【ニュース】自分の声を残せるアクセシビリティ機能「パーソナルボイス」のPR動画、児童書、ストーリーをAppleが公開。国際障害者デーに合わせて

動画「The Lost Voice」のサムネイル画像

Appleが国際障害者デーに向けた、パーソナルボイス機能のプロモーションを実施しています。

「パーソナルボイス」は、発話能力を失う可能性があるユーザー向けのアクセシビリティ機能です。
自分が話しているように聞こえる、合成音声を作成できます。
テキストのセットを15分程度読んで録音することで設定できます。
英語でのみ提供されています。
iOS 17、iPadOS 17、macOS Sonoma 以降にアップデートされた、以下のデバイスで利用できます。

  • iPhone 12 以降
  • iPad Air(第5世代)
  • 11インチiPad Pro(第3世代)以降
  • 12.9インチiPad Pro(第5世代)以降
  • Apple シリコン搭載モデルの Mac

「The Lost Voice」の撮影現場でiPhoneを操作する、Tristram Ingham氏。

Newsroomで公開されたストーリーでは、Tristram Ingham氏の事例が紹介されています。
筋力が弱まるFSHDを抱えるIngham氏は、将来発声ができなくなる可能性があり、パーソナルボイスで声を残しています。
作成したボイスは、タイプ入力したテキストを対面や電話で読み上げる、ライブスピーチ機能などで利用できます。

公開ページ:A disability advocate preserves his voice with iPhone – Apple

動画「The Lost Voice」のサムネイル画像。羅針盤を持つ女の子の後ろに、大きなクリーチャーが立っている。クリーチャーはピンク色の毛むくじゃらで、メガネをかけている。

Tristram Ingham氏がパーソナルボイスでナレーションし、出演もしているプロモーション動画「The Lost Voice」が公開されています。
2分の映像です。

公開ページ:Personal Voice on iPhone | The Lost Voice | Apple

音声解説版(英語):Personal Voice on iPhone (Audio Descriptions) | The Lost Voice | Apple

児童書「The Lost Voice」の書影。メガネをかけたクリーチャーの肩に、望遠鏡を覗き込むパジャマ姿の女の子が座っているイラスト。

動画と同じストーリーの児童書も作成されています。
米国のApple Books Storeで無料公開されています(日本では未配信)。

作品ページ(日本未公開):The Lost Voice on Apple Books

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ニュース解説

国際障害者デー(International Day of Persons with Disabilities)は12月3日です。

パーソナルボイスはこの秋に利用可能になったアクセシビリティ機能です。
使い方は以下の公式サポートページを参照してください。

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