【編集後記】スティーブ・ジョブズのセレブリティ・プレイリスト

ジョブズのプレイリストの楽曲の一部

スティーブ・ジョブズの足跡を残すプロジェクトSteve Jobs Archiveが今週、無料のブック「Make Something Wonderful」を公開しました。
その中に、ジョブズが選曲したセレブリティ・プレイリストというのがありました。

Make Something Wonderful

【ニュース】スティーブ・ジョブズの言葉を集めたブック「Make Something Wonderful」、Steve Jobs Archiveが無料公開。ウェブやApple Booksで

2023年4月12日

関連記事:スティーブ・ジョブズの言葉を集めたブック「Make Something Wonderful」、Steve Jobs Archiveが無料公開。ウェブやApple Booksで

「セレブリティ・プレイリスト」といえば、かつてApple公式サイトやiTunes Store上で公開されていた、著名人が選曲したプレイリストを紹介する企画です。
日本でも実施されていました。

昔のApple公式サイトのスクリーンショット

アップル – iPod + iTunes – Celebrity Playlists(Internet Archive:2004年)

書籍「Make Something Wonderful」によると、ジョブズはメモ用途として、自分にメールを送ることがあったようです。
ジョブズの「セレブリティ・プレイリスト」は、2003年4月に自分宛に送信されています。
ちょうど米国で音楽配信サービスiTunes Music Storeが開始された時期です。
その翌月には第3世代iPodが発売されます。

書籍「Make Something Wonderful」の該当ページ
(書籍「Make Something Wonderful」より)

ジョブズが自身に送った「Re: Celebrity Playlist」と題されたメールには、合計27曲がリストアップされています。
書籍には続いて、件名「Celebrity Playlist–writeup」とした、12月のメールも載っています。
こちらには、先の27曲に含まれる2曲と、新しい2曲が載っていて、コメントも添えられています。

その合計29曲を、Apple Musicでプレイリストにまとめてみました。

ジョブズが愛聴していたことで知られる、ボブ・ディランやビートルズも含まれています。
アートワーク(ジャケット画像)は、プレイリストにも含まれているジミ・ヘンドリックスを採用した、iPodのパッケージにしました。

ジョブズがどういう意図で、この「セレブリティ・プレイリスト」を編んだのかは、想像するしかありません。
Appleが公開していた、著名人の「セレブリティ・プレイリスト」の中に、会社の代表のものも加えるとは考えにくいです。
企画のサンプルとして作ったのかもしれないし、もし自分ならとリストアップしたのかもしれません。

Make Something Wonderful

書籍「Make Something Wonderful」は、3通りの方法で提供されています。
Web版ならブラウザの翻訳機能を使って、日本語訳して読むことができます。

Web版:Make Something Wonderful | Steve Jobs

EPUB版のダウンロードページ:Make Something Wonderful | Download the Ebook

Apple Booksから入手
Apple Books版のダウンロード:Apple BooksでMake Something Wonderfulを読む

LINEMO