2010年1月27日(日本時間28日)に最初のiPadが発表されてから、10年が経過しました。
当時の発表記事:Apple、iPadを発表 – Apple (日本)
2007年1月のiPhone発表から3年後のことです。
当時のiPhoneは、3モデル目のiPhone 3GSでした。
初代iPadは2010年4月に米国で先行発売され、5月に日本を含む8カ国でも販売開始されました。
当時の発表記事:iPad、5月28日に米国外の9カ国でも発売開始 – Apple (日本)
スティーブ・ジョブズによる発表イベントが、Apple公式のビデオPodcast「Apple Keynotes」で見られます。
ソファに座って使ってみせるのが、ジョブズらしい演出ですね。
iPadが登場する前は、当時の私たちが思い描いていた「タブレットデバイス」とは、パソコン用のOS動いているものでした。
タッチ操作に最適化された身近なデバイスとして「iPad」を設計したのは、Appleらしいとろです。
iPhoneがスマートフォン・携帯電話を現在のスタイルに定義づけたように、iPadを模したタブレットデバイスも、続々登場することになります。
iPhoneが発表されたときは「iPod機能つき携帯電話」と思われていたように、iPadに対する世間の反応は「電子書籍リーダー」でした。
iPadには無限の利用方法・活用方法があることは、今なら誰でも知っているところです。
この10年間でiPadは、私たちの暮らしの中に浸透し、なくてはならない存在になりました。
iPadは発売以降、2012年にmini、2013年にAir、2015年にProと、ラインナップが拡大します。
10年を経た現在のラインナップは、iPad(10.2インチ)、iPad mini(7.9インチ)、iPad Air(10.5インチ)、iPad Pro(11インチ/12.9インチ)と、過去最多になっています。
すべてがApple Pencilに対応しています。
従来からの機能はそのままに、Smart KeyboardやiPadOSの登場で、さらにパソコンに近づきつつあります。
大画面のiPadは、手のひらサイズのiPhoneよりも、多くの可能性を備えたデバイスです。
2020年代のiPadがどんな進化をとげるか、とても楽しみです。