iPhone 12/12 Proシリーズを高速充電するには、出力20W以上の電源アダプタが必要です。
iPhoneの高速充電とは
iPhone 8以降のiPhoneには、高速充電機能が搭載されています。
対応する充電器・電源アダプタを使うことで、約30分で最大50%まで充電できる機能です。
これまでのiPhoneは、「18W以上のApple製USB-C電源アダプタ」か、「USB Power Delivery (USB-PD) に対応する他社製のUSB-C電源アダプタ」を使えば、高速充電ができました。
参考:iPhone や iPad を高速充電する – Apple サポート
iPhone 12は、18W電源アダプタでは高速充電されない
しかしiPhone 12/12 Proでは、高速充電の動作条件が変わりました。
“Apple 20W USB電源アダプタなど、最低出力20Wの電源アダプタが必要” となっています。
他社製の電源アダプタの場合は、以下の性能が「推奨仕様」とされています。
- 周波数: 50~60 Hz、単相
- 線間電圧: 100~240 VAC
- 出力電圧/電流: 9 VDC/2.2 A
- 最小出力電力: 20 W
- 出力ポート: USB-C
iPhone 11 ProやiPad Proに付属していた「Apple 18W USB-C電源アダプタ」では、iPhone 12/12 Proは高速充電できないことになります。
MagSafe充電器を使う場合にも、Apple 20W USB-C電源アダプタか、“ほかの互換性のある電源アダプタ”が必要です。
20W電源アダプタは、18Wより安く買える
iPhone 12シリーズも含めて、この10月から販売されるiPhoneには、電源アダプタが同梱されていません。
Appleはこれまで販売していた「18W USB-C電源アダプタ」を、iPhone 12のリリースに合わせて「20W USB-C電源アダプタ」にリニューアルしています。
価格も従来の税別2,800円から、税別2,000円へと大幅に値下げされました。
「20W USB-C電源アダプタ」(MHJA3AM/A)は、以下のオンラインショップで購入できます。
18Wと20WのUSB-C電源アダプタの見分け方
Apple純正の「18W USB-C電源アダプタ」と「20W USB-C電源アダプタ」は、まったく同じ形と大きさです。
見分けられるように、20W電源アダプタはプラグの横に「20W」と記載されています。