。
それ以外は「InvisiGlass」で、質感が若干異なります。
世界中のApple Storeで販売されている、実績のあるシリーズです。
体験したお店は、ドコモショップLuz大森店です。
店頭で対象商品を購入すると、その場で無料の貼り付けサービスを受けられます。
持って帰って、自分で貼るという選択肢もあります。
販売価格はオープンプライスで、店舗により違うとのこと。
Apple Store版のiPhone 7/7 Plus用「Belkin InvisiGlass Ultra Screen Protection」は、税込各4,730円(税別4,380円)で販売されています。
これが「TCP」のマシン本体です。
販売はされていません。
黒いクレードルの部分を差し替えることで、大きさ・形状の異なる様々なデバイスに対応できます。
Appleがかつて販売していた、iPod/iPhone用ドック「Universal Dock」のようなイメージです。
店舗スタッフ用のボックスには、商品のフィルムのほかに、クリーナーなどの作業キットが収納されています。
ボックスを開けると、フタの内側にiPhoneを置いて、クリーニング作業ができるようになっています。
よく考えられていて、スタッフとして使ってみたくなるシステムです。
受付やマシンを用意する時間を除けば、作業の所要時間は約2分です。
上は作業工程の、ノーカットの動画です(2分10秒・音声なし)。
- クリーニングクロスで、汚れを取り除く
- クリーニングクロスの別の面で、仕上げ拭き
- ホコリ取りシールをiPhoneに貼って、剝がず
- iPhoneをTCPにセットする
- フィルムをTCPにセットする
- ハンドルを引っ張る
従来の「手貼り」は、慎重に位置を合わせて、埃の購入しないよう神経を使いながら貼り、ズレていれば貼り直し、埃の混入があれば取り除く、という作業工程でした。
TCPなら、「フィルム貼り職人」の技能はまったく必要なく、しかもスピーディーに完結します。
画面の割れたiPhoneでも、無傷に比べて剥がれやすくなるなどの不具合を了承できるのであれば、貼ってもらえるとのこと。
フィルムのクオリティは
こちらがTCPを使ってiPhone 7に貼られた、「Screen Force InvisiGlass Ultra Screen Protector」です。
iPhoneへのフィルム貼りは、前面ガラスが湾曲したiPhone 6以降から、難易度が向上しました。
少しでもズレると、端が浮いてしまい、より精度の高い位置合わせが必要になったためです。
このTCPで貼られたフィルムは、短時間の作業にもかかわらず、正確に美しく仕上げられています。
いままでの苦労は何だったのかと思うほどです。
電話受話口や各種センサー部分は、丁寧に開口されています。
FaceTimeカメラも覆ってしまうガラスフィルムもありますが、これは穴あけ処理されています。
厚さ0.2〜0.21ミリと薄型なので、エッジにできる段差はそれほど気になりません。
左右の幅は、iPhoneの画面表示部分よりも狭く、カバーできていません。
これは多くの他社製品も同じで、湾曲部分からガラスがはみ出ないように、小さめに作ってあります。
横からだと、さらに画面がはみ出して見えるのも、一般的な平面タイプのフィルムと同じです。
画面は鮮やかに見え、指滑りもよいです。
弾力性、耐衝撃性も備えたフィルムです。
試しに剥がして、これだけ曲げてもみても割れませんでした。
Apple Storeでも取り扱っているベルキン製品で、クオリティは間違いありません。
まとめ:TCPのメリット
熟練の職人に頼ることなく、誰でも簡単に、完璧な仕上がりにフィルムを貼れるシステムです。
確かなクオリティで、短時間で作業が完了します。
仕上がりがスタッフの技量に左右されないので、安心して貼り付けを任せられます。
難しかった作業が驚くほど簡単に済むので、ショップのスタッフも助かることでしょう。
作業時間が短縮されることは、スタッフの回転率が上がり、利用するユーザにもメリットがあります。
ドコモショップに展開されることで、近くにApple Storeがない地域の方も利用できます。
ドコモのiPhoneユーザ以外でも、フィルムを購入して、サービスを利用できます。
自分で貼ろうとして、失敗する心配がありません。
最寄りのショップに導入された際には、大事なiPhoneを守るためにも、ぜひ試してみてください。