FlexiSpot(フレキシスポット)から発売されている、電動式昇降デスク「E7」をレビューします。
高さを自在に変えられて、立ちながらデスクワークする「スタンディングデスク」としても使える机です。
レビューにはメーカー提供の評価用サンプルを使用しています。
スタンディングデスクとFlexiSpot製品について
デスクワークなどで長時間座ったままでいることは、健康に良くないとされています。
Apple Watchでも、1時間ごとに1分間は立ち上がって運動するよう促されます。
そこで人気が出てきたのが、パソコン作業などのデスクワークを立ったまま行えるスタンディングデスクです。
集中力を高める効果もあるようです。
FlexiSpotのスタンディングデスクシリーズは、高さ調節ができるようになっています。
気分や体調に合わせて、椅子に座って作業をするか、立って仕事をするかを選べます。
電動式と手動式があります。
電動式なら、重たいディスプレイやMacを置いたままでも、簡単に高さを変えられます。
大きさと機能により、さまざまなタイプが用意されています。
ここでは大型・電動式の「E7」を使用しています。
E7の本体は、脚の方です。
ブラックとホワイトの2色から選べます。
これに、好きな天板を組み合わせて購入できます。
天板はさまざまなサイズ、材木、形状があります。
天板をつけずに、脚だけを買うこともできます。
私はブラックの足に、メープル・120×60cmの天板を選びました。
組み立てる
▲ 製品は組み立て式です。
脚のパーツと天板が、別梱包で届きます。
脚の方はかなりの重量があります。
▲ 六角レンチが付属していますが、プラスドライバーも別途必要です。
私はひとりで組み立てて、約90分かかりました。
完成するとめちゃくちゃ重たくて、移動は困難です。
使う部屋で組み立ててください。
海外製品なので、マニュアルにはところどころ不親切な部分がありましたが、組み立てはそれほど難しくありません。
マニュアルは日本語化されています。
▲ 裏向きにした状態で天板も取り付けて、完成してからひっくり返す工程になっています。
しかし、かなり重たいので、組み立ててから裏返すのは危険な予感がするし、そもそもひとりでは無理だと感じました。
そこでマニュアルを一部無視して、脚だけ組んだら正しい向きにひっくり返し、天板を取り付けることにしました。
▲ デスクの下から天板を木ネジで留めします。
下に潜って作業しやすいように、配線を先にして、天板の高さをあげることにしました。
組み上げる前に、可動部分に初期不良がないか、確認できるというメリットもあります。
ただし左右の足の幅を、天板に合わせて調節するのが難しくなります。
▲ 左右の昇降ユニットと、コントロールパネル、電源ケーブルの、4本のケーブルがあります。
最後にケーブルカバーを被せれば、すっきり隠すことができます。
これで完成です。
使用方法と使用感
▲ 昇降機能がありますが、見た目はシンプルなデスクです。
メープルの天板も、黒い脚も、インテリアにマッチしやすく気に入りました。
選ぶ天板のサイズによりますが、天板の奥行きよりも、足の奥行きの方が大きいために、壁にぴったりくっきませんでした。
私はデバイスのケーブルを奥に逃がすので、この方が都合がいいです。
昇降時に、天板が壁を擦る心配もありません。
天板の角がまるいので、小さな子供のいる家庭でも安心です。
天板の裏側の金物も、角がまるく仕上げられています。
▲ このコントロールパネルで、高さを変えられます。
1番、2番、立ち姿勢、座り姿勢の、4つのプリセットを記録できます。
製品仕様では「昇降範囲:580-1230mm」とされていますが、実際には60.5〜126cmと、30mmほど高い方にズレていました。
表示の単位はセンチメートルですが、無段階に微調整ができます。
実際の高さをメジャーで測ってみると、表示の値は正確でした。
誤って子供が操作しないようにロックする機能もあります。
コントロールパネルは、デスクの右側と左側の、好きな方に取り付けられます。
私は左寄りに座ることが多いので、右側を選びました。
▲ 耐荷重は125kgとされています。
重たいCRTディスプレイのiMac G3を載せても、問題なく昇降できました。
いちばん低い位置から高い位置まで、約30秒で移動できます。
駆動音も静かで、集合住宅で夜中に動かしたとしても問題ないでしょう。
▲ 高さを上げるときには、デスクの電源ケーブルや、デバイスの配線が足りているか、注意が必要です。
飲み物は置いたままでも心配ないぐらい、ゆっくり安定して昇降します。
高さを下げるときには、椅子や袖机などにぶつかる可能性があります。
障害物検知機能があり、異物を察知したら元の高さに戻るようになっています。
電源ケーブルを抜いても、高さは維持されます。
停電しても天板が落ちてくることはありません。
コントロールパネルで設定したプリセットも、電源ケーブルを抜いたあとでも維持されていました。
▲ スタンディングデスクとして、実際に立って作業をしてみると、気分転換にもなり、いい感じです。
いちばん高くしても、グラつきがなく安定していて、肘をついたりしても問題ありません。
かなり低くもできるので、子供用の机や、様々な作業の台としても使いやすいです。
まとめ
スタンディングデスクは、在宅ワークでの運動不足解消や、健康維持に役立ちます。
高さをいつでも自在に変えられるので、椅子に座る普通のデスクとしても使えます。
かなりの重さがあり動かしにくく、分解も面倒なので、引越しの予定がある方にはおすすめしません。
メーカーでは引き出しやケーブルダクトなどのアクセサリーも豊富に用意しており、作業環境の構築に選ぶのも楽しいです。
FlexiSpotの電動式昇降デスクは、メーカー公式サイトで販売中です。