Apple純正の「MagSafe対応iPhone 15 Proファインウーブンケース」をレビューします。
環境に配慮した新しい素材「ファインウーブン」を使用した、iPhone 15 Pro用ケースです。
同じ仕様で、iPhone 15用とiPhone 15 Plus用、iPhone 15 Pro Max用も発売中です。
▲ iPhone 15/15 Proシリーズ用のApple純正のケースは、「ファインウーブンケース」のほかに「シリコーンケース」と「クリアケース」があります。
製造時に環境に与える負荷を配慮して、今回からレザーケースが廃止されました。
そのかわり新たに登場したのが、この「ファインウーブンケース」です。
今回も純正ケースはすべて、MagSafeシステム対応のマグネットを内蔵しています。
MagSafe充電器や充電スタンド、車載ホルダーなどにしっかり吸着します。
関連記事:【レビュー】Apple純正「MagSafe対応iPhone 15 Proシリコーンケース」
関連記事:【レビュー】Apple純正「MagSafe対応iPhone 15 Proクリアケース」
▲ 「ファインウーブン」は、Appleがカーボンニュートラル実現のために採用した新素材です。
“耐久性に優れたマイクロツイル製で、柔らかくスエードのような感触”とされています。
再生素材が68%使用されており、レザーに比べて炭素排出量を大幅に削減するとのこと。
iPhone 15/15 Pro用ケースのほか、以下のアクセサリに同じ素材が採用されています。
▲ 「MagSafe対応ファインウーブンケース」は、以下の5色のカラーバリエーションです。
- マルベリー
- エバーグリーン
- トープ
- パシフィックブルー
- ブラック
一部のカラーは、他のファインウーブン製アクセサリにも同じ色があり、コーディネートができます。
このページではトープ色を使用しています。
▲ 内側も同じファインウーブン素材です。
シリアルナンバーなどの情報のほか、MagSafeシステム用のマグネットを内蔵していることを示す、円形が刻印されています。
▲ iPhoneの音量ボタンのある側面から差し込んで被せます。
純正シリコーンケースや、かつてのレザーケースと同じくらいの柔軟性があり、着脱はしやすいです。
▲ 画面がロックされているときにケースを装着すると、円形が広がるエフェクトが表示されます。
MagSafeシステムのNFC(近距離無線通信)を利用した演出です。
NFCチップを内蔵した純正ケースでしか見られない仕掛けで、ケースと同じ色が表示されます。
iPhoneが消音モードじゃなければ、「スポン」という効果音も鳴ります。
▲ iPhone 15 Proのナチュラルチタニウムモデルに装着したところ。
ファインウーブンは「マイクロツイル製」とされていて、織目はかなり細かいです。
遠目にはファブリック素材には見えず、紙のような質感です。
独特のざらざらした手触りです。
▲ 表面の素材を拡大撮影してみました。
「レザーケース」の代わりに登場したウーブンナイロンですが、レザーとは異なる質感で、まったく別のものです。
“再生素材を68%使用することで、レザーに比べて炭素排出量を大幅に削減”しているとのこと。
また“時間の経過とともに摩耗が生じる”可能性があるとされています。
本革製だった「レザーケース」に比べて、耐久性では劣るかもしれません。
▲ 濡れた手で触ると、水が染み込んで「にじみ」が発生します。
すぐに乾いて消えますが、コーヒーなどは付けないように注意が必要です。
汚れを落とす場合は、洗濯洗剤の溶液に浸した布で拭き取るように、公式サポート情報「Apple製品のお手入れ方法」で案内されています。
▲ 握ったときに手の触れる側面は、コーティングが施されていて、質感が異なります。
コーティングが施された側面は、織目がコーティング材で埋まっていて、ファブリック感はありません。
前面と側面からは、旧「レザーケース」のように見えます。
▲ 前面のエッジは、ガラス面よりも高くなっています。
誤って落としたりしても、画面が直接ぶつかることはありません。
▲ 突き出たカメラレンズ部分は、硬いフレームで縁取りされています。
デスクなどに置いた際に、レンズを守れます。
▲ iPhone 15 Proは消音スイッチを廃止して、アクションボタンに変わっています。
iPhone 15 Pro/15 Pro Max用の純正ケースは、アクションボタンも音量ボタンと同じように、ケースの素材で覆われています。
旧「レザーケース」と同じく、ファインウーブンケースも、金属製のボタンパーツが採用されています。
押し心地がよく、快適に操作できます。
▲ 反対側のサイドボタンも同じ作りで、こちらも押しやすいです。
▲ 底部のスピーカー/マイク部分は、それぞれまとめて横長に穴あけ加工されています。
USB-C端子は、iPhoneに付属のケーブルを差し込んでも、このぐらいのゆとりがあります。
一般的な太さのケーブルなら、問題なく接続できそうです。
▲ MagSafeシステムに対応するマグネットを内蔵しています。
MagSafe充電器がしっかり吸着して、安定してワイヤレス充電ができます。
MagSafe充電スタンドに横向きに取り付けたときに、時計などが大きく表示される「スタンバイ」機能も、ケースを装着したままで利用できます。
Qi規格の普通のワイヤレス充電器も使えます。
ファインウーブンケースは“MagSafeアクセサリを使うとわずかに跡が残る”として、気になるならシリコーンケースを選ぶよう推奨されています。
▲ カードケースや車載ホルダー、MagSafeバッテリーパックなどの向きを整えるための、縦線状の「オリエンテーションマグネット」も入っています。
写真はMagSafe対応iPhoneファインウーブンウォレットのトープ色を取り付けたところ。
この純正カードケースもレザー製が廃止されて、ファインウーブン製になっています。
iPhone用ファインウーブンケースと同じ5色のラインナップです。
まとめ
Apple純正のレザー製品の廃止にともない登場した、新素材ファインウーブンを使用したケースです。
レザーケースとは違った独特の雰囲気と高級感で、上品に見えます。
純正ケースの上位モデルとして、レザーケースで採用されていた金属製のボタンパーツを受け継いでいます。
同じファインウーブン素材の純正アクセサリと、コーディネートもできます。
環境にも配慮しつつ、品質の高さを実現した、Appleらしい製品です。
iPhone 15/15 Proシリーズ用のApple純正「MagSafe対応ファインウーブンケース」は、以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込各9,980円です。
iPhone 15用
iPhone 15 Plus用
iPhone 15 Pro用
iPhone 15 Pro Max用