今週はApple Booksのマンガストアのキャンペーンが始まり、CMが公開されています。
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キャンペーンの開始と同時に、マンガストアにちょっとした変化がありました。
ジャンルの分け方が変わったのです。
従来のマンガストアでは、以下の7種類のジャンルで作品を分けていました。
- 少年
- 少女
- 青年
- 女性
- BL
- コミックエッセイ
- ノンフィクション/教養
「少年漫画」「少女漫画」「青年漫画」という、日本での古典的な漫画のジャンル分けを、Appleも採用していたのです。
それが今回変更されて、「アクション」「スポーツ」「恋愛/ロマンス」のような、内容に合わせたジャンル分けになりました。
ぜんぶで15ものジャンルがあります。
- SF
- アクション
- ギャグ/コメディ
- スポーツ
- ハードボイルド
- ヒューマンドラマ
- ファミリードラマ
- ファンタジー
- ホラー
- ミステリー
- ラブコメディ
- 異世界
- 学園ドラマ
- 歴史フィクション
- 恋愛/ロマンス
変えた理由は説明するまでもなく、ダイバーシティ(多様性)への取り組みとしてでしょう。
Apple Books Storeの「マンガ」タブは、2020年4月から採用された、日本独自のものです。
ほかの国では、ここに「オーディオブック」があります。
日本独自のものだし、長年の日本の慣例にならって、マンガをジャンル分けしていたのでしょう。
Appleだけじゃなく、Amazon.co.jpのKindleマンガストアでも、少年、少女、青年、女性…の分類が採用されています。
でも近代的な価値観では、性別で作品を振り分けるのは、どうかと思いますよね。
日本でも従来から議論されている問題でもあります。
マンガストアの登場から2年での変更ですが、もしかしてAppleは最初から計画していたのかも? とも思えます。
準備期間として、一定期間は日本で馴染み深いジャンル分けをしておき、あとで変更しようと。
そういうわけで、Apple Books Storeのマンガ作品は、今では性別・年齢を問わず、誰にでも門戸が開かれています。
無料で読める作品もたくさんあるので、ぜひ覗いてみてください。