iPhone 13と13 Proが発表された9月のイベントは、もうチェックしましたか?
iPhoneのほかに、Apple Watch Series 7と、iPad(第9世代)、iPad mini(第6世代)も発表されました。
私はiPhone 13 Proと、iPad mini(第6世代)を注文しました。
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今回の発表で気になったことのひとつが、カラーバリエーションの刷新です。
一部のモデルで、従来の伝統カラーが廃止され、新色の「スターライト」と「ミッドナイト」が登場しているのです。
2021年秋モデルのカラーバリエーション
今回発表されたデバイスのカラーバリエーションを、以下に紹介します。
iPhone 13と13 mini
- (PRODUCT)RED
- スターライト
- ミッドナイト
- ブルー
- ピンク
iPhone 13 Proと13 Pro MaX
- グラファイト
- ゴールド
- シルバー
- シエラブルー
iPad(第9世代)
- シルバー
- スペースグレイ
iPad mini(第6世代)
- スペースグレイ
- ピンク
- パープル
- スターライト
Apple Watch Series 7 アルミニウムケース
- ミッドナイト
- スターライト
- グリーン
- ブルー
- (PRODUCT)RED
Apple Watch Series 7 ステンレススチールケース
- シルバー
- グラファイト
- ゴールド
Apple Watch Series 7 チタニウムケース
- チタニウム
- スペースブラックチタニウム
iPhoneのシエラブルーや、iPad miniのピンクやパープル、Apple Watchのグリーンなどの新色も気になるけれど、この記事ではスルーします。
注目してほしのは、一部のモデルでホワイト/シルバー系が「スターライト」、ブラック/スペースグレイ系が「ミッドナイト」に変わっている点です。
この2色がラインナップにあるのは、以下のモデルです。
- iPhone 13と13 mini:スターライトとミッドナイト
- iPad mini(第6世代):スターライト
- Apple Watch Series 7 アルミニウムケース::スターライトとミッドナイト
iPad miniに関しては、スペースグレイが生き残りました。
黒系はたびたび色が変わることがありましたが、伝統的なシルバーがなくなったのは、どうしたことでしょう。
スターライトは、Apple Watch用のスポーツバンドとソロループにも加わっています。
ミッドナイトは、iPhone用のシリコーンケースとレザーケース、レザーウォレットのほかに、複数のApple Watchバンドや、AirTagレザーキーリングにもラインナップされています。
スターライトはどんな色?
スターライトはどういう色かというと、かなり薄いベージュのようです。
Apple公式サイトの「ARで見る」機能で、iPhone 13のスターライトを確認すると、ほとんどホワイトじゃないかというぐらい薄い色に見えます。
アルミ製のiPad mini(第6世代)だと、もう少し色がはっきり見えて、シャンパンゴールドのようなイメージです。
iPad miniと同じアルミ製のApple Watch Series 7も、同じ色なのでしょう。
Apple Watchバンドはベージュに見えます。
いずれにしろ上品な色ですね。
ミッドナイトはどんな色?
「ミッドナイト」といえば、「ミッドナイトブルー」として、ケースやバンドで長くラインナップされてきた色を連想します。
濃紺だった「ミッドナイトブルー」と比べると、今回の「ミッドナイト」は、一見すると黒にしか見えません。
しかしよく観察すると真っ黒ではありません。
黒をすこし明るくして、青みを加えた色になっています。
Apple Watchスポーツバンドを例に、ブラック(画像左)と並べてみると、青みを帯びているのがわかります。
なぜ変えたの?
ホワイト/シルバー系を「スターライト」に、ブラック/スペースグレイ系を「ミッドナイト」にしたのは、なぜでしょうか?
2色とも無彩色(白・グレー・黒)だったのを、微妙に色味を加えた有彩色に変えられています。
おそらくは製品がより生活に溶け込むように、ナチュラルな方向に寄せたのではないかと想像しています。
Apple Watchのスターライトを見たあとで、自分の手首にあるシルバーのApple Watchに目を移すと、いかにも無機質で、冷たい金属のイメージを受けました。
真っ白や真っ黒、銀色をやめて、ベージュやブルーに寄せたのは、より生活に溶け込むのを意識したように思えます。
現在のApple製ハードウェアのほとんどが、リサイクル可能な金属やガラスで仕上げられています。
無機質なガジェットに中間色を使うことで、温かみや柔らかなイメージを与える効果があります。
改めてiPhone 13やiPad miniのカラーバリエーションを確認すると、バキバキのはっきりした色ではなく、中間色が多用されています。
ひとによっては、ぼやぼやした地味な色のラインナップに感じるかもしれません。
アルミニウムケースのApple Watchから、シルバーが無くなったのはショックを受けましたが、ひとまず納得できました。
このデザイン志向は、より身近なデバイスである、エントリーモデルやコンシューマー向けの製品で顕著になるでしょう。
「Pro」向けの製品には、取り入れられないかもしれません。
iPhone 13 Proには、引き続き無彩色のグラファイトとシルバーが使われています。