AUZAIの15.6インチポータブルモニター（モバイルディスプレイ）をレビューします。
iPadやMacBookなら、USB-Cケーブル1本で接続するだけで、電源不要で使えます。
iPhoneやApple TVとは、HDMIケーブルで接続できます。
Windows PCや、Androidデバイス、Nintendo Switchなどのゲーム機にも対応しています。
レビューにはメーカー提供の評価用サンプルを使用しています。
製品仕様
▲ 15.6インチという大型サイズながら、薄型・軽量のディスプレイです。
スタンドにもなる専用カバーが付属しています。
主なスペックは以下のとおりです。
- 15.6インチ IPS液晶
- 解像度 1,920 x 1,080（1080p）
- 映像入力端子：USB-Cとmini HDMI
- 電源：USB-C（デバイスのバスパワーでも駆動）
- ステレオスピーカー内蔵
- 価格：19,880円
バッテリーは内蔵していません。
▲ 以下のアクセサリーが付属しています。
- HDMI – Mini HDMIケーブル
- USB-C – USB-Cケーブル
- USB-C – USB-Aケーブル
- 画面保護フィルム
- クリーニングクロス
▲ マグネット式の保護カバー「スマートカバー」で、くるむように保護されています。
15インチ/16インチのMacBook Proよりも、若干小さいぐらいのサイズです。
MacBook Proに対応するバッグなら、収納して持ち運べます。
▲ こちらは裏面。
ディスプレイ本体の重さは、650gです。
この大きさで、12.9インチiPad Proと同じくらいの重さなので、かなり軽く感じます。
▲ 「スマートカバー」を使って、2通りの角度で立てられます。
▲ 左側面には、電源ボタン、ダイヤル、ヘッドホン端子を備えています。
ダイヤルは音量調節したり、設定変更の操作に使います。
スピーカーを内蔵しているので、ヘッドホンを接続しなくてもオーディオを再生できます。
▲ 右側面には、Mini HDMI端子と、ふたつのUSB-C端子を備えています。
iPad ProやMacBook Proは、USB-Cケーブル1本で接続するだけで、映像の入力と同時に電源も供給されます。
ただしバスパワーで使う場合は、画面の明るさとスピーカーの音量に制限がかかります。
輝度と音量を上げたい場合は、USB-Cケーブルで電源供給する必要があります。
▲ 横のダイヤルを押すと、メニューが現れて設定を変更できます。
メニュー操作時は、電源ボタンが「戻る」ボタンとして機能します。
iPhoneと接続して使う
▲ iPhoneとの接続には、Appleの「Lightning – Digital AVアダプタ」が別途必要です。
Lightning端子を備えたiPad/iPod touchも同じです。
付属するHDMI – Mini HDMIケーブルを使って、ディスプレイと接続します。
USB-C端子を使って、ディスプレイへの電源供給も必要です。
▲ iPhoneの画面がミラーリング表示されます。
アンチグレア（反射防止）仕様で、画面が見やすいです。
アンチグレアのために、発色はそれほど良くは見えませんが、十分に鮮やかで綺麗です。
▲ 写真・ビデオを再生した場合は、iPhone側の画面がオフになり、ディスプレイ側で再生されます。
映画やApple TV+の作品、YouTubeなどを、大画面で楽しめます。
ステレオスピーカーも内蔵しています。
▲ 外付けコントローラーを使って、Apple Arcadeのゲームもプレイできます。
Apple Arcadeのゲームの中には、iPhoneでは画面が小さすぎて、遊びにくいものがあります。
15.6インチなら、どのゲームも快適にプレイできます。
iPad Proと接続して使う
▲ USB-C端子を備えたiPad Proとなら、ケーブル1本で接続するだけ使えます。
映像と同時に、電源もiPad Proから供給されます。
ディスプレイに電源接続すれば、輝度と音量を上げられて、iPad Proの充電もできます。
▲ ワイド（16：9）の15.6インチなので、スタンダード（4：3）の11インチiPad Proと比べても、画面の高さにはそれほど違いがありません。
しかし横長の映画などは大きく表示され、迫力ある映像を楽しめます。
スピーカーはiPad Proの方が高音質です。
Macと接続して使う
▲ Macとの接続方法は、iPad Proと同じです。
USB-Cケーブル1本で繋ぐだけで、サブディスプレイとして使えます。
▲ Macのディスプレイを閉じて、クラムシェルモードで使うこともできます。
Apple TVと接続して使う
▲ HDMI – Mini HDMIケーブルを使って、Apple TVと接続します。
テレビを持っていなくても、これでApple TVを使うことができます。
Apple TV+のコンテンツや、Apple Arcadeのゲームなどを楽しめます。
Nintendo Switchを接続して遊ぶ
▲ ゲーム機を接続して遊ぶこともできます。
Nintendo Switchは、USB-Cケーブルで本体と直接接続するだけで、映像が出力されました。
ただしSwitchの処理速度が遅くなり、快適に遊べるとは言えません。
本体に接続したJoy-Conは機能しなくなります。
Joy-Conを本体から外すか、Proコントローラーなどを使う必要があります。
▲ テレビに繋ぐときと同じように、ドックを使ってHDMIケーブルで接続すれば、ふつうに遊べます。
まとめ
薄型・軽量で大画面のモバイルディスプレイです。
手軽に使えるので、必要な時だけサッと取り出して、デバイスと接続できます。
薄いので収納も邪魔になりません。
MacBookと同等サイズで、MacやiPad Proとはケーブル1本で接続するだけなので、外出先でも使いやすそうです。
iPhoneしか持っていないけれど、Apple TV+やApple Arcadeを大画面で楽しみたいひとにも最適です。
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