【レビュー】初代INFOBAR型Apple Watchケース。オリジナルとの比較も

初代INFOBAR型Apple Watchケース

auから発売されている「初代INFOBAR型Apple Watch Case」をレビューします。
2003年にauから発売された携帯電話「INFOBAR」の初代モデルをかたどった、Apple Watch用ケースです。

Apple Watchの44mmと45mmモデルに対応しています。

「INFOBAR」とは

INFOBAR(インフォバー)はauの「au design project」からリリースされていた、携帯電話のシリーズです。
2003年に初代モデルが発売され、その後に世代を重ねて、Android端末にもなりました。
プロダクトデザイナーの深澤直人が手がけた、折りたたみ式ではないストレート型のデザインが特徴です。
初代モデルはICHIMATSU(市松)、BUILDING(ビルディング)、NISHIKIGOI(錦鯉)の3色で発売され、その後ANNIN(杏仁)が追加発売され、全4色のラインナップになりました。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ 私は初代INFOBAR(写真左)の発売当時に、発売日に購入したユーザーでした。
これは4色のうち「BUILDING」です。
今回はオリジナルのINFOBARと比較しながら、Apple Watchケースを紹介します。

初代INFOBAR型Apple Watchケース

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ 2024年5月に、クラウドファンディングで先行販売され、直後に一般販売が開始されました。
パッケージのデザインも凝っています。
カラーバリエーション展開はなく、「NISHIKIGOI」の1色のみです。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ 保護を目的とした、一般的な「Apple Watchケース」とは違います。
Apple Watchからバンドを外して、本体を収納します。
INFOBARのモックアップの画面として、Apple Watchをはめ込むようなイメージです。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ Apple Watchは裏側から収納します。
説明書などは同梱されておらず、裏蓋の開け方がわからなくて戸惑いました。
パッケージの蓋の裏側に、使い方にアクセスできるQRコードがあることに、しばらく気がつきませんでした。
こういうのは開封したときに、目につく位置に載せてほしいです。
裏蓋のツメの部分を、上側にスライドさせると開けます。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ Apple Watchの44mmケースと45mmケースに対応しています。
ほかのサイズ用はありません。
Apple Watchを押し込むと、上下のゴム製フレームで固定されます。
ケースの重さは73gで、アルミニウムケースのApple Watchと合わせると112gになります。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ Apple Watchを収納したところ。
ガラケーの名作、INFOBARが蘇ったような印象です。
Apple Watchの面影はほとんど消えてしまいます。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ ここからは私が20年間大事に持っていた、本物のINFOBARと比較しながら紹介します。
大きさとフォルムはまったく同じです。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ 背面はApple Watchの充電端子・センサー用に穴が開けられています。
腕に当てれば、心拍数なども計測できます。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ 背面上部にあったカメラとフラッシュライト、スピーカー穴は再現されていません。
アンテナも伸ばすことはできません。
ガラケーならではのギミックなので、伸ばせるアンテナは再現してほしかったところです。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ 磁気充電端子を接続して充電できます。
形状や重さのために、スタンド型のApple Watch充電器は使えませんでした。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ 透明なカバー越しに、画面の操作ができます。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ ガラスとカバーが密着して、にじみのような「密着痕」が発生することがあります。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ ボタン部分の再現性は素晴らしいです。
透明なカバーで仕上げられた正方形のボタンが、隙間なく並んだ特徴的なデザインで、ツヤツヤで綺麗です。
押すことはできません。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ 充電端子のカバーはラインで描かれていますが、開きません。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ 右側面を見てみます。
ヘッドセット接続端子のラバー製キャップは、サイドボタンを押せる形状に変更されています。
Digital Crownは剥き出しになっています。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ Digital Crownは、正面からは前面のパネルに隠れて見えません。
裏側から指を当てて回せるようになっています。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ オリジナルではDigital Crownのあたりにストラップホールがありました。
Apple Watchケースでは上側にズラしてあります。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ 左側面はボタンやスイッチが、本物と見分けがつかないほどそっくりに再現されています。
押したり切り替えたりはできません。
Apple Watchの左側面にある、スリット状のスピーカー穴は埋められていて、音量は遮られます。

INFOBAR型Apple Watch Case

▲ オリジナルのINFOBARに付属していたクレードルに載せてみました。
Apple Watchの背面のでっぱりが干渉して、カチッとハマりませんが、置くことはできます。
Apple Watchを取り出した状態なら、ぴったり収まります。

まとめ

INFOBAR型Apple Watch Case

ガラケー時代を知るひとには懐かしい、INFOBARを再現したApple Watchケースです。
オリジナルとまったく同じ形状ながら、Apple Watchがちゃんと収まっていて、アイディアに驚かされます。
腕に身につけられないので、運動の継続や健康管理には使えず、ロック解除も面倒です。
Apple Watchの実用性で考えると、使い勝手はよくありません。
前に使っていた古いApple Watchを入れて、サブ機として楽しむのがおすすめです。

初代INFOBAR型Apple Watchケースは、以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込9,900円です。

LINEMO