Appleが米国などで「Apple Music Classical」アプリの配信を開始しています。
Apple Musicのクラシック音楽を聴くために設計された、専用アプリケーションです。
Voiceプランを除くApple Musicの加入者は、追加料金なしで利用できます。
作曲家、作品、指揮者、作品番号で検索できます。
数千もの作曲家の伝記や、作品の解説を読むことできます。
iOS 15.4以降を搭載したiPhone専用アプリケーションです。
日本、中国、韓国、台湾、トルコ、アフガニスタン、パキスタン、ロシアでは提供されません。
プレスリリースでは、チェリストのヨーヨー・マ、バイオリニストのヒラリー・ハーン、レディオヘッドのギタリストのジョニー・グリーンウッド、作曲家のゴードン・P・ゲッティのコメントも紹介されています。
Apple公式サイトには、サービスを紹介する専用ページが開設されています。
アプリの使い方を紹介する、1分30秒のプロモーション動画も掲載されています。
- 公式サイト:Music Classical – Apple
- プレスリリース:Apple Music Classicalが登場 – Apple
- 公式Twitter:Apple Music Classical(@AppleClassical)
また30秒のCMも公開されています。
ピアニストのアリス=紗良・オットと、指揮者のカリーナ・カネラキスが出演しています。
Apple Music Classical is Here | Apple Music
CMのためにベートーヴェンのピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15を新たに録音した音源が、Apple Musicで公開されています。
アリス=紗良・オット, オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団 & Karina Canellakisの「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15」をApple Musicで
ニュース解説
2021年にAppleがクラシック音楽配信サービスPrimephonicを買収した際に、2022年中に新しい専用アプリを公開するとアナウンスしていました。
関連記事:Appleがクラシック音楽配信サービスPrimephonicを買収。Apple Musicのライブラリ拡充や、専用アプリを公開予定
Primephonicから引き継いだ、クラシック音楽特有のメタデータを使った検索や、詳細情報の表示ができるのが特徴です。
配信されている楽曲は、通常のApple Musicと変わりません。