先日1月24日は、1984年の初代Macintosh発表から40周年の記念日でした。
10年前の30周年のときには、Appleは公式サイトでさまざまな記念企画を公開しました。
今回も何かあるかと期待していたのですが、ティム・クックCEOらがコメントした以外は、特に動きはありませんでした。
Mac changed everything when it was introduced 40 years ago, and through the years it has done so again and again and again. Today’s Mac lineup is the best in the history of the personal computer, and it’s built on decades of revolutionary innovation. Happy birthday Mac! pic.twitter.com/px6QII8rX0
— Tim Cook (@tim_cook) January 24, 2024
Working on the original and revolutionary Mac in the computer labs at UMich inspired me to join Apple. How lucky am I to still be working on Mac every day, and incredibly grateful to be part of our Mac team. So proud of what we’ve accomplished so far. The best is yet to come!💻❤️ pic.twitter.com/Sqamci3KqZ
— Greg Joswiak (@gregjoz) January 24, 2024
しかたないので今回は、10年前に実施された30周年記念企画を振り返ることにします。
まず30周年当日の2014年1月24日に、記念コンテンツ「Thirty Years of Mac(Macの30年)」が公開されました。
日本語版が公開されたのは、3週間後の2月14日です。
「Macの30年」ページでは、年表でMacの歴史を振り返ることができました。
各年ごとに、Macを使って活動する著名人も紹介されていました。
Perfumeのステージ演出などを手がける、株式会社ライゾマティクスの真鍋大度氏も登場しています。
動画もありました。
最初に出会ったMacの機種や用途、場所を尋ねるアンケート「Your first Mac(あなたの初めてのMac)」も実施されました。
自分のはじめてのMacを、SNSに投稿する機能もありました。
Apple – Macの30年(Internet Archive)
当時のトップページでは初代Macintoshと、当時の最新型のiMacを並べて、30年の進化を表わしていました。
iMacの画面に表示されている風船のビジュアルには、かつての6色Appleマークの配色が使われています。
それから記念ムービー 「1.24.14」も2月4日(日本語版は2月19日)に公開されました。
2014年1月24日の30周年記念当日に、世界各地でApple製品が使われているシーンを集めたものです。
すべてiPhone 5sのカメラで撮影されていました。
初代Mac発売時の伝説のCM「1984」を手がけた映画監督リドリー・スコットの息子の、ジェイク・スコットが監督を務めています。
メイキング映像「Behind the Scenes」も公開されました。
Apple – Macの30年 – ビデオ “2014.1.24”(Internet Archive)
Apple Storeのウインドウディスプレイも、30周年記念仕様になりました。
写真はApple Store札幌の当時の様子です。
以上です。
10年後は節目の50周年となるので、さらに大きな企画が実施されるかもしれません。
しかし個人的には、「XX周年」などをAppleが公式で祝う必要はないと思っています。
Appleは過去を振り返って感傷に浸ったりは、あまりしない会社でした。
昔の6色のAppleマークを掘り起こしてきたりなど、「ファン」を喜ばせるようなことをし始めたのは、ジョブズ没後のことです。
過去を顧みず、さばさばと未来へ進んでいくのも、Appleらしくて私は好きです。