【レビュー】Simplism MagRinCam 連係カメラ対応MagSafeスマートフォンリング

Simplism MagRinCam

トリニティのSimplismブランドから発売されている、「MagRinCam 連係カメラ対応MagSafeスマートフォンリング」をレビューします。
iPhoneをMacのウェブカメラとして使う、macOS Venturaの機能「連係カメラ」用のマウントです。
MagSafeシステム対応のiPhoneに、マグネットで吸着します。
落下防止リングとしても使用できます。
レビューにはメーカー提供の評価用サンプルを使用しています。

Simplism MagRinCam

▲ MagRinCamにはオプション品として、「薄型MacBook向けシリコンスペーサー」と、「専用デスクトップスタンド」が用意されています。

「薄型MacBook向けシリコンスペーサー」は薄型のMacBookで使用する際に、安定感を増すために貼るものです。
MagRinCamユーザーなら、専用ページから申し込むと無償でもらえます。

「専用デスクトップスタンド」は、iMacや外付ディスプレイに載せて使えるようにするスタンドです。
3Dデータが無償公開されていて、3Dプリンタを持っていれば、自分で出力して使用できます。
DMM.make クリエイターズマーケットで、出力されたものを注文することもできます。

レビューでは、この2種類のオプション品についても紹介します。

Simplism MagRinCam

▲ パッケージには「磁気増強メタルリング」が同梱されています。
MagSafeに対応していないケースに貼ることで、MagSafeアクセサリのマグネットが吸着するようになります。
リングを貼る位置を合わせるためのガイドツールと、クリーナーも付属しています。

Simplism MagRinCam

▲ 二重のリングが、ヒンジで連結された構造です。
全体が金属製で、黒色で統一されています。。
起こす方の細いリングは、光沢仕上げです。
メーカー名などの文字は、製品本体にはいっさい記載されていません。

Simplism MagRinCam

▲ iPhoneに接触する側は、ざらざらした梨地仕上げです。

Simplism MagRinCam

▲ MagSafe充電器の充電パッドよりも、直径がわずかに大きいだけで、ほぼ同じサイズです。

Simplism MagRinCam

▲ MagSafeシステムに対応するiPhone 12/13/14に、マグネットでぴたっと吸着します。
磁力が強く安定しています。
くっつけたまま、ひねって回転させることができます。

Simplism MagRinCam

▲ リングを起こして指を通せば、落下防止リングとして使用できます。
片手で安定して保持できます。

Simplism MagRinCam

▲ iPhoneを立てるスタンドとしても使用できます。
動画鑑賞時などに、あると便利です。

Simplism MagRinCam

▲ メインの機能である、連係カメラとして使ってみます。
ヒンジ部分の爪を、MacBookのディスプレイにひっかけます。

Simplism MagRinCam

▲ iPhoneのカメラが、画面の中央に位置するように載せます。

Simplism MagRinCam

▲ 縦向きにも使用できます。
iPhoneをMacのWebカメラとして使える、iOS 16とmacOS Venturaの機能「連係カメラ」の使用方法や使い勝手などは、この記事では紹介しません。
使い方は公式サイトのサポート情報を参照してください。

公式サポート情報:連係カメラ:iPhone を Mac の Web カメラとして使う – Apple サポート

Simplism MagRinCam

▲ 厚み5mmまでのディスプレイに引っ掛けられるように、ツメが設計されています。
MacBook Air(M1)に載せてみたところ、ゆとりが大きくて、後ろ側に傾いてしまいます。
ユーザーを対象に無償提供されている、「薄型MacBook向けシリコンスペーサー」を貼ってみることにしました。

Simplism MagRinCam

▲ ミゾが1mmほど埋められて、安定感が増します。
メーカーではこのスペーサーを貼ることで、MacBookの傷防止にもなるとしています。
確かにスペーサーが無い場合は金属同士が接触して、MacBookのアルミ製ボディを傷つける恐れがあります。
必ず貼った方がいいでしょう。

Simplism MagRinCam

▲ もうひとつのオプション品、「専用デスクトップスタンド」も紹介します。
Macや外部ディスプレイに載せて、連係カメラとして使えるようにするスタンドです。
無償公開されているデータを使って、自分で3Dプリンタで出力するか、DMM.makeクリエイターズマーケットに注文すると手に入ります。
今回はメーカーから提供いただいた完成品を使っています。

Simplism MagRinCam

▲ ディスプレイの上に、両面テープを使って貼り付けます。
段差のある方が背面側です。
iMac(M1)は薄いので、土台の部分がはみ出します。
iMacの天面には、小さなマイク穴がふたつ開けられているので、塞がないように注意が必要です。

Simplism MagRinCam

▲ MagRinCamのリングを180度開いて、デスクトップスタンドの溝に差し込みます。

Simplism MagRinCam

▲ MacBook向けの設計されたMagRinCamでも、iMacやディスプレイで連係カメラを利用できます。

Simplism MagRinCam

▲ MagRinCamのヒンジを使って、下向きに角度調節ができます。
机上の書類などを写す、デスクビュー機能を利用できます。
iMac/ディスプレイ用の連係カメラマウントは、デスクビュー機能を使うために、下向きに角度を変えられるように仕様が規定されています。

Simplism MagRinCam

▲ iPhoneを縦向きに使いたい場合は、スタンドの土台やディスプレイの厚みに応じて、下向きに傾斜させる必要があります。

Simplism MagRinCam

▲ MagRinCamに同梱されている「磁気増強メタルリング」は、マグネットを内蔵していないケースに貼って、MagSafe対応にするものです。
ケースの中央に貼れるように、位置合わせ用のガイドツールが付属しています。
縦長のオリエンテーションマグネットも備えているので、MagRinCamだけじゃなく、MagSafeレザーウォレット(カードケース)やバッテリーパック、車載スタンドなども使えるようになります。

まとめ

Simplism MagRinCam

iPhoneにくっつけるだけで、さまざまな機能を使えるリングです。
普段は落下防止リングやビデオ鑑賞用スタンドとして持ち歩き、必要なときにMacの連係カメラマウントとして使えます。
連係カメラ機能を使う場合は、MacBookを傷つける可能性があるので、配布されているスペーサーが必須です。
別途提供されているスタンドを使えば、iMacなどデスクトップのディスプレイにも使えます。
MagSafeに対応していないケースに貼れる、マグネットが付属しているのは気が利いています。
シンプルながら、いろんな使い方ができて楽しい製品です。

「Simplism [MagRinCam] 連係カメラ対応MagSafeスマートフォンリング」は以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込2,680円です。

「シリコンスペーサー」の申し込みや、「専用デスクトップスタンド」のデータダウンロード/注文はこちらを参照してください。

「Simplism」より、連係カメラマウント[MagRinCam]専用デスクトップスタンドの3Dデータとシリコンスペーサーを無償配布

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