「MYNUS TOCHIGI LEATHER CASE」(マイナス栃木レザーケース)をレビューします。
iPhoneを一枚革でくるむように保護する、本革製のケースです。
iPhone 6〜8とiPhone Xに対応する「147」と、PlusサイズのiPhone用の「167」の、2サイズがラインナップされています。
追加発売予定のアタッチメントカードを付け替えることで、同等サイズのデバイスに機種変更しても、引き続き使用できます。
レビューにはメーカーから評価用に提供いただいたものを使用しています。
▲ シンプルなデザインのケース「MYNUS」(写真右・中央)をリリースしている、アンドデザイン株式会社の製品です。
要素をそぎ落としてシンプルに仕上げた「MYNUS」とは趣の異なる製品ですが、このレザーケースにもブランド名のように「MYNUS」の名が冠されています。
2サイズのうち、このページではiPhone 6〜8とiPhone Xに対応する「147」のブラックを使用しています。
Plusサイズの iPhoneに適した「167」も販売中です。
それぞれブラックとレッドの、2色のカラーバリエーションです。
▲ 本革製のカバーと、 iPhoneを固定するための「アタッチメントカード」で構成されています。
栃木レザー株式会社製のヌメ革が使用されています。
革をケアするためのクリームも付属しています。
▲ アタッチメントカードの粘着パッドを使って、 iPhoneに貼り付けます。
カバーのポケットにアタッチメントカードを差し込むことで、 iPhoneと一体化させる仕掛けです。
▲ 付属のアタッチメントカードは、 4.7インチのiPhone 6〜8と、 iPhone Xに対応しています。
このアタッチメントカードは、現在はiPhoneを想定して作られています。
背面中央にカメラレンズや指紋認証センサーがあるAndroid端末用に設計したアタッチメントカードを作る計画もあるようです。
端末を買い換えても、サイズが大きく変わらず、アタッチメントカードが対応していれば、このケースを引き続き使うことができます。
▲ 背面がガラス製の iPhone Xと8/8 Plusは、コーティングのために粘着パッドが貼り付きにくいようです。
粘着力を高めるために、間に挟む両面テープが付属しています。
▲ アタッチメントカードをレザー製カバーに差し込んだ状態で、粘着パッドにデバイスを貼り付けます。
粘着パッドの剥離シートを剥がす前に iPhoneを置いて、位置を確認しておくことをおすすめします。
デバイスとカバーの右端を合わせるように、 iPhoneを載せます。
▲ iPhone Xに装着したところ。
ジャンルとしては汎用ケースに当たりますが、 iPhoneを想定して作られているため、サイズはぴったりです。
粘着パッドが貼り付くなら、 iPhoneの背面に被せるタイプのケースも併用できます。
▲ 三つ折りでくるむように、カバーを閉じます。
▲ カバーの外側にゴムひもを搭載しています。
▲ ゴムひもをかけることで、カバーを閉じた状態に固定できます。
一般的な手帳型ケースと違い、カバーには折り目はありません。
巻きつけるように閉じるカバーにより、さまざまな幅と厚みのデバイスに対応できます。
▲ ゴムひもには、革製の短冊が通されています。
ゴム紐が内側に抜け落ちるのを防ぐ、ストッパーの役割を果たしています。
短冊を持って引っ張ることで、ゴムひもを掛けたり解いたりもしやすくなっています。
ゴムひもが緩んだり切れた場合は、簡単に付け替えられます。
▲ 画面操作時には、カバーを背面に重ねて保持します。
使い始めは革が硬いですが、だんだんと柔らかくなり、扱いやすくなってきます。
▲ 背面カメラでの撮影時には、アタッチメントカードを差し込んであるポケット側を開くようにして、レンズを露出します。
ふつうのケースと比べると撮影しにくいです。
▲ アタッチメントカードを差し込んでいるポケットは、クレジットカードなどの収納にも使えます。
▲ しなやかな革製のカバーは、さまざまな利用法があります。
横向きで使う際に、筒状に丸めて指を差し込むことで、安定して保持できます。
▲ 曲げ方によっては、横置きスタンドとしても使えます。
▲ 縦向きで持つときには、ゴムひもに指を通して、落下を防止できます。
▲ アタッチメントカードの上下には、ストラップホールを搭載しています。
ストラップひもを通してからポケットに差し込んで使います。
▲ ワイヤレス充電は、カバーを閉じた状態だと使えませんでした。
写真のようにカバーを開いて充電器に置けば、充電ができます。
▲ 汎用サイズなので、iPhoneに背面カバー型のケースを装着した状態で使うこともできます。
アタッチメントカードの粘着パッドが貼りつく、背面がフラットなケースなら使えます。
同じメーカーの「MUNUS」は、ケースにコーティングが施されているので非推奨とのことですが、iPhone X/8よりは貼り付きやすいようです。
▲ 長く使えることをコンセプトにした、革のエイジングを楽しめる製品です。
長く使うためにも、定期的な革のケアが推奨されています。
革の裏面(ケース内側)と断面に塗る仕上剤「トコノール」が付属しています。
革が毛羽立ってきたときに、塗って処理します。
革の表面は、購入当初はブラッシングとカラ拭きで十分とのこと。
まとめ
よい革を使ったiPhoneケースは多数ありますが、1年〜数年でiPhoneを買い換えた場合は、ケースもそこでチェンジする必要があります。
「MYNUS TOCHIGI LEATHER CASE」は、端末を買い換えても、同じケースを引き続き使えるように考えられた製品です。
厚みや幅の異なるデバイスで使えるように、巻きつけるようなカバーと、ゴムひもの留め具が採用されています。
専用設計の手帳型と比べると、扱いにくさは感じますが、シンプルなデザインは美しく、革が育つ楽しみもあります。
使うほど愛着のわきそうな、長く使いたいケースです。
「MYNUS TOCHIGI LEATHER CASE」は、以下のオンラインショップで購入できます。
iPhone X、6〜8対応「MYNUS TOCHIGI LEATHER CASE 147」:税込16,200円(税別15,000円)
PlusサイズのiPhoneに対応「MYNUS TOCHIGI LEATHER CASE 167」:税込17,280円(税別16,000円)