PITAKAから発売されているApple Watchバンド「Poetry of Things ChromaCarbon Band」をレビューします。
アラミド繊維とカーボンファイバーを組み合わせた素材「ChromaCarbon」を使用した、デザイン柄入りのバンドです。
レビューにはメーカー提供の評価用サンプルを使用しています。
▲ 東洋の伝統的な自然イメージである「風・花・雪・月」をテーマに展開する「Poetry of Thingsシリーズ」の第1弾として、2023年8月に発売された製品です。
4つのテーマの中から、「月Moon」と「風Wind」の2種類が先行してリリースされています。
「花Flower」と「雪Snow」は追って発売予定です。
ブルー系の方が「月Moon」、もう一方のグリーン系が「風Wind」です。
▲ メーカーが先に発売していた「カーボンファイバーウォッチバンド」(写真左)に、デザインパターンを施したような製品です。
「ChromaCarbon Band」は、デザイン柄を表現している表面部分にアラミド繊維を使用しています。
▲ 連結したコマを抜いて、長さを調節する方式です。
コマを抜くためのピンと、予備のコマがひとつ付属しています。
バンドには、42/44/45/49mmケース用のラグ(Apple Watchと接続するための土台部分)が取り付けられています。
38/40/41mmケースに対応させるための、小サイズのラグも同梱されています。
▲ カーボンファイバーの強度とアラミド繊維の弾力性を融合させた、ChromaCarbon(クロマカーボン)技術で製造されています。
表面の柄入りの部分がアラミド繊維で、その他の部分はカーボンファイバーを15層以上重ねて作られています。
プラスチックのように軽くても、頑丈そうです。
▲ 表面のデザイン柄は、プリント処理ではありません。
繊維素材に着色して、織物のように描く「浮き織り」が採用されています。
これを実現するには複雑な製造工程が必要なようです。
▲ 付属のピンを使って、バネ棒を押し出して、コマを抜いて長さ調節します。
バネ棒は飛び出して紛失しやすいので、コマを外す際には注意が必要です。
私はコマを合計5つ抜くと、フィットする長さになりました。
長さを調節する方法はメーカー公式の解説動画を参照してください。
▲ Apple Watchのスターライトアルミニウムケースに取り付けたところ。
繊維素材とデザインパターンを組み合わせた、ほかの製品では見られない独創的な外観です。
▲ メーカーの公式サイトでは、バンドにマッチする画像が「壁紙」として公開されています。
「写真」文字盤で設定すると、バンドと文字盤をコーディネートできます。
▲ バンドの留め具は「マグネット式クラスプ」です。
両端を近づけると、マグネットが吸着して、ツメもパチっとハマります。
装着しやすくて、磁力とツメでしっかり固定されます。
▲ 両端のロックボタンを押すと、ツメが開放されて外せます。
▲ 実際に身につけてみます。
ユニークな外観ですが、落ち着いた色調で、おしゃれに見えます。
▲ 非常に軽く、着け心地がいいです。
Apple Watchが通知を受信してバイブレーションが作動すると、コマ同士がぶつかって「ブブブ」と虫の羽音のように鳴ります。
▲ 同じメーカーの、アラミド繊維素材のApple WatchケースやiPhoneケースともマッチします。
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まとめ
東洋の自然のイメージにインスパイアされた、デザインパターンが施された繊維素材のバンドです。
落ち着いた色調で描かれた、規則的なパターンによる美しいデザインが目を惹きます。
マグネットを併用したロック機構は装着しやすく、非常に軽くて身につけやすいです。
独創的なデザインに目が行きがちですが、しっかりとしたクオリティも備えた製品です。
「PITAKA Poetry of Things ChromaCarbon Band for Apple Watch」は、以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込各15,999円です。