【編集後記】10月6日(火)からiPhone/Apple WatchのApple PayでPASMOが利用可能に。同日にiOS/watchOSがアップデートされる?

PASMOカードとiPhone

交通系ICカードのPASMO(パスモ)が、Apple Payに対応します。

参考:iPhoneで「PASMO」、10月6日スタート。Apple Watchも – Impress Watch

プレスリリース:2020年10月6日 いよいよ始まる Apple PayTMの PASMO ~iPhone や Apple Watch で「PASMO」が使える!!~(PDF)

8月に「年内開始」と予告されていたのが、具体的な開始日が明かされた形です。

参考:iPhoneで「PASMO」利用可能に。年内にApple Pay対応 – Impress Watch

10月6日には「PASMO取扱規則」も改訂されて、「携帯情報端末におけるPASMOの使用」の箇所が「携帯情報端末又は特定携帯情報端末におけるPASMOの使用」となります。
「特定携帯情報端末」というのが、Apple Watchを指しているのでしょう。

iPhoneと改札機

Apple PayのSuicaと同じように、iPhone/Apple Watchで、非接触での買い物や乗車ができるようです。
エクスプレスカードにも設定できて、Suicaと変わらない使い勝手になると予想しています。

「10月6日(火)から」というスケジュールで思い出したのが、日本のApple Pay/Suicaが使えるようになったときのことです。
はじめてFeliCaチップを搭載したiPhoneは、2016年9月発売のiPhone 7ですが、発売直後からApple Payを使えたわけではありません。
10月25日(火)に配信された、iOS 10.1のアップデートまで待つ必要がありました。
Apple Watch Series 2も、同日配信のwatchOS 3.1でApple Payに対応しています。

iPhoneとSuicaカード

おやっ、Suicaが使えるようになったのも、PASMOが使えるようになる予定なのも、火曜日ですね。
これは10月6日(火)に、iOSとwatchOSのアップデートによって、PASMOに対応するのではないでしょうか。
Suicaと同じような、専用アプリも配信されるのでしょう。

Apple Pay/Suicaが使えるようになったときは、サーバーにアクセスが集中したために、平日の朝にモバイルSuicaのシステム障害が発生してしまいました。
PASMOにも同じことが起こらないよう祈るばかりです。

参考:「モバイルSuica」障害、約3時間半で復旧 「通常の10倍のアクセス」 Apple PayのSuica対応が影響か – ITmedia NEWS

iPhoneがSuicaに対応する直前には、Appleのティム・クックCEOが来日して、ユーザーよりも先にApple PayでのJR山手線乗車を体験しています。
また来日してPASMOも試してほしいです。

それにしても、日本には交通系ICカードが乱立しています。
SuicaがApple Payに対応してから、PASMOが使えるようになるまで4年もかかりました。
OSのアップデートも必要で、こんな風にひとつずつしか対応していけないのなら、地方のカードがApple Payに対応するのはいつになるのでしょうか?
北海道には、JR北海道のKitaca(キタカ)と、札幌市営地下鉄のSAPICA(サピカ)があります。
私もそれぞれの物理カードを持ち歩いているけれど、いつも面倒なのでiPhoneのSuicaで乗ってしまいます。

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