改めまして、あけましておめでとうございます。
今年2022年は日本のAppleファンにとって、ひとつ大きなイベントが予定されています。
Apple銀座が入居しているサヱグサビル本館が、9月から建て替え工事に入るのです。
昨年12月から、Apple銀座の外壁に建築計画が貼られて告知されています。
Apple銀座もいよいよ改装リニューアル工事に入るのでしょうか? Apple銀座は日本最古・米国以外では世界最古のApple Storeで、2003年11月30日のオープンから18年経過したところです。 https://t.co/M4aeiplG5E
— iをありがとう (@iArigato) December 3, 2021
老朽化したビルを、いったん丸ごと壊して、新しく建て直すようです。
着工予定は2022年9月1日、完成予定は2024年12月27日となっています。
2年と4か月間、建物が使えないことになります。
工事しているあいだ、Apple銀座はどうなるのでしょうか?
考えられるシナリオは、
- 休業
- 移転
- 閉店
の3つです。
ひとつずつ解説します。
1)休業の場合
工事に入ったら一旦休業として、建て替え後に再オープンするという計画です。
先例として、リニューアルのために長期休業していたApple渋谷があります。
Apple渋谷は2017年11月から「リニューアルのため」として、期限を公表せずに休業に入りました。
333日間の休業を経て、翌年2018年10月に再オープンしました。
Apple渋谷も「公園通りビル」に入居しているテナントですが、正面の造作変更や、フロアの拡大、エレベーターの新設という、大掛かりなリノベーションが行われました。
Apple銀座もこれに倣って、長期の休業となる可能性があります。
2)移転の場合
建物が使えなくなるのに従って、同じ銀座エリアに移転する可能性もあるでしょう。
移転にも、Apple福岡という先例があります。
Apple福岡は、もともとは天神ルーチェという商業施設にテナントとして入居していました。
すぐ近くに店舗を新築して、2019年9月に移転しました。
同時に店名も「Apple福岡天神」から「Apple福岡」に変わりました。
休業日ゼロでの移転でした。
Apple銀座も、同じように移転してくれれば、ユーザーとしては不自由はありません。
3)閉店の場合
従来の建物の取り壊しにともない、そのまま閉店という可能性も、無くはないでしょう。
日本ではこれまでも、2016年にApple Store札幌、2019年にApple仙台一番町が閉店しています。
Apple銀座が閉店したとしても、2019年にオープンしたApple丸の内が、すぐ近くにあります。
Apple丸の内は、国内最大の旗艦店としてオープンしました。
しかし、いつも混雑している銀座に対して、丸の内は空いている印象があります。
せっかく丸の内を作ったのだから、無理してまで銀座を残す必要はないと、判断される可能性があります。
以上です。
いちばん可能性が高そうなのが、「1. 休業」でしょうか。
着工が近づいた夏ごろには、公式サイトでアナウンスがあることでしょう。
Apple銀座の歴史
Apple銀座は、当初は「Apple Store, Ginza」「アップルストア銀座店」として、2003年11月30日にオープンしました。
日本国内で最初のApple直営店で、米国以外では世界初となる店舗でした。
オープン時には、当時のAppleのCEO、スティーブ・ジョブズも来日しました。
オープン記念品として、先着2,500名にTシャツが配布されました。
また、iMacとiPod、キヤノン製品の総額356,000円相当のセットが抽選で1名に当たる、モニターキャンペーンも実施されました。