【レビュー】骨伝導イヤフォン Shokz OpenRun Pro

骨伝導イヤフォン Shokz OpenRun Pro

Shokz(旧AfterShokz)から発売されている「OpenRun Pro」をレビューします。
耳を塞がない骨伝導方式を採用した、Bluetoothワイヤレスイヤフォンです。
レビューにはメーカー提供の評価用サンプルを使用しています。

頭蓋骨を振動させて聴覚に伝える、骨伝導が採用されています。
耳を塞がずに音楽を聞けます。
周囲の音が妨げられずに聞こえるので、運動などの際に安全に音楽を楽しめます。
リモートワーク用のヘッドセットとしても人気です。

メーカーの詳細ページ:Shokz (旧AfterShokz) OpenRun Pro ハイエンドモデル 骨伝導イヤホン – ShokzJP

Shokz OpenRun Pro

▲ 骨伝導ワイヤレスイヤフォン専門ブランドAfterShokz(アフターショックス)は、2021年にShokz(ショックス)に名前を変更しました。
今回レビューする「OpenRun Pro」は、ブランド名を変更してから最初の製品です。
従来の「Aeropex」に変わる、ハイエンドモデルに位置付けられています。

「OpenRun Pro」はブラック、ブルー、ベージュ、ピンクの、4色のカラーバリエーションです。
この記事ではベージュ色を使用しています。

製品仕様・外観

Shokz OpenRun Pro

▲ イヤフォン本体と、充電ケーブル、キャリングケースのセットです。
従来品に付属していた耳栓は廃止されています。

Shokz OpenRun Pro

▲ 全体がマットなシリコーン素材で覆われていて、落ち着いたデザインです。
ベージュ色は流行の「くすみカラー」で、目立ちすぎず、シーンを問わずに使えます。

Shokz OpenRun Pro

▲ 後頭部に回すネックバンド部分は、チタニウム製のワイヤー入りです。
非常にしなやかで、曲げたり開いたりできつつも、きっちりと元の形に戻ります。
29gと軽く、バンドの締め付けもキツくないので、快適に身に付けられます。

Shokz OpenRun Pro

▲ マグネットで吸着する、専用のUSBケーブルで充電します。
1回の充電で、10時間の連続再生ができます。
1時間で満充電になります。
このモデルでは、新たに急速充電機能を搭載しています。
わずか5分の充電で、1.5時間使用できます。

Shokz OpenRun Pro

▲ 右側バンドの下には、音量ボタンがあります。
右耳の裏に手を伸ばして、親指で操作する形になります。
音量+ボタンは、電源ボタンを兼ねています。
長押しで電源オン/オフができます。
音楽の再生中に+と-を同時に押すと、イコライザーの変更ができます。

Shokz OpenRun Pro

▲ 左側ユニットの外側に、「マルチファンクションボタン」があります。
音楽の再生/一時停止や、電話への応答に使います。
こめかみを押すようにして操作します。

Shokz OpenRun Pro

▲ メガネを後ろむきに掛けるように身につけると、耳の前にパッドが当たります。
パッドの振動が頭蓋骨を伝わり、聴覚神経に音楽を伝える仕掛けです。

Shokz OpenRun Pro

▲ ファスナーで閉じるシェル型のキャリングケースが付属しています。
やや大きめですが、OpenRun Proを安全に持ち運べます。
充電ケーブルも収納できるゴムバンドが内側にあり、気が利いています。

音楽を聴く

Shokz OpenRun Pro

▲ iPhoneとペアリングして音楽を聴いてみます。
日本語に対応する音声ガイド機能を搭載しており、イヤフォンの状態を声で教えてくれます。
電源オン/オフ時や、デバイスとの接続時、バッテリー残量などを、日本語でアナウンスしてくれるので、わかりやすいです。
2台のデバイスと同時にペアリングできる、マルチポイント機能に対応しています。

Shokz OpenRun Pro

▲ 一般的なイヤフォン/ヘッドフォンと聞こえ方は違うけれど、十分な高音質です。
このモデルでは新たに、低音再生能力を高める独自技術「Shokz TurboPitch」を採用しています。
全体的に低音寄りになった印象を受けます。
骨伝導イヤフォンの特性として、再生時にビリビリ振動することがあります。
電子楽器よりも生楽器の演奏の方が、より振動を感じます。

音漏れはAirPodsなどの、遮音性の低い普通のイヤフォンと同程度か、より小さいようです。
耳を塞がないため、環境音や会話などが遮られずに聞こえます。
ランニングなどの屋外での運動時にも、安全に使えます。
低音寄りになったためか、騒がしい場所でも音楽が聴きやすくなったように感じます。
従来品に付属していた耳栓(イヤープラグ)が廃止されたのは、そのためかもしれません。
耳栓が必要なら、100円ショップやドラッグストアで手に入ります。

Shokz OpenRun Pro

▲ 防水・防塵等級IP55に準拠し、汗や雨にも耐えられます。
IP67だった従来品「Aeropexよりも、防水性能では劣っています。
通話用のノイズキャンセリング・マイクを搭載したためと思われます。

Shokz OpenRun Pro

▲ 設定やカスタマイズができる専用アプリが公開されています。
2種類のイコライザを切り替えたり、ペアリングするデバイスの管理ができます。
ファームウェアのアップデートも、このアプリを通して提供されます。
操作マニュアルにもアクセスできます。

まとめ

Shokz OpenRun Pro

人気の骨伝導イヤフォンの最新・最上位モデルです。
バッテリー持続時間が強化され、新しく急速充電機能も搭載したことで、充電の手間がかからなくなりました。
低音が強化され、騒がしい環境でも聞こえやすくなった印象です。
通話用のノイズキャンセリング機能を搭載し、リモートワークでの使い勝手も向上しています。
普段使いにも最適で、ほぼ身につけっぱなしで過ごせるような製品です。

「Shokz OpenRun Pro」は以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込各23,880円です。

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