Appleが学校・教育機関向けの教育カリキュラム「Everyone Can Create」を発表しています。
iPadを使ってスケッチ、作曲、映画制作、写真撮影などを学習するための、教師向けのプログラムです。
- 公式サイト:教育 – Everyone Can Create – Apple(日本)
- プレスリリース:Apple、生徒の創造力を刺激するEveryone Can Createカリキュラムを発表 – Apple (日本)
無料の学習リソースと、教師用ガイドで構成されたカリキュラムです。
プログラミング学習教材としてAppleが提供している、「Everyone Can Code」に続くものです。
新しい9.7インチiPadとApple Pencilで利用できます。
授業プランにスケッチ、作曲、映画制作、写真撮影などを組み込んで、生徒が興味を持って取り組めるよう設計されています。
晩春からApple StoreのワークショップToday at Appleで、教職員向けにEveryone Can Createのセッションが展開予定とされています。
「Everyone Can Create」は今秋提供予定です。
同時に、教室内でiPadを活用するための、新しい教師向けアプリ「スクールワーク」も発表されています。
「スクールワーク」は「まもなく登場」とされています。
これまでiPad用に提供されていた教育アシスタントアプリ「クラスルーム」のMac版も発表され、6月からベータ版が提供予定です。
また本日から「管理対象Apple IDを保有する教職員ならびに生徒」を対象として、iCloudストレージが200GB分無料で提供されることが発表されています。
ニュース解説
iPadを使った授業を行うためのヒントやツールを、教師・講師に提供するものです。
これまでの「Everyone Can Code」は、プログラミング学習を支援するものでした。
「Everyone Can Create」では、ビデオや写真、音楽、スケッチなどのクリエイティブなスキルを教えられます。
安価な9.7インチiPadとApple Pencilの組み合わせが、教育現場で活かされそうです。
無料で提供されるiCloudストレージも、iPad導入を後押ししそうです。
Apple Storeで実施されているToday at Appleでは、教師向けのプログラム「Teacher Tuesdays」も定期的に開催中です。
AppleではiPadとMacを学習に取り入れている活用事例として、米国ワイルダー小学校の様子を伝える記事を公開しています。